2005年03月14日

「LOTR/王の帰還」ツッコミ会

rotk_see_tukkomikai.jpgさてさて、1月に長谷川さんちにお邪魔した時に、「王の帰還のSEEが出たら、それを見ながら突っ込む集いをしよう」ということになり、スケジュールの調整の末、この週末に粛々と執り行ったのだ。

集いの主旨としては、「あんこう鍋を喰らいながら、王の帰還のSEEは実際どーよ?と色々突っ込んでみる」ことにある。メンツは最初は長谷川さん、にの、はまげんだったのだけれど、にのとはまげんが来られなくなり、それでも長谷川さんとサシで対決!と気合いを入れていたら、夕方はまげん経由で話しを聞いたのぶから連絡があったので来てもらった。

いやぁ今何かと話題の楽天で佐渡から取り寄せたあんこうが美味くて・・・じゃなかった、普通黙ってみる映画をああでもないこうでもないと文句たれたり、ウンチク語ったりしながら見るのは実に面白い。そして実に意外だったのが、あまりこの三部作を好きではないのぶの視点とツッコミがかなり面白かったことだ。

「ミナス・ティリスがあるってことは、ミナサレ・ティリスがあるってこと?」 「は?」 「ほら、見なす・見なされる、ってあるでしょ」 「ぶはははっ」 とか、ミナス・モルグル付近の階段にて、フロドがサムに帰れと言う場面ではオレと長谷川さんが「映画のフロドは単純だよなあ」と言ったのを受けて、「ひどいねえ、ホント単純だよなあ、むかつくくらい単純だよ。ホントに『北の国から』の純くんみたいだよ」で一同爆笑&拍手。

今回のツッコミ会は新兵器「iTalk」でiPodをボイスレコーダー化、5時間近くの会話を録音したので、そのうちヒマを見てテキストに起こしたいですな。あるいは音声ファイルをそのまま上げてもいいかも。とにかくかなり面白い会になったので良かった良かった。面白かったので他の映画でやってもいいかもね。

投稿者 いづやん : 23:07 | コメント (3) | トラックバック

2005年02月06日

王の帰還SEEレビュー

lotr_rotksee_kansou.jpg「王の帰還」SEE、すでに手に入れてはいたものの、週末まで見られず。ようやく見られた。期待している人もいると思うので、書きます。ネタばれ満載ですので、見た人のみ、読み進めてくださいな。「満載」というか全編ネタばれです。

結論から言おう。全体的には良かった。良かったけれど、どうやら期待しすぎていたみたい。一番期待していた部分がガッカリだったので、その「ガッカリ」を引きずってその後のかならず泣くシーンで泣けなくなったほど。見た人ならどこがガッカリか分かってもらえると思うのだけれど。そのガッカリの有様たるや、死者の道から命からがら抜け出した後に、ウンバールの海賊船を見てヒザから崩れ落ちちゃうアラゴルンのような感じだ。

先に「ガッカリ」部分を言ってしまおう。アラゴルン側の話しのキモとして一番期待していた「王の手」の部分と、「ファラミアとエオウィンのロマンス」の部分の二つ。はあぁあ、何ですか、あの「取って付けた感」満点な映像は。

「王の手」は、何でアラゴルンがエオウィンを癒しているのか原作知らない人は分からないし、回復するの早すぎ! メリーとファラミアも癒して欲しいし、ヨーレスのばーさんはどこに行った?! つーか、「王の葉」は? 「王の手は癒しの手、そして正統な王はこうして知られる」は? これの場面が入っていれば、アラゴルンが王になるちゃんとした理由が説明できると思うのに。

「ファラミアとエオウィンのロマンス」も、薄っぺらい。ファラミア登場1分で手をつないじゃダメでしょ! これじゃエオウィンが尻の軽い女に見えてしまう。ミランダ・オットーがこの場面に関して不満がある、と言っていたのがうなずける。上記二つは、今回もあちこち増えている戦闘シーンを削れば十分時間を取れると思うんだけどなあ。本当にガッカリだ。全世界にガッカリした人は2億人くらいいるに違いない。

もしかしたら「ガッカリ」に上げている人がいるかもしれない「サルマンの最期」は一年以上前から内容を知っていたので、ショックなし。一年前にサルマンの死に方でショック、劇場版からこのシーンをカットでショック、の二重ショックを受けているので冷静に見られた。むしろサルマン様はやっぱり存在感抜群、と再確認できて良かった。

「やりすぎ」もあったな。「死者の道」がそう。劇場版でもミナス・ティリスに連れてきた時点でやりすぎだったけれど、今回はドクロの雪崩がやりすぎ。こんなシーン入れるくらいなら「王の手」とか「ファラミアとエオウィン」とか、やることあるでしょ!

アラゴルン側に対して、追加部分のほとんど全てが良かったのがフロド・サム組。「十字路にて」とか「オーク軍に紛れて」はよかった。あとちょこちょこ挿入されているフロドとサムの何気ない会話もいい。時間にしてみるとそんなに多くないけれど結構効果的で、フロドやサムの話により感情移入できるようになっていると思う。原作と違うけれど、オークの軍に紛れて絶体絶命のピンチにケンカをしているように見せかける、なんていう場面はよかった。結構ドキドキしてしまったよ。

にのも書いていたように、メリーとエオウィンの場面がかなり増えている。なんというか、エオウィン祭り、みたいな感じだ・・・。ゴスモグと戦うシーンもあったりして、えらいサービスだなあ。メリーは、エドラスでガンダルフにピピンが連れられて去っていってしまう部分で、アラゴルンと話すシーンがあるけれど、これが実に良い。友達思いのメリーの寂しさがよく出ている。ペレンノールに着く前のエオウィンとの会話も良かった。メリー派としてはうれしかった。これでセオデンの最期を看取ってく(以下略)

一つ、ちょっと意外に良かったのが、黒門の戦いの前にアラゴルンがパランティアを見る場面。死者の道に行く前、馬鍬砦の野営地で、夢でアルウェンが病に伏せっているのを見てペンダントが落ちて割れるシーンがある。ここの場面でパランティアでサウロンに挑んだアラゴルンが、同じアルウェンの姿を見せられて、現実にペンダントが割れてしまう。ほほう、ここにつながるのか、これでアラゴルンはことさらに悲壮な決意を抱いて黒門前に馬を進めることになるんだな、という感じがして良かった。

初登場の「サウロンの口」は、イヤ〜な感じが出ていて◎。王様が首はねたのには正直ビビりましたが。あれはアリなのか?(笑)

あ〜、ファラミアとメリーのやりとりもなごんだなあ。「あなたはまた違う強さをお持ちです」にちょっと感動。いいねえ。あのトゥックの阿呆息子がこんなに立派になって! ・゚・(ノД`)

・・・まだ一度見ただけなのでガッカリ部分の先行が大きいけれど、期待しすぎの部分が大きいというのもあるし、何度か見ていくうちにまた変わっていくと思う。それでもやっぱり全体はいいと思う。これで完結かと思うと寂しいねえ。

取りあえず、次のレビューを書く前に、これをやっときますか(笑)

_  ∩
( ゚∀゚)彡 グロンド!グロンド!
⊂彡

お借りしました>にの ・・・これも「二つの塔」の「聖火ランナー」と同じくらい笑ったなあ。PJの悪趣味全開だ。あ、今回PJはあっさり死んでたなあ。(笑)

恒例のイースターエッグは今回二つとも爆笑モノ。ドイツの記者ハンス・イェンセン氏によるイライジャ・ウッドのインタビューは必見ですよ(笑)

投稿者 いづやん : 02:02 | コメント (20)

2005年02月01日

王の帰還SEEゲット!!

rotk_see_uriba.jpg「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」スペシャル・エクステンデッド・エディションの発売日は2/2だけれども、きっと量販店では一日前の今日売っているに違いないと行ってみたら、案の定あった。

いや〜ホントに待ったよ〜。しばしSEEの山の前で感慨にふける。SEEの予告ムービーが流されていて、何度も見ているのについ見入ってしまう。

晴れて本当の最終章をいち早く手に入れたので、我が「旅の仲間」たちにも報告しなければと、早速メール。「王の帰還SEEゲット〜。しかし平日見る時間ない(笑)」と。

にのからは、「おいらは帰りに入手予定。明後日休みだぜヽ(´▽`)ノ」・・・むむむ。

長谷川さんからは「さっきAmazon.comから「発送しました」というメールが! ちなみに俺は『このため』に3日に休みを取ってあります(^^) 一足お先に失礼しま〜す(^^)(^^)(^^)」 えええ〜〜〜〜?(笑)

にのは仕事のローテーションだろうけど、長谷川さん、あなたはどーかしてる(笑) あああ、平日急いで帰ってきたとしても22時。そこから何もしないで見始めても午前2時過ぎ。うーん。こりゃ出勤時間遅らせて見るか? そこまでするか? するな、だって指輪に誘惑されて幾星霜、なんだもの。

さて、各自じっくり鑑賞したら、次は「SEEツッコミ鑑賞会」ですな。

投稿者 いづやん : 22:52 | コメント (3) | トラックバック

2005年01月28日

ぴあLOTR特集

pia_lotr.jpg今日発売された「ぴあ」にて、「1万人が選ぶロード・オブ・ザ・リング大アンケート」なる特集が組まれている。ファン1万人にネット上などで色んな事柄についてアンケートを取ったものの集計だ。

詳しい内容はぴあを買って読んでもらうとして、個人的にうれしかったのは、「キャラクター人気度ランキング・旅の仲間たち」の第一位がレゴラスではなかったことだ(笑)  日本中の婦女子が票を入れているかと思うと腹が立つやっぱりアラゴルンの方が好きだからなあ。もう一つ、こちらの方がうれしいかも、なのが第四位に我らが兄貴ボロミアがつけている、ということだ。よかったよ〜兄貴〜。○田○津子に「ウソつき!」呼ばわりされてからの不遇の日々を思うと泣けるよ。

さて、ぴあにはもう一つ、LOTRのイベントの告知もあった。「SEE版トリロジー連続上映オールナイト開催」という、キチガイ沙汰なイベントなのである。うわぁ・・・第一部開始が2月25日の24:00、第二部が26日午前4:00、第三部が同日8:15スタート、終了するのが昼の12:40だって・・・。合計11時間29分(!!)ホノルルマラソンだってそれだけかければゴールできそうな時間である。・・・あ〜オレですか? ええ、応募葉書、今書いてますよ。バリバリ応募する気ありですよ。本当に参加するかは当たってから考えますよ。ええ。

LOTRといえばピーター・ジャクソンだけれど、今は「キング・コング」を撮影中らしい。そのPJの次回作が決定らしい。・・・あれ? 次は「ホビットの冒険」じゃあないの? 相変わらず映画化権と配給権でもめてるのか? 早く撮らないとイアン・ホルム(ビルボ)とかイアン・マッケラン(ガンダルフ)とかポックリ逝っちゃうよ? それでもってヒューゴ・ウィービング(エルロンド)の生え際もどんどん後退するよ?(笑)

まあそれはともかく、「王の帰還SEE」の発売まであと一週間を切ったよ! 斎戒沐浴して発売を待つべし待つべし!

投稿者 いづやん : 02:10 | コメント (6) | トラックバック

2004年12月14日

王の帰還SEEが映画館で上映

rotk_see_poster.jpg来年の2月に発売される「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のスペシャル・エクステンデット・エディションDVDが、全世界でも日本だけ、映画館で上映されることになった。東京では2月26日から銀座東劇にて。くわしくは日本語版公式サイトで。

もう一つSEEがらみのお話。英語版公式サイトでは、以前ここで紹介したトレイラーより長い映像が上がっている。「SNEAK PREVIEW」から見られるけれど、もちろんネタばれ満載なので、ご注意を。

・・・いやしかし、劇場版でさえ3時間半あったのに、SEEは50分追加で4時間半弱。劇場上映は、休憩入れないととてもじゃないけれど通しで見られないのでは? そのへんどうなるのか、すごい気になる・・・。

投稿者 いづやん : 00:36 | コメント (2) | トラックバック

2004年10月24日

王の帰還SEE発売日決定

see_alagorn.jpg「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」スペシャル・エクステンデット・エディションDVD日本語版の発売日が決定していた。来年2005年の2月2日だそうで。一部で出ていた海外版とほぼ同時期の発売はやっぱりデマだったか。2月かあ。結構先だなあ。

さて、英語の公式サイトには、SEEのムービーが少し見られるようになっている。おお、あんなシーンとか!と少し期待が高まる。それにしても大分先なことよ。

投稿者 いづやん : 03:23 | コメント (1) | トラックバック

2004年09月07日

LOTR「王の帰還」DVD発売記念 極私的ランキング【第七夜】

lotr_lank_6.jpgようやく「第七夜」最終日である。ああやるんじゃなかった寝不足だ(笑) とりあえず色々吐き出したのですっきり。しばらくLOTRネタをやらずにすみそう、かも。

最終日は「ミスキャスティング」。結局、誰の責任だったのか。勝手に推論。

【ミスキャスティング】

  1. イライジャ・ウッド
  2. ショーン・アスティン
  3. リヴ・タイラー
  4. マートン・ソーカス
  5. 該当なし


このランキングはランクの下から解説していくことにしよう。

5位。「該当なし」というのは、この映画がキャスティングに関してはかなり高いレベルで原作のイメージを再現していたことへの証明になる。もちろん誰にとっても完璧、というキャスティングは存在しないが、それでも大多数の人を納得させた監督の手腕に敬意を表したい。

4位。「マートン・ソーカス」って誰?と思ったあなたは正しい。自分もさっきキャストの名前を調べてしまったくらいだから。彼はその名前と同じく劇中でも目立たない存在である。偉大な妻を持つとやりづらいなあと思う。ええと、ロリエンのガラドリエルの夫にしてガラズリムの王、ケレボルンである。ガラドリエルの夫なら、もうちょっと見目麗しい人でもよかったのでは? そして一番ダメなのは、ヒゲのそり跡が青々としていること! 初めて見たときのがっくり加減ときたら! 

3位。もう言うことはない。唯一の功績といえば、このヤンキー娘好きのハヤスにLOTRを見ようと思わせたことくらいか?(笑)

1位と2位は一緒に述べることにする。この二人に関して言えば、1位、2位という順位付けに意味はほとんどない。なぜ主役をはるこの二人がミスキャスティングなのか。一言で言ってしまえば、「なぜフロドが指輪所持者であるのかが全く伝わってこない」から。

ビジュアル、演技ともに申し分ない。イライジャ・ウッドのフロド、ショーン・アスティンのサム、二人とも素晴らしいと思う。だが、多くの人が言っているように、映画を見ただけでは三部作の最後までフロドがなぜ指輪を持っていかなければならなかったのか、誰にも説明しようがないはずだ。あるいはあえて言うならば「純朴そのもののホビットの中で、さらに純粋で指輪の誘惑に長く抗し得るから」というところか? 「フロドがあんなだったらサムが持って行けばいいんじゃないの?」と思うのも当然だ。その原因・責任は、この二人にあるのではないかと思い始めた。

イライジャ・ウッドは、FotRが封切られる前に、雑誌「PREMIERE 2002年4月号」と翌年の「2003年3月号」で、はっきりと原作「指輪物語」を「読んだことがない」と告白している。他の雑誌やメディアのインタビューでは「昔から好きだったよ」と答えているが、これは明らかにリップサービスという名のウソだろう。自分の印象をよくしようと「読んだことがある」と答えはしても、「読んだことがない」とは答えないからだ。つまり、「読んでいない」が彼にとっての真実だろう。

脚本を書いてフロド像を創り上げるのはもちろん監督と脚本家の仕事であるが、PJはキャストたちからのアウトプットを積極的に取り入れてキャラクター作りに反映させていたと様々なインタビュー、メイキングで言われている。もし、イライジャが原作のフロド像を少しでも理解していれば、今とずっと違うフロドがいたはずだ。

そして、ショーン・アスティンは、TTT SEEのオーディオコメンタリーで、ラルフ・バクシ版LOTRのアニメの話を持ち出し、「サムをあんな間抜けに演じるのは耐えられない。僕は英雄的に演じたいと思った」と述べている。サムを「英雄的」と見るのは原作既読者でも同じだが、物語の最初からではない。彼はただ主人を助けて故郷に帰るために頑張って、結果として周囲が彼を英雄として見ただけである。そしてオーディオコメンタリーを見ていて強く思ったのは、このショーン・アスティンという俳優は、かなりの能弁家でしっかりした自分の意見を持ち、思ったことをどんどん(時には人を押しのけてという印象も受けた)言うタイプだと気がついた。

イライジャとショーンの二人が演じるフロドとサムは結果どうなったか。サムは自分の意見をどんどん主張して主人に役目を果たさせようとする。時には励まし、時には叱責(!!)しながら。ファラミアに意見したり、情けない主人の尻を叩くことなんて当たり前のサム。一緒にいるフロドは、そんな「良くできた」連れの影響と、指輪の魔力をことさらに強く描こうとする脚本の意図に挟まれて、「脳みそを抜かれた」フロドになった。つまり、なぜ自分が指輪所持者なのかさっぱり分からず、指輪に蝕まれるただの生け贄の子羊のようなフロド。

もしこのような状況であってもイライジャが原作のフロド像を知っていて、指輪所持者のなんたるかを把握してさえいれば、「勇者サムワイズ」殿を元の「庭師サム」にしておけたかも知れない。もちろん、全く原作通りがいいなどと思い上がったことを言うつもりはないが、映画LOTR全体を貫くテーマが「指輪所持者とは?」という意味の部分でぼやけてしまっていることに、とても残念でならないと思うからである。もし「やはりフロドが指輪所持者でなくては!」と誰もが思えるような脚本だったら、本当に50年後も語り継がれる映画になっていたかも知れない。

正直今までのランキングでツッコんできたことのほとんどは、シャレである。このフロドとサムの立場、キャラクター像はなんとかしてほしかったということだけが本当に声を大にして言いたかったことだ。それにしても・・・フロドにいくつかの台詞を言わせるだけでもかなり印象が違うと思うのだがなあ。

もしかしたら、PJは原作に近いフロド像での撮影もしているかもしれない。FotR公開前に、三作とも公開時期を決めてしまったがために、編集の段階での推敲が時間切れで思うように出来なかったのかも知れない。何年後かに出ると噂されるSEEボックスセットで、思い直してフロドの聡明さを目の当たりにするような場面を追加して来るかも知れない。PJのフロド像とはいったいどういうものだったのか。RotK SEEで多少なりとも知ることが出来ればと願うばかりである。


【最後に】

一週間かけて言いたいことを無責任に言ってきたが、オレは原作至上主義者でもなんでもない。映画版LOTRを愛しているし、実際映画館には呆れるくらい通ったし、DVDもSEEだけあればいいだろうに、劇場版CEも持っている。ただ、他の映画については語れないが、この物語は原作ファンを長い間やっていて、多少なりとも映画、原作両方から少し突っ込んで語ることが出来るだろうと思ったので、書いてみただけである。もし、これを読んだ人が自分と違う意見でもそれは当たり前だと思う。不愉快になってしまったら平謝りするしかない。・・・でもほら、第一夜の時に、「独断と偏見と偏愛と極論に満ち満ちていることをあらかじめ肝に銘じて読んで頂きたい 」って書いておいたし、大丈夫だ、きっと(笑)

投稿者 いづやん : 03:22 | コメント (1) | トラックバック

2004年09月05日

LOTR「王の帰還」DVD発売記念 極私的ランキング【第六夜】

lotr_lank_7.jpg昨日は六本木ヒルズに初めて行って来た。もしここに入っている会社で働くことになったら間違いなく初日は遅刻するだろうなあという迷いっぷりを見せた。何しにいったかと言えば、映画「ディープ・ブルー」を見て来た。詳しい話はまた後ほど。

今夜のランキングは「オレたちも出せ!」。あの人とかこの人とかがいなかったが、いたら実際どうなんだ? いなかったからどうだったんだ? を不真面目に検証。

【オレたちも出せ!】

  1. ハルバラド以下ドゥネダインの皆さん
  2. ラメドンのアングボール以下南ゴンドールの皆さん
  3. エルロンドの双子の息子たち
  4. イムラヒル大公
  5. エルケンブランド


1位。FotR SEEで、ロリエンにてガラドリエルが、アラゴルンに王としての自覚を促している際に、「先祖を超えエレンディル以来の立派な王となるか、残された一族と共に悪の闇にのまれるか」と述べるシーンがある。「残された一族」・・・すなわち北方のドゥネダインたちであるのだが、三部作の最後まで彼らが登場することはなかった。TTT SEEでも、アラゴルンがエオウィンに現在のドゥネダインを説明して、「わずかばかりが生きている。北の王国は遙か昔に滅びた」と言っている。だが、RotK(の劇場版)を見る限り、アラゴルンは古のドゥネダインの血筋をひく最後の首長ではなく、約束された王位を放棄してぶらりと流浪してきただけのように映っている。荒野に千年以上隠されてきたヌメノールの王統が、一族を連れて都に凱旋することがないのは少し残念。まあ、さらにキャラクターが増えたら観客も混乱するのは分かっているが。

1位と2位、3位がまとめて何を示しているかと言えば、「死者の道」からペラルギアで黒の艦隊を乗っ取って、ハルロンドの船着き場でペレンノールの戦いに合流するまでの部分に一言あり、ということである。ドゥネダインの一族郎党とエルロンドの双子の息子エルラダン・エルロヒアがアラゴルンの元に来ることで、彼の王としての威厳がそこで初めて分かりやすい形で表に出る。そして黒の艦隊には南ゴンドールの軍を載せて攻めあがる。要するにだ、「死者の軍勢をペレンノール、ミナス・ティリスまで連れてくるのはやり過ぎだよ、PJ」ということだ。そりゃギムリが「こいつら便利だから黒門まで連れて行こうぜ」とかなんとか言うって(笑)

4位。RotK、ペレンノールの戦いのヒーローといえば、ローハンの皆さんである。ゴンドール軍と言えば、ファラミア大将は傷ついて動けず、執政デネソールは敵の数に恐れをなして持ち場を離れるよう指示、鎧だけは立派なゴンドールの兵士たちは、ただモルドール軍の脅威を強調するだけが役目かのようなやられっぷりである。ギャムリングの例もあるように、ここはファラミアよりも目立っても仕方ないという大人の判断で、ドル・アムロスのイムラヒル大公を登場させるべきである。そうすれば、ゴンドールがただやられるだけの国ではないと思い知らせられるではないか。それに、最終戦略会議にゴンドールの諸侯が全くいないのも腑に落ちなかったなあ。そういった意味でもイムラヒルの役目は重要である。そういえば、ミナス・ティリスの場面で一人だけ鎧に黒のマントを羽織った人物がいるのだが、これが実はイムラヒルなのだろうか。一説にはベレゴンドという意見もある。

5位。ローハンの西の谷の領主エルケンブランドである。まあ、彼がいることで、エオメルが活躍する機会がTTTで増えるかなあと。でもヘルム峡谷で頑張ったところでエルケンブランドを連れたガンダルフの救援でおいしいところを持って行かれてしまうかもだ(笑)

・・・ここまで書いて、いや書く前から分かっていたさ、これ以上キャストを増やせないなんてことは。でも書かずにはいられないよねえ。死者の軍勢があれじゃあねえ。

投稿者 いづやん : 22:04 | コメント (1) | トラックバック

2004年09月04日

LOTR「王の帰還」DVD発売記念 極私的ランキング【第五夜】

lotr_lank_5.jpg先週からおかしかった目のかゆみがひどくなって一日お休み。20年ぶりに眼科に行ったら、カワイイ看護婦さんがいてねぇ。もっと見ていたかったのだが、朝一に行ったのであっさり診療が終わってしまって残念。だが治療と一緒に目の保養もできたのでよしとするか。目は大切にしましょう。あ、結膜炎でした。・・・小学生か、オレは。

さて、この「極私的ランキング」を書き始めた8月30日からこのサイトも順調にアクセス数を右肩下がりに落としているけれど、それでも書く。ビルボとフロドの如く書ききる。今夜は「得をした人々」と「割を食った人々」の二つ。モルドールの闇に目をこらすと、役柄を分けた明暗が垣間見える・・・かも。

【得をした人々】

  1. レゴラス
  2. サム
  3. ギャムリング
  4. アラゴルン
  5. PJの子供たち


1位。今さら説明の必要もなし。今やハリウッドを代表するイケメン俳優の仲間入りを果たしたオーランド・ブルーム演じるレゴラス。何がすごいかと言えば、彼は演劇学校を卒業したばかりでこの大役を手に入れている。まさにシンデレラ・ボーイ。世界中の婦女子を映画館に走らせた功績は大きい。そして劇中でも頼れる弓の名手として、また笑っちゃうほどの体術の持ち主として旅の仲間を助ける。・・・だが一言言っておこう。映画バブルでようやく邦訳が出た『終わらざりし物語』で、トールキンは「レゴラスは九人の徒歩の者の中でおそらくもっとも勲が少なかった」と述べている。劇中の活躍も映画バブルだぞ、レゴラス君、んん? ・・・決してきゃーきゃー言われているのをひがんでいるわけではない。決して。

サムは、原作でももちろん最後には英雄になるのだが、映画ではことさらに「指輪所持者はフロドよりサムの方がいいんじゃないのか?」という至極もっともな意見が出るほどの活躍を見せる。まさに「Samwise the Brave」である。さらに三部作全ての泣き所(TTTの悪名高きオスギリアス大演説も含め)に絡むというおいしさもある。ラストも(原作通りではあるが)彼で締めくくられる。サム、いいんだけどなあ。好きなんだけどなあ、問題があるんだよなあ。問題提起は最後のランキングで。

ハマが死に、ギャムリングが活躍する。だいぶ得していると思うのはオレだけだろうか。ヘルム峡谷の決戦の前に、角笛城の一室でセオデンに鎧をつけるシーンなんて、かなりいい。良すぎてギャムリング(という名前からイメージする原作での役割)には惜しいくらいだ。最初からギャムリング役の俳優がハマをやっていればよかったのでは?(笑)

4位。我らが王アラゴルンは結構お気に入りキャラクターだ。ランキング入りこそしなかったが、ヴィゴ・モーテンセンのアラゴルンはハマっている。LOTRシリーズに出る前から色々映画に出演しているが、今いちブレイク出来なかった。それが、アクションもこなせて、ストイックなその人柄、演技への取り組み方から、LOTR後のオファーも順調に来ているらしい。TTTなんて誰が見ても主役だった。

5位は、父PJとともに三部作全てに登場している、PJの息子と娘である。FotRではビルボの誕生日パーティーで話を聞くホビットの子供。TTTでは燦光洞に避難してこれから始まる戦に不安げな表情の子供たち、RotKでは絶望的な攻撃を仕掛ける前、ミナス・ティリスの街路を馬で過ぎるファラミアたちを見送る群衆の中に紛れた子供たち。全世界に一番かわいい盛りの我が子をお届け!なPJは単なる親バカの範疇を超えてしまっている。WETAのスタッフとか、自分とか、トールキンの曾孫を出演させてみたりとか。そりゃあ史上最大のホームビデオ映画とか言われるわなあ。まぁ、可愛いからいいか。

・・・と、ここまで書いて、なんだか得をした人々へのやっかみみたいになってしまっているなぁ。


【割を喰った人々】

  1. エオメル
  2. ハマ
  3. メリー
  4. ギムリ
  5. デネソール


エオメルは、第18代ローハン国王である。・・・原作読者なら知っている事実だが、それなら原作未読者は? 知っているはずがない。TTTではアラゴルンとエドラスでの再会を誓うこともなく、ギムリとガラドリエルの美しさについて意見を戦わすことなく、ヘルム峡谷の戦いにも参加しなかった。いやできなかった。RotKでは予告で確かにあったエオウィンかセオデンを抱えて泣くシーンもなく、もちろんペレンノールでセオデンから王旗を継承するシーンもない。おいしいところは全て妹エオウィンに持っていかれてしまっている悲しさだ。個人的に一番悲しいなあと思ったのは、最終戦略会議で、旅の仲間に混じって一人「部外者」としか映らないような立場で、ちょこっとの台詞を言わされる場面である。もうちょっとなんとかしてあげてもよかったんじゃないのかなぁ、PJ。重要人物なのに、ヘタしたらギャムリングの方が目立ってしまっているくらい、割を食っている。

2位は同じくローハン組。近衛隊長のハマは、噂によるとギャムリング役の俳優をPJが気に入ってしまったために、あんなにあっさり死んでしまったということだ。なにせヘルム峡谷への移動中にワーグの襲撃を受け、最初に死んでしまう。ワーグとオークを倒し終わった後、セオデンは死者はこのまま置いていこうという。あれ〜、原作の世界を地図化した『中つ国歴史地図』にはヘルム峡谷で討ち死にしたハマの墓が載っているというのに、ヘルム峡谷での武功も、名誉ある墓も、映画のあの太っちょハマには無しである。合掌。

3位。相方大活躍の陰に隠れてしまった感のある、ローハンの騎士ホルビトラン殿メリーである。RotKの原作の様々な側面のうちの一つに、今まで一緒だったメリー&ピピンが初めて離ればなれになって、ローハンとゴンドールそれぞれの支配者の最期を目撃する、というものがある。劇中のメリーは予告に確かにあったセオデンに仕官するシーンもなければ、王の最期を看取る感涙必至の名場面もなしである。バランスをとるなら、ぜひともメリーにもスポットライトを当ててほしかったなあ。エオウィンと馬で活躍なんていいからさ。LOTR後のオファーも、ピピン役のビリー・ボイドの方が多かったらしい。メリー役のドミニク・モナハンはしばらく仕事らしい仕事もなかったというではないか・・・(T_T)

ギムリは・・・いつの間にかメリピピに代わりコミックリリーフに成り下がっていた。背が低いとお笑いしかできないのか? そんなことないだろう。実際は「ららら〜るるる〜〜♪」とつい歌ってしまうキャラのはずのレゴラスを「サムライのように演じた」しわ寄せが、ギムリにきているのだろう。相方が寡黙な必殺仕事人を決め込むなら、そりゃウッカリ八べえを演じるしかなくなる。そしてもう一つ、割を食ってしまっているなあと思うのは、ギムリ役のジョン・リス=ディヴィス。ドワーフ用のメイクをするのに塗ったラテックスと接着剤のせいで顔が腫れて人に会いたくなくなり、段々部屋に閉じこもりがちになってしまった。それで他の出演者と仲良くなる機会が減ってしまったというのだ。

5位はサルマンとどちらにしようか非常に悩んだ。ただサルマンは存在感を示したFotRとTTTのこともあるし、RotK劇場版では全カットだったシーンがSEEで復活するので、次点扱い。デネソールは、SEEでいくら映像を追加されようと一度落とされてしまった執政の威厳がそう簡単に戻ってくるとは思えない。せめて最期くらい自分で執政の杖を折り、パランティアを抱えて炎の中に横たわって欲しかった。映画はどういう角度で見ても、「ファラミア可哀相だなあ、こんな頭のオカシイ父親がいて」と思われて当然。汁を垂らしながら食事するシーンなどは、悪趣味の極みである。ローハンの支配者セオデンとはあまりにも違う扱い。ゴンドールの大公、諸侯、国民に幸あれ。

・・・もちろん全ての役に平等に光を当てるのは至難の業だが、少し変えるだけでもだいぶ違う部分がいくつもあるかと思う。ま、最後に決めるのはPJの好み、であるのだろうが。おもしろいのはこうして書いていて、対になった役柄の片方が得をして、片方が割を食っているように見えてきたことだ。

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2004年09月02日

LOTR「王の帰還」DVD発売記念 極私的ランキング【第四夜】

lotr_lank_4.jpgハリー・ポッターの第5巻が発売になっていた。・・・上下巻(しかし分売不可)で税込み4200円は少し高くない? 普通のハードカバー本二冊以上の分量だから、仕方ないと言えばそうかもしれないが。子供も買う本なのに、もう少しなんとかならかったものかねえ。

さて、そろそろ息切れである。ネタはあるんだが、腕がきついねえ。「それはどうかと思うシーン」と「ベストセット&ロケーション」の二つ。・・・ホントは一つにして早く寝ようと思ったが、書き始めると止められなかった。推敲を重ねたかった気もするが、ま、いいか☆

【それはどうかと思うシーン】

  1. ガンダルフ、デネソールをどつく(RotK ミナス・ティリス)
  2. アルウェンの鼻の穴がひくひく(TTT 裂け谷)
  3. ギムリ、執政の椅子に座る(RotK 最終戦略会議)
  4. フロド、サンマス・ナウアへ走って入る(RotK 滅びの山)
  5. 烽火(RotK 白の山脈)


第三夜でガンダルフがお気に入りキャラクターにならなかった理由は、ここにある。RotKでデネソールを杖でどついたばかりか、誰がどう見てもガンダルフがデネソールにトドメを刺したとしか思えないあの最期、目を疑ったのは全国に1000万人はいたはずである。それまでは、ずっとイメージ通りだった我らがガンダルフは、ここにきて急に白のガンダルフから、PJ印のガンダルフになったわけである(元からそうだと言えばそう。PJの映画だし)。あんな振る舞いではデネソールに「わしの後釜にすえるのは北方のレンジャーだろう!」と言われても仕方ない横暴ぶりである。ガンダルフ役のイアン・マッケランはどつくシーンをやりたがらなかったという話も伝わっているが、真相はどうだろう。SEEのオーディオコメンタリーに期待したい。

2位は、FotRでの「リヴ・タイラーのアルウェンじゃあなあ」という不安を、「リヴ・タイラーのアルウェンじゃあダメだ!」という不満に一気に昇華させた場面として記憶に残るシーンである。そもそも契約の問題で、本来出番が少ないのに使わなければいけない、それもキャスト中随一の大物ハリウッド女優(キャストの話からするとそうらしい)なのでさらに扱いに困るという難物である。おまけにこの前のシーンでノースリーブのドレスを着せてみたら、二の腕が実にエルフらしからぬ逞しさ。そこにきて、悲嘆にくれた顔をアップにしてみたら、鼻の穴がひくひくしていたのである。深窓の令嬢を演じるには、まずその鼻と腕をなんとかしてください。

最終戦略会議で、黒門前に軍を進めるという策を話し合っている場面である。ギムリに罪はない。ギムリの扱い方を間違った脚本家、監督に責任がある。監督お気に入りのボロミア以外の執政家、およびゴンドールのみなさんは、とにかく扱いがひどい。玉座ではないが、執政の椅子に執政以外を座らせるのは、執政を軽くみている証拠だ。だから執政の最期があんな火だるまでダイブなのだ。そして、ギムリといえばもう一つ、アラゴルンの戴冠式の役、なぜファラミアじゃなくてギムリなのだろうか・・・大将の晴れ舞台であるのに・・・これもどうかと思ったシーンの一つである。

4位。原作を知らない人でも「あれっ?」と思ったに違いないシーン。さっきまでサムに担がれて滅びの山を登っていたフロド。サムがゴラムと戦っているすきにサンマス・ナウアに入ろうと「駆けて」いく・・・。あれ、なんでこんなに元気なの?この人?なんだかなあ。それともSEE行きになった映像が前後にくっついて納得いく状況になるのだろうか?

5位は、好きだ、お気に入りシーンに入れてもいいくらい。結構感動するし。ただ・・・いつくるかわからない有事のために、雲の上に頂が出ているような高い山に烽火台を作るだろうか・・・(笑) ちょっと標高が高すぎるんじゃないかなあ。にのも「ローハンに就職したい。ゴンドールはあの山の上の勤務があるかもしれないからちょっと・・・」と言っていたし(笑)


【ベストセット&ロケーション】

  1. ホビット庄
  2. エドラス
  3. ミナス・ティリス
  4. アルゴナス
  5. ニュージーランドの自然そのもの


1位はなんといってもホビット庄。初めてFotRを見たときの感動といったら! うわぁ本物のホビット庄だ・・・とのっけからヤラレた。生活している雰囲気が出るように、セットを丘に作ったら、本物の木や花、草を植えて、一年かけて世話をしたという辺りからもうすごい。そこまでして初めての生活感が出るのだろう。あちこちに転がる小道具もまた一から全て作ったもので、いい味わいを出している。

2位のエドラスは、初めて予告で見たときには、まあCGかなと思った。だが調べてみると原作のイメージ通りの丘の上に、8ヶ月かけて作られた実物大のセットだというではないか。ここでもまたヤラレるのである。こんな原作の描写にぴったりな場所が存在しているのからしてあり得ない。そしてそこにでかい黄金館を作ってしまうのがまたまたあり得ない。あちこちに施された彫刻も気合い入りまくりで脱帽。

3位は、お気に入りシーンでも述べたので簡単に。でかいミニチュアが本当に精巧に出来ていて、CGのみに頼った映像では得られないリアリティを作り出している。本当に巨大感の伝わってくるセットだ。そして何より美しい。7重の層には人が住んでいる様が見て取れて、頭上から俯瞰すれば、最上層の庭が空母の甲板のようにその偉容を現す。エクセリオンの塔の中が描写されていなかったのが残念。

4位。うちの母親をして「これ、どこにあるの?」と言わしめたリアルさ。黒沢も「この本物感はすごいね」と褒めていた。足下を通るときも、引いたカメラアングルから寄っていっても石の質感がすばらしい。

5位は、これがなくちゃ始まらない。つまり中つ国全土のセットだ(笑) ニュージーランドの自然がなければもっと無味乾燥な映画になっていたのは想像に難くない。ホビット庄も、裂け谷も、ロリエンも、エドラスも、ヘルム峡谷も、ペレンノールも、モルドールですら、ニュージーランドの自然がなければ作り出せなかったかもしれない。ニュージーランドの自然の勝利だ。

投稿者 いづやん : 02:24 | コメント (7) | トラックバック

2004年09月01日

LOTR「王の帰還」DVD発売記念 極私的ランキング【第三夜】

lotr_lank_3.jpg世間ではiMac G5などが発表になったりしていて、ここでも書こうかなあと思うが、そんなの後回し。昨日うっかり寝る前にRotKのDVDをちょっと見始めたらすっかり寝るのが遅くなってしまった。今は目が真っ赤。そんなこんなで今夜も偏ったランキングをお届け。「お気に入りキャラクター」と「ベストBGM」の二つ。

【お気に入りキャラクター】

  1. セオデン
  2. ガンダルフ
  3. ボロミア
  4. ガラドリエル
  5. ピピン


まあこの辺りも前回、前々回のランキングに関係してくるので、あまり面白みがないと言えばないかもしれない。セオデンは、ああもう本当にバーナード・ヒルで良かった。ショーン・コネリーとかでなくて(出演するとも思えないが)。とある本に「台詞も覚え、衣装もつけ、セオデンのような気分になっていた。だがセットに入ると私は馬鍬砦にいるセオデンその人だった」と語ったことが書いてある。それは美術スタッフの功績を称える言葉であるのだが、あの演技は本当にセオデンその人だった。極端な話、王になったばかりの(映画版の)アラゴルンにはない威厳に溢れていた。

ガンダルフは・・・実はこの後のランキングで出てくる要因がなければ1位だったかもしれない。劇中のある瞬間までは原作の持つ雰囲気を一番体現している登場人物だと思っていたからだ(魔法の使い方云々はともかく)。うーん、あれさえなければなあ、頼むよPJ。まあそうは言ってもやっぱりガンダルフはいい。灰色の時なんて、想像通りでうれしかったなぁ。

ボロミアは、原作に比べて魅力的に描かれていた。エルロンドの会議、メリー&ピピンに剣を教える場面、指輪に誘惑されたところから、ウルク=ハイと戦い、アラゴルンを王と認めて最期を看取られるまで、実に感情移入できる人物としての監督の解釈が効いていたと言えるだろう。頼れる兄貴的存在で3位入り。

映画版LOTR中に出てくるエルフは某ヤンキー娘が演じた姫以外、実にエルフ然としていてびっくりしたものだが、中でもケイト・ブランシェット演じるガラドリエルは、なんとなく自分までギムリになったかのような気分にさせられた。劇場版だけだと「なんだかコワイ女王様」という印象で終わってしまうが、FotR SEEで、旅立ち前の贈り物のシーンや、アラゴルンに助言を与えるところなど、抑えた演技でガラドリエルに相応しい威厳を漂わせている。ちょっと笑顔がコワいんだが(笑) エルフ然というより、至福の国の二本の木の光を見たエルダールらしいと言ってしまいたいくらいだ。それに三部作通して、少ない登場時間であるのに、結構オイシイ場面を持っていっているのもさすがである。

ピピンはねえ・・・本当はメリーなのだが、RotKの活躍度合いから言ってしまうとピピンになってしまう。SEEでどれくらい追加されるか分からないが、メリーにピピンと同じくらいの活躍の場がないとくるしいなあ。原作だと圧倒的にメリー派を自認しているのになあ。仕方ないので相方に一票入れてみた(笑) いやいや、烽火の場面とかパランティアの場面とか好きだけど。


【ベストBGM】

  1. ミナス・ティリス(RotK ミナス・ティリス)
  2. 石の基盤(TTT オープニング)
  3. 望みと思い(RotK ガンダルフ、ピピンを連れてローハンを去る)
  4. カザド=ドゥムの橋(FotR モリア)
  5. イントゥ・ザ・ウエスト(RotK 挿入歌)


「ミナス・ティリス」のテーマは作曲のハワード・ショアが第一部の頃から「早く作りたかった」と言っていただけあって、素晴らしい出来。「お気に入りシーン」とかぶってしまうが、あの場面はこの音楽の与える影響もかなり大きい。

2位は、TTTが始まって、ニューラインシネマのマークが出て、霧ふり山脈の俯瞰、そしてモリアのあの場面に戻っていく時のあの曲。ガンダルフが橋から落ちると同時に男性コーラスの重厚な歌が続いて映像を盛り上げる。

実はこのシーンも「お気に入りシーン」に入れたかったのだが、すっかり忘れていた。パランティアを触ってしまったピピンはガンダルフに連れられてミナス・ティリスに行くことに。馬屋でのゆっくりな曲調から、「飛蔭よ、お前の俊足を見せろ」とガンダルフがつぶやき、まだ状況が飲み込めないピピンが「メリー? メリー!?」と叫ぶ。飛蔭が馬屋から飛び出し平原の向こうに去っていくと同時に曲が盛り上がる。 ちょっとした場面であるのに、曲が効果的に入っているので実にいい。

4位。いわゆる「旅の仲間のテーマ」が一番勇壮にかかる曲。他の曲でも場面によって調子を変えた「旅の仲間のテーマ」はいくつも入っているが、これがもっとも勇ましくて気に入っている。

5位。BGMではなくて挿入歌なのだが、全てが終わった後、それを包むような透き通った歌声が物語の余韻をさらに深めてくれる。歌詞も灰色港からの場面に沿っていて◎

一時期「シェロブの棲家」がぐるぐる頭の中でローテーションしていて、「病気かも・・・」と思ったこともあるが、あれは一体なんでだったのだろう? なんかテンパっていたのだろうか?

投稿者 いづやん : 03:04 | コメント (1) | トラックバック

2004年08月31日

LOTR「王の帰還」DVD発売記念 極私的ランキング【第二夜】

lotr_lank_2.jpg誰も読んでなさそうな気がしなくもない今日この頃。極私的ランキングの第二夜。それでもどんどん更新していきます。今夜は「ベスト戦闘シーン」と「お気に入りシーン」の二つ! 書き始めるとつい余計なことを書いてしまいがちで、気が付けば今日も読む人を選ぶかのような長文で。エオウィンいいよなー。

【ベスト戦闘シーン】

  1. エオウィン VS 魔王 (RotK ペレンノール野の戦い)
  2. ガンダルフ VS バルログ (FotR〜TTT モリア〜ジラク=ジギル山頂)
  3. ボロミア VS ウルク=ハイ (FotR アモン・ヘン)
  4. アラゴルン VS ナズグル (FotR 風見ヶ丘)
  5. ガンダルフ VS サルマン (FotR オルサンク)


1位は、なんだかんだいって名場面。トドメがあっさり過ぎるとかいう意見も聞かれるけれど、エオウィンのちょっと出来過ぎな強さと魔王の存在感が、数ある戦闘シーンの中でもお気に入りシーンに。魔王のメイスが痛そうでなお良し。

2位は、何度見てもシビレるカザド=ドゥムの橋の戦いから、あのツカミはばっちりなTTTのオープニングの落下しながらの対決、さらにジラク=ジギル山頂の決着まで、実にカッコいい。映像化が難しかったろうバルログのビジュアルが文句なしなのと、ガンダルフが一番原作に沿った戦い方をしている。本当は地底から無限階段を登るシーンも撮影の予定があったらしいのだが、予算の関係でお蔵入りに。残念。

3位は、原作ではあまりハイライトされていない戦いだが、PJがどうやらボロミア好きであるらしいので、ことさらに英雄的に、感動的に描かれている。執政家全員がこういう風に敬意を持って描かれていたならねえ・・・。ところで執政家の角笛の音を初めて聞いた時、想像とかけ離れていてびっくりしたのはオレだけだろうか?

4位。アラゴルンにはFotRに良いシーンが二つあった。風見ヶ丘のこのシーンか、アモン・ヘンでのウルク=ハイとの戦いなのだが、迷った。ただ、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンが撮影に合流してからすぐと言っていいくらいの時期に撮影されたものと考えると、こちらが素晴らしい殺陣と思えた。

5位は・・・2002年MTVムービーアワードで、「ベスト格闘シーン賞」を受賞した、栄えあるじーさん同士の決闘の場面(笑) 初めて見た時はあまりのことにたぶん口が開いてたと思う。念力?でのドツキ合い。イアン・マッケランとクリストファー・リー御大に拍手。


【お気に入りシーン】

  1. セオデンの演説(RotK ペレンノール野)
  2. エピローグ(RotK ホビット庄〜灰色港)
  3. オスギリアスの執政家(TTT SEE オスギリアス)
  4. ミナス・ティリスを駆け上がっていく場面(RotK ミナス・ティリス)
  5. ヘルム峡谷の戦い前の各シーン(TTT ヘルム峡谷)


「泣けるシーン」「笑えるシーン」「ベスト戦闘シーン」を挙げてしまうと実はなかなか選ぶのが難しかったりする。上記三つのランキングはハイライトであるからだ。それ以外だと実はどこも好きだったりするのでどれもこれも挙げたいのだが・・・。

1位のセオデンの演説はもう本当に素晴らしい。セリフが原作通りというのもあるが、バーナード・ヒルの迫真の演技、王たる者はかくあるべきかと思い知らされる。何度も劇場で見ているとここまでの前半部分は眠くなってしまいがちだが、角笛と共に到着する王の勇姿が再び画面に集中させる。

2位は言わずもがな。世論的には「エピローグ長過ぎ」なのだろうが、LOTRはそもそも「往きて還りし物語(There and Back Again)」なのである。帰るところまでやらなきゃ。なぜフロドが灰色港から旅立つのか説明不足でも、ホビット庄からラストまでのシーンは心にじんわり染み込んでくる。

3位は・・・なぜこのシーンがTTTから省かれたのか、一度PJを小一時間問いつめる必要があると感じているのは、オレだけではないはず。ゴンドールの民に向かって演説するボロミア、兄と仲睦まじいファラミア、そのファラミアの人物像をより深くする父デネソールとの確執、兄を見送る弟の場面。どれをとってもよい場面ばかりではないか。これがあるだけでファラミアのTTT劇場版での評価は大分違うと思うだが。

4位は、エドラスのセットを凌ぐ規模を感じさせ、まるでミニチュアとは思えない精緻さと存在感のミナス・ティリスの中を飛蔭に乗ったガンダルフとピピンが駆け上がっていくシーン。BGMも場面を盛り上げるのに一役買っている。話的にはまったくいらない部分なのだが、スケール感に心躍る場面である。

この他には、旅の仲間の出発あたりがいい。それもFotR SEEでの、エルロンドから祝福を受けて出発するバージョンである。エルロンドの「エルフと人間、そして全自由の民の」というセリフ、指輪所持者の最初の一歩は右か左かと言う実に現実的な迷い、丘を登り次々と姿を現す旅の仲間。これから本当の旅が始まると言う期待を煽る名場面であると思う。他にもあそことかこことか、ああ、もう。

投稿者 いづやん : 00:23 | コメント (1) | トラックバック

2004年08月30日

LOTR「王の帰還」DVD発売記念 極私的ランキング【第一夜】

lotr_lank_1.jpg 一作目、二作目に比べると随分早いが、「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のコレクターズ・エディションDVDが発売に8/4に発売された。そりゃ買ったさ。いくら「スペシャル・エクステンデッド・エディションDVD」(SEE)を買うことが決まっているとしても、買わないわけがない。だって心底ファンですもの。

・・・さて、本来ならSEEが出てから書くべきなのかもしれないが、DVD発売記念である(大分遅くなったけれど)。かねてからずっと考えていた「ロード・オブ・ザ・リング 極私的ランキング」を敢行することにしよう。あくまで「極私的」なのである。独断と偏見と偏愛と極論に満ち満ちていることをあらかじめ肝に銘じて読んで頂きたい。長いので今回は本文を別にした。下のリンクから読み進めて欲しい。なお、「ロード・オブ・ザ・リング」は「LOTR」、第一部「旅の仲間」は「FotR」、第二部「二つの塔」は「TTT」、第三部「王の帰還」は「RotK」スペシャル版DVDは「SEE」、監督のピーター・ジャクソンは「PJ」と略してある。

【泣けるシーン】

  1. サム、フロドを担ぐ(RotK 滅びの山)
  2. サム、一人旅立つフロドに追い付く(FotR パルス・ガレン)
  3. 灰色港(RotK 灰色港)
  4. セオデン、セオドレドの死を悼む(TTT エドラス)
  5. 兎肉入り香草シチュー(TTT イシリエン)

1位。説明はいらない。三部作全部で考えておそらく一番の泣き所かと。2位は、FotRの最後、フロドの乗る船に引き上げられたサムが「何があっても離れません」と涙ながらに訴える場面。素直に泣ける。実はサムが溺れかけた湖の水が、実際には凍りつくような冷たさだと知り、二度泣ける。サムの好演・根性に拍手。

3位は、お気に入りシーンとかぶるが、フロドがホビット三人に順に別れを告げるシーンに泣ける。4位はTTTなかでも随一と個人的には思っている泣きポイント。シンベルミネのアップから、セオデンの悔やみ言、ガンダルフの慰め、膝から崩れ嗚咽を漏らす王。派手さはないがよい場面。

5位で泣ける人は、原作ファンか、食いしん坊か、真のホビットである。イシリエンの森でサムがゴラムからもらったウサギでシチューを作る。原作ならここで至福のごちそうタイムがあるのだが、映画ではこのあとハラドリムとオリファント観賞に夢中になり、ファラミアたちに捕まってしまう。ここで、誰もが思った。「あのシチューは食べたのか!?」「きっとSEEでは食べるシーンが追加されるに違いない!」と。だがSEEでも追加されなかったし、ファラミアに連れていかれたヘンネス・アンヌーンでも原作のように客人としてではなく、囚人として連れられていったので食事にありつくことなかった・・・。そんなとき我々は食べることが喜びのホビットたちの身の上を思って泣けるのである。

ところで、人によってはTTTの終盤、オスギリアスでサムが「この世には命をかけて戦うに足る何かかがあるのです・・・」と長々とセリフを言うシーンで泣けると思うのだが、残念ながらオレは泣けない。むしろ主人フロドに説教しているサムに憤りすら感じる。このセリフ自体はほぼ同じものが場面は違うが原作にもある。状況的にはもっとおだやかな口調で、サムが独り言のように主人に聞かせるものだが、脚本家陣は何を思ったのか、現実の戦争問題を明らかに意識させんばかりな使い方をしてきた。それが鼻についたので泣けるどころか違和感を感じたのである。


【笑えるシーン】

  1. レゴラスじゅう狩り(RotK ペレンノール)
  2. オレを投げろ(TTT ヘルム峡谷)
  3. メリピピマグ蹴飛ばしギャムリング怒る(RotK エドラス)
  4. ピピン、オルサンクの食糧庫でリンゴを見つけ、天を仰ぐ(TTT SEE アイゼンガルド)
  5. アルウェンの抱きつきチュー(RotK ミナス・ティリス)

1位・・・え、ここは笑うところじゃないの?(笑) 一人でオリファントにするすると登り、ハラドリムをさくさく倒し、最後は三本一度につがえた矢でオリファントごとやっつけて、その鼻を滑り降りる。笑うところでしょ? 要するに「やり過ぎだよ、PJ」と言いたいのだ。過ぎたるはなんとやら。

2位は、それ単体ではまあ可笑しいと言えば可笑しいが、FotRのバルログに追われて巨大な階段を下りる際、アラゴルンがギムリを向こう側に投げようとすると「ドワーフを投げるな!」と言う。それを覚えていたら、ここでさらに笑える。ヘルム峡谷の戦いで角笛城の門の脇でのやりとり。「Toss me(投げてくれ)」とおずおずというギムリに「ほほぅ、いいんか?」という目線を送るアラゴルン。吹替え版だとちゃんと「とんがり耳のエルフには秘密だぞ!」と釘を刺すセリフまで聞ける。

3位は、RotKでエドラスに戻って来て宴会が開かれる。そこでテーブルの上でメリー・ピピンが歌って踊るシーンがあって微笑ましい。だがよく見ると、踊り始めた時にテーブルに載っているマグの一つを蹴飛ばして、そのビールをかけられたギャムリングが渋い顔で何やら文句を言っている。芸が細かい。

4位も芸が細かい笑い。水浸しのアイゼンガルドで水に浮かぶリンゴを見つけたピピンはなぜか空を見る。なぜここが笑えるかと言えばそれはFotRに同じ場面があるから。FotRでアラゴルンと合流したホビットたち。途中ピピンがアラゴルンに「二度目の昼ご飯は?」と聞くがないといわれ、不服に思っていたら丘の向こうから飛んで来たリンゴが頭にヒット。思わずどこから飛んで来たのかと空を仰いでしまう。アイゼンガルドの場面はこれを思い出して笑ってしまうのだ。

5位は・・・笑えるというか、失笑。最後にやっちまったか、という感じで。

投稿者 いづやん : 00:50 | コメント (5) | トラックバック

2004年08月07日

王の帰還DVD

rotk_ce_mine.jpg8/4の発売日一日前に店頭に並んでいたのですぐさま買ってはおいたものの、ゆっくり見る時間がとれない・・・。仕方がないので、特典映像をつまみ食いしてお茶を濁す。ちらちらっとスペシャル・エクステンデッド版に使われるであろう映像が入っている。メリーがセオデンに士官するシーンなんかもあったりしてタマラン。

DVD発売を記念して、近々「LOTR極私的なんでもランキング」やります。色んな硬軟取り混ぜたお題で勝手にランキングを作って、独断でLOTR三部作を斬りまくり。それにしても、この日本版DVDのパッケージ、ホントなんとかしてよ・・・カッコわるいよ。

投稿者 いづやん : 00:35 | コメント (0) | トラックバック

2004年07月29日

王の帰還SEE

rotksee.jpg久しぶりに指輪ネタを。「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のスペシャル・エクステンデッド・エディション(SEE)のプレビュー映像が海外のイベントで上映されたという情報が「LotR Spoiler News」さんに載っていた。ここは「旅の仲間」のころから海外の情報を掲載してくれていて本当にありがたいサイトだ。

で、リンク先の動画を見てみると・・・まだほんのちょっとだけど、えらく期待させられる。あんなシーンとか、こんなシーンとかがちらっとだけだが見られてしまうのである。ああ、最後の映像なんて・・・もう・・・。もちろんネタばれなので、控えている方は見ないよう注意されたい。・・・っていうか、ヤンキー女ども、映像でなんて言ってるか分かんねぇだろ! メリピピ役のドミニク・モナハンとビリー・ボイド人気は、向こうじゃレゴラス・アラゴルン以上なのか?

他に掲載されている情報によれば、追加映像は50分以上だとか、特典映像は20時間に及ぶなどなど。・・・20時間!?と思ったが、上記の動画でも確かに「20hours」と出ているので間違いではないようだ・・・。オーディオコメンタリーを入れないでこの時間だったら驚異である。すげぇ。

ともあれSEEが発売されるのは年明けになることは間違いないので、その前に8/4に発売になる劇場版を買ってすみからすみまで見ておきたいと思う。

投稿者 いづやん : 22:40 | コメント (2) | トラックバック

2004年06月10日

一挙上映!

theoden.jpg写真がなんでセオデンであるかは、深く考えないこと。指輪ネタですから。セオデンが好きなんですから。

まずは残念な話から。去年、一昨年とスペシャル・エクステンデット・エディションの発売は12月だったのだが、「王の帰還」のものは、欧米で12月発売、ということなので、どんなに早くても日本では年明けだろうと思われる。

年末年始のヒマな時間にじっくり見るのがここ二年間の楽しみだったのになあ。理由はすでに他のスケジュールで忙しいキャストを集めて、オーディオ・コメンタリーを収録するのに手間がかかるということらしい。

次はうれしい話。シネプレックスわかばというシネコンが6月26日(土)にオープンするのだが、オープン記念として「ロード・オブ・ザ・リング」三部作一挙上映をやるとのこと。26日から一週間ごとに「旅の仲間」「二つの塔」「王の帰還」を上映。「旅の仲間」と「二つの塔」がスペシャル版。しかも、「HDCS」という音響設備で音がかなりいいらしい。そういえば黒沢が行きたいと言っていた幕張のシネプレックスにも同じ音響が入っている。

場所はどこかなぁと思ったら、きょうけんの住んでる川越の東武東上線霞ヶ関駅から二駅先だって。

十分行ける範囲だな・・・。よい音響でもう一度観ておきたい気もするし・・・。

投稿者 いづやん : 02:11 | コメント (10) | トラックバック

2004年05月03日

GWの指輪

kawasaki_yubiwa.jpg最初の言い出しっぺは黒沢だったが、 二転三転するうちに、当の黒沢は来なくなり、代わりに長谷川夫妻と山崎夫妻が参加となった、TOHOシネマズ川崎の「王の帰還」観賞会。山崎夫妻には劇場版のDVDを貸していたが、「王の帰還」に誘うことなく完全終了間際まで来てしまったので、この機会に誘うことが出来て本当によかった。

今回一番の収穫は、きみかが最後まで寝なかった、ということで決まり(笑) そして一番の驚きは、いつも「ここがこうでね、原作は実はこうで・・・」と終わった後に、一緒に観にいった人を捕まえて話を聞かせては周囲を困らせている役を、オレではなくて長谷川さんがしていたこと(笑)

もうここまではまってくれると一緒に「王の帰還」を二度も観にいったり、原作の面白さを紹介したりした甲斐があったというもの。うっかりするとオレよりも博識になっている可能性大なので、また読み返そうかな。

さて、次は、指輪専用BBSでも作って、三部作の総括をして、長谷川さんと『男の指輪を語る会』(礼子夫人命名(笑))をしますか。

投稿者 いづやん : 00:35 | コメント (3) | トラックバック

2004年03月20日

旅の仲間再び

tabi_no_nakama_hutatabi.jpg
ええ、また行ってきました。オレ4回目、はまげん3回目の「王の帰還」。今週も水曜に休みを取った時に、何気なく電話した宙くんとの会話で急遽決まった観賞会。

やっぱりね、見た後にああだこうだ言うのが楽しいわけですよ。4回も見ていると映画本編よりもそっちの方がメインだったりするのは否定できない。・・・とは言ってみるものの、毎回同じ場面で本当に泣いていたりするけれど。嗚呼、セオデン王の勇姿が、今も脳裏に。

人の視点を聞くのはなかなか面白い。だから他人と何かの時間を共有するのが楽しいのだろうなあと思う。映画に限らず、バイクでも、旅行でも。指輪に関しては、巻き込まれてちょっと引いている人もいるかと思うけれど、付き合ってくれて本当にありがとう。今まで一緒に行ってくれたみんなは、9人の旅の仲間に匹敵する素敵さだ。

投稿者 いづやん : 23:44 | コメント (0) | トラックバック

2004年03月19日

指輪効果ですなあ

yubiwa_kouka.jpg
そういえば、一緒に見に行った時に撮った写真があったのをすっかり忘れていたので、今さら上げてみる。何事であろうと、自分の本当に好きなことを恥ずかしげもなく、多少の迷惑を顧みずにさらけ出すのは、悪いことよりも良いことの方が多いと信じる気になった来た。気が付けば会長夫妻を巻き込んでいたなんて、「旅の仲間」冥利に尽きる。こうして指輪ファンをやっていなければ、長谷川さんと突っ込んだ会話ができていなかったかもしれないと思うと、自分の酔狂も捨てたものではないなと少し感慨深い。

投稿者 いづやん : 01:39 | コメント (0) | トラックバック

2004年03月07日

祝杯!

syukuhai.jpg
一人でアカデミー賞11冠の祝杯あげるのもよいのだが、そこは我が「旅の仲間」、ひさしぶりにどーよといううれしい申し出があったので、いそいそと飲みに行くことに。「仕事の後はやっぱり緑竜館!」とかなんとかメリー&ピピンは言っていたが、こっちは「和民」だったりする。最近はお互い懐具合が厳しいので「南風」ではなくて安いところにいくのは致し方ない。

それにしても、初めてお互いが「指輪物語」ファンだと知ってから早4年以上か。あの時はまげんがうちに来て、本棚においてある文庫本に気が付かなければ、こうして色んな人と何度も見に行くこともなかったろうと思うと実に感慨深い。

独りだったらどうしてもこぢんまりと観て満足してしまったに違いないと思う。ここまで自分の中の知識も増えなかったことだろうし、こんなに指輪貧乏になっていなかったのは想像に難くない。

オレは自分の好きなものを、何が何でも人に勧められるような押しの強い人間ではない。でもたまたまオレと同じようにこの物語にはまった人を知り、陳腐な表現だけれどなんだかやたらと勇気づけられた。自分の他に面白いと思った人がすぐ近くにいるのだから、もしかしたら他の人たちも気に入るかもしれない。結果は4年前には考えられなかった位、映画も原作もたくさんの人に触れられることになった。

もうただ素直にありがとうと言いたい。はまげんに。第一部の先行に3時間も一緒に並んでくれたオランダに。一緒に観に行ってくれたみんなに。ピーター・ジャクソン監督、スタッフ、キャストに。そしてトールキンに。

投稿者 いづやん : 22:33 | コメント (0) | トラックバック

2004年03月02日

それはもううれしい

soreha_mou_uresii.jpg
7年の月日を費やした努力が報われた瞬間とは、こういうことをいうのだろう。我らが「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のアカデミー賞11部門受賞は過去最多であり、ノミネート11部門全てを受賞という、これも史上最多のおまけまでついての快挙である。

さすがのピーター・ジャクソンもこの日はちゃんとしたタキシードでキメてきたが、例えばいつものように裸足だったらさぞかし面白かったのになあと意地悪く思ったりもする。

思えば原作ファンを15年ほどやってきて、映画化の話を知ったのが四年前。最初は本当に半信半疑どころか「納得のいく映像化は絶対無理!」と悲観的だった。それが少しずつ写真やら映像が見られるようになってきて、「これはひょっとするとひょっとするかも」と期待値がじわじわと上がり始めた。

そんな時にたまたまはまげんもかなりの原作ファンだというのを知り、お互い今まで一人で原作ファンをやっていた孤独に終止符が打たれることになった。そして二人して第一部「旅の仲間」の封切りを心待ちにしたのだ。

封切られた映画の中には確かに「中つ国」は存在した。それだけで今までの不安は吹き飛んだも同然だった。

その後は劇場に5、6回足を運んだり、気乗りしない人を見に連れて行き、今まで「読んでもすぐ挫折するだろうから」と勧めさえしなかった原作本を色んな人に読ませ、集まって指輪談義に花を咲かせるなど、まさに映画効果は絶大だった。

「王の帰還」も突っ込みどころは沢山あるが、そんなのが小さいことに思えるほど、素晴らしい完結編である。辛口で知られるアメリカの主要メディアの批評を集めた映画サイト「ROTTEN TOMATOES」では、素晴らしいとする評価が「197」そうではないとするのがたった「9」だった。そうではないとする理由のほとんどが「長い」だ けだっというから内容については文句のつけようがなかったといえるだろう。

たかが映画なのだが、監督や脚本家、美術スタッフ、編集などなど、スタッフの名前までを覚えた映画は、きっとこれが最初で最後だろう。そうした名前を知っているスタッフがオスカーを手にしているのを見て、それはもう、自分のことのようにうれしかった。さあて、祝杯だあぁ〜。

投稿者 いづやん : 01:54 | コメント (0) | トラックバック

2004年02月08日

王の帰還先行上映

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さて、どこから書き出せば良いのやら・・・。

「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の先行に、はまげん、にのと一緒に行って来た。原作既読者で、映画版もよく観ている二人と一緒だったから、観賞 後の語り合いでかなり突っ込んだ意見も飛び交ったりした。そのためか、「感想を書きたい」「どうしても書いておきたい」というものが今自分の中にないの だ。もし出来ることなら、その場で交わされた会話を録音してテキストに起こしたほうが遥かに面白いものが読めたことだったろう。

それでもひねり出した初見での感想は・・・素晴らしい、泣ける、でもちょっと原作未読の人には分かりづらいか、というところか。各所にツッコミどころが あるけれど、キャストの演技がギラリと光っているので許して流せる部分がほとんど。そう、登場人物の内面を丁寧に描いているから、この「王の帰還」は素 晴らしいと言える。

映像の凄さばかりが取沙汰されているが、映像が凄いだけで館内のあちこちからすすり泣きが聞こえてくるだろうか。映像とドラマが高い次元で紡ぎ合わさ れ、長い物語の最後まで破綻なく描ききった監督・スタッフ・キャストの力量には本当に頭が下がる。基本的に原作付きの映画化には過度の期待と少なからぬ 失望が付きものだが、物語の(ほぼ)全ての部分が姿を現した今、細かい違和感など取るに足りないものになった。

原作を知っている人に取っては「そうそう、ここはこういう場面だった」「これ、思い描いていた通りだ!」と感じずにはいられず、原作を知らない人にとっ ては「本当にどこかにこういう国や人たちがいそう」と言った角度は違うが似たような既視感を覚えるのではないだろうか。

思えば三部作を一度に撮ると言う映画史上最大のギャンブルと言われたこの作品を作るにあたり、監督のピーター・ジャクソンは初日にスタッフを集めてこん なようなことを言ったという。

「僕達は実際にこの地球上で起こった歴史を撮ろうとしている。1万年、2万年前の歴史を。今立っているのはその歴史と文明の遺跡の上であり、トールキン が発見した史書を元に、その歴史を再現する。実際に起こったことだからとにかく現実的に描こう」

「リアリティ」は三部作全てを貫くキーワードだった。ファンタジーというと子供だましと同義と思われがちだ。この映画はファンタジーというカテゴリー ではあったが、とにかく「リアリティ」を追求することに腐心してきた。今地球上にある文化とは違っているが、遠い過去にそういう文化があったに違いな い、そう思わせるリアリティ。例えば何かの遺跡から出て来た遺物が、今の文化とは違っているがどこかで地続きで、血のつながりのようなものが感じられる のと同じようなことだろう。

そういった画面づくりのこだわりは自然とキャストにも影響を及ぼす。第三部の様々な人間(?)ドラマの質の高さも、監督やスタッフの苦労抜きにしては語 れないだろう。あるキャストは荒野のど真ん中に8か月かけて作られたセットを見て、「精神が非常に鼓舞されるのを感じた。素晴らしい場所だった」と語っ た。演技を見れば、それがリップサービスでないのは分かる。

第一部で挫折した人がいたなら、どうかこの第三部の為に、何時間か割いて第一部、第二部をおさらいして見に行って欲しいと心底思う。それだけの価値は絶 対にあるはずだ。

・・・あと何度かまた見に行くことになると思うが、次は実際の話をもっと突っ込んだ話が書けるだろうと思う。

投稿者 いづやん : 01:52 | コメント (0) | トラックバック

2004年01月28日

結局

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結局、今日発売の「ロード・オブ・ザ・リング/フィギュアコレクション」は買わなかった。思ったほど出来が良くなったからだ。第一号は特別定価で800円ちょっとだが、隔週で出る次号からは1790円。毎号一体の彩色済みメタルフィギュアが付くとはいえ、全部で20種類近く出るようなので、全部そろえる頃には何万も使っている計算になる。

これを4冊買えばプレステ版「王の帰還」が買えるし、何万も使うんだったら、映画の美術を全て担当している「Weta Workshop」がやっている「Side show Wata」から出ている精巧に出来たフィギュアを一体買った方がずっと価値があると判断した。同梱の本がしょぼかったというのもある。「王の帰還」が公開されるにつれ、こうした落とし穴にほぼ毎日出会うに違いなく、気を引き締めなければと思う。

アカデミー賞のノミネートが発表された。「王の帰還」は、作品、監督、脚色、メイクアップ、作曲、主題歌、美術、衣装デザイン、音響、視覚効果、編集、 の11部門だ。第一部「旅の仲間」よりも多い。俳優部門が全くないが、特定のキャラクターというより群像劇のような映画なのでこれもまあ頷ける。授賞式は2/29だそ うだ。

2/7の先行上映に行けることになった。なんだかんだいって三部作全て先行に顔を出していたりするなあ。物好きもここまで来るとリッパだと思いたい。

投稿者 いづやん : 02:42 | コメント (0) | トラックバック

2004年01月27日

ゴールデン・グローブ賞記念age!!

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さあ、「ラスト・サムライ」も見たし、気分はもう「王の帰還」一直線だ。「ラスト・サムライ」もなかなかだったが、実は本編が始まる前の予告で流れた例の悪名高きネタばれ満載の「王の帰還」予告編の方が、はるかにコーフンした。「総毛立つ」とはああいう感覚をいうのだろう。「ラスト・サムライ」のひと味足りなさ感は、この予告からも来ていると見て間違いない。

さて、今日は海の向こうでゴールデン・グローブ賞の授賞式だったのだが、「王の帰還」がなんと、『作品賞』『監督賞』『音楽賞』『オリジナル・ソング賞』を受賞! オスカー前哨戦と言われる同賞を受賞したと言うことは、かなり期待してもいいのではないだろうか。今度こそ、『作品賞のオスカー』を、彼等の 手に!それにしても、『作品賞』だけでもすごいのに、『監督賞』までとは、いやはや恐れ入った。もう自分のことのようにうれしい。あああ、早くみたいぞ。また、助演男優賞にノミネートされていた渡辺謙は、惜しくも受賞を逃したが、主演のトムよりは絶対賞に近かったはずだ。そういえば「ラスト・サムライ」を見た後に「独眼竜政宗」が見たくなった。結局渡辺謙だったのだ、見たかったのは。

写真、というか画像は「王の帰還」の海外版のポスター。問題はこれではなくて、日本独自のポスターがなんというか、ひどいのだ。↓に上げておいたが、ネタばれ予告編といい、どうして前二作は製作元が用意したポスター・予告を使って来ていたのに、ここにきて日本独自のものなど作るのか。「よ〜しパパ三部作も最後だから奮発しちゃうぞ〜」とか思っているのだろうか? どっちも出来が悪いからやめて欲しかった・・・。本当に、日本ヘラルドはプロモーションがヘタクソのようだ。前二作ももうちょっと考えてやれば、もっと興行成績は上がっていたはずなのに。スペシャル・エクステンデッド・エディションの上映も、リール交換時の音飛びの頻発、おかしな色調などなど、結構ひどいことになっているらしい。それもヘラルドのお膝元「東劇」でだ。行かなくて良かったのかもしれない。

まあなんにせよ、先行上映まであと2週間、うっかり死ぬことないよう細心の注意を払って生き抜きたい(笑)

投稿者 いづやん : 02:30 | コメント (0) | トラックバック

日本オリジナルポスター

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↑で述べている日本オリジナルの「王の帰還」ポスター。一つ前の「王の帰還」日本版ポスターもそうだったけれど、どうしてこのホモホモしいフロドのカットを使うかなあ。

投稿者 いづやん : 02:29 | コメント (0) | トラックバック

2004年01月22日

買っちゃったよ

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今月は金欠(と最近ずっと言っている気がするが)なので、次の給料日までガマンしていたのだが・・・買ってしまった。「終わらざりし物語」の上巻を。本屋に行くたびに手に取って立ち読みをするのだが、気が付くとあっという間に15分くらい経ってしまっている。このままでは立ち読みだけで読破してしまう可能性が日に日に高まって来ているので、思い切って買ってしまった。いやー、宝箱だ。「ホビットの冒険」「シルマリルの物語」「指輪物語」にある程度精通しているものにとっては、だが。知的好奇心を刺激される、と言ったら分かってもらえるだろうか。あっと言う間に読み終えてしまった。

指輪ネタは続く。あのTV CMなどでたまに見かける「週刊○○○」を出しているデアゴスティーニから、とうとうというか、やっとというか、出るのだ。「ロード・オブ・ザ・リング/シネマ・フィギュア・コレクション」が! 確か去年は一部店舗で試験的にメタルフィギュア付きのこうした本を出 していた時期があったが、あまり人気がなくて発売はなしになっていたのかと思っていた。今回は週刊ではなく、隔週刊だそうだ。第一回は1/27。白のガ ンダルフが付いてくる。これがね、最初から塗装ずみでディテールも本当に細かい。これなら集めてもいいかなと思わせるに十分な出来だ。

さらに指輪ネタ。「二つの塔」のスペシャル版DVDの追加部分の字幕がまたひどかったので、「王の帰還」の字幕も戦々兢々として見なければいけないのかと半ばあきらめまじりに思っていたが、去年もヘラルドに招かれた字幕批判サイトの代表三名が、今年も同じように試写に招かれていたそうだ。それによると、「旅の仲間もこのクオリティの字幕で見たかった」と思うくらい出来がよかったらしい。噂では、製作元のニューラインシネマからびっしりと脚注の入った脚本がヘラルドに送られて来たとか色々聞くが、取り敢えずこれで一安心だ。

それと、今日は軒並み映画雑誌の発売日だったが、「PREMIERE」誌での「王の帰還」のレビューが、レビュアー全員満点の星四つだった。おおう、これは本当に期待しても良いということですか! スペシャルエクステンデッド版の劇場公開を見にいく予定だったけれど、それも都合でなしになってしまった今、ちかいうちに「旅の仲間」「二つの塔」のマラソン上映会をやりたいなあと思ってたりする。そうして、2/14の「王の帰還」公 開にぞろぞろと色んな人といくことが出来れば実に楽しいのだけれど。マラソン上映会、「うちでやってもいい!!」とか言う人、いないですか?

投稿者 いづやん : 02:08 | コメント (0) | トラックバック

2003年12月19日

指令来日

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高田さんがやって来た。「二つの塔」スペシャル版に夢中。

投稿者 いづやん : 02:21 | コメント (0) | トラックバック

2003年12月18日

またですよ

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楽しんではいる。ずっと楽しみにしていたものだし、次回作もすぐそこだ。でも・・・またか、またなのか。

「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」スペ シャル・エクステンデッド・エディションDVDの、追加映像部分の字幕がまたひどい。劇場公開部分の字幕は、第一部のあまりにも常軌を逸した誤訳だらけの字幕に、方々から非難が上がり、結果として多くのチェックを経なければならなくなり、良いものになった。もうヘラルドは分かっているだろうと、誰もが 思った。

だが、現実はこれだ。一企業として、消費者のクレームをしっかり理解して、相応の修正をしていけなくて、どうして良い商売ができるだろう。なん だか、もう怒るのもくたびれた。海外では今日から「王の帰還」が公開されはじめる。正直、不安だ。前二作は色んな人に声をかけて見に行ったが、今回また 字幕がおかしいなら、恐くて人に見せることを勧められない。不良品に金を払わせているような気分になるからだ。一人で行くか。

投稿者 いづやん : 02:17 | コメント (0) | トラックバック

2003年12月12日

指輪ビンボー

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引き続き指輪ネタ。11月の終わり頃には「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」のサントラが店頭に出回っていたが、お利口さんなオレは、限定版の出ることを知っているので、じっとガマンの子、だった。12月も9日になってようやく「王の帰還」限定版(それも輸入版)発売されたので、すかさずゲット! まだあんまり聞き込んでいないけれど、3曲目の「Minas Tirith」がなかなか。限定版にはこの映画の曲を担当している作曲家ハワード・ショアの、製作過程などを収録したDVDも付いていたりする。

さて、指環関連と言えばもう一つ。「指輪物語」、「シルマリルの物語」、「ホビットの冒険」などの間を埋める話に満ちあふれた「Unfinished Tales(通称UT)」の日本語訳、「終わらざりし物語」が、河出書房新社から12月下旬に上下巻で発売! 待ってましたよ〜。「シルマリルの物語」 はとても面白かったんだけれど、話の一つ一つはさらっと触れられている程度のディテールで描かれているので、もっと詳しい部分が知りたかった。このUT は、第一紀から第三紀までの物語について、トールキンが遺した手記などを元に、三男のクリストファーが編集、執筆したもの。第一紀の英雄トゥオルやトゥ ーリンの物語、ヌメノールの歴史、ヌメノールの初代王エルロスについて、ガラドリエルとケレボルンの物語、イシルドゥアの詳細な最期の物語、ゴンドール の執政キリオンとローハンの初代の王エオルの交流と歴史、「ホビットの冒険」の裏話、黒の乗り手の指輪追跡の詳細、イスタリについて、パランティアにつ いてなどなど、シルマリルと指輪の追補編が好きな人にはたまらない内容らしい。もちろん映画版の製作に当たっては監督ほか脚本家もかなり目を通したよう なので、これを読むことでまた違った見方ができるかもしれない。ああ、いい時代になったものだ。これで後は凄まじい量の「History of Middle-Earth(通称HoMe)だけだな。きっと無理だろうけど。

さらにうれしいニュース。「指環物語」のハードカバー以上の本には、「追補編」なる一冊があるのだが、その「追補編」の文庫版が、これまた12月に出る と、評論社のサイトに載っていた。あの旧版についている読者泣かせの極小文字の追補編ではなく、普通のサイズで読めるのが何よりうれしい。そして、旧版 のものは、「追補編」全体の2/3ほどしか載っていなかった。全ての部分が読みたければ、ハードカバーを手に入れるしかなかったのである。今回の文庫版 を手にして初めて読む部分もあるというのが楽しみなのだ。

ああ、しかし、金がいくらあっても足りねーや。

投稿者 いづやん : 02:13 | コメント (0) | トラックバック

2003年12月11日

二つの塔スペシャル版

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本当は12月に入ってすぐに出ていたのだが、この前の週末にようやく全編を通しで見ることが出来た。「二つの塔」スペシャル・エクステンデッド・エディションだ。43分もの劇場未公開映像が本編に追加されて、実に3時間40分余りの長編になった。本編は2枚のディスクに、特典映像も2枚(しかも特典だけで6時間以上!)。

いやー、前作のスペシャル版に続き、てんこ盛り。本編は時間が長くなっただけでなく、通常の「元の音声」、「日本語吹替え」の他に、オーディオコメンタリーと言ってスタッフやキャストが本編を見ながら裏話を語り合う副音声まで入っている。しかも4バージョンも。「監督・脚本」チーム、「デザイン」チーム、「製作・編集」チーム、そして「キャスト」だ。つまり、本編だけでも音声の違いで6 回も楽しめてしまうわけだ。

さて・・・肝心の本編の追加部分だけれど・・・実にいい。もっと言えば、劇場公開時にどうしても不要としか思えなかった部分をカットして、このDVD用に取っておいたいくつかの部分を足せば、バランス的に第一部に匹敵する出来になったはずと、思わずにはいられない。帰って来たボロミア兄貴の勇姿に涙。そして一番残念な性格改変が施されたファラミアが最後に見せる、原作を彷佛とさせる器量にまた涙。他にも物語に深みを与えるシーンが追加されていて、「二つの塔」の完成度を高めている。ただ、「二つの塔」そのものが三つの話を同時進行させているので、個々の話の印象が薄く感じることがある。そのせいもあって追加映像部分がなんとなく浮いて見える瞬間があった。

ま、そうは言っても、本当によく出来ていて、しばらくこのパッケージだけで満足できそうだ。さて、これから特典映像の製作現場部分でも見ようかな〜。

投稿者 いづやん : 02:10 | コメント (0) | トラックバック

2003年10月31日

ひさびさに

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ひさびさに「指輪物語」情報など。情報サイト各所で「王の帰還」のネタばれ画像が出ている。うっかり見てしまったら、かなり重要の高いものばかりだっ た。あんなのとか、こんな台詞とか、期待も高まるけれど、見てしまった後悔の念も押し寄せる。基本的にネタばれOKな自分だったのだが、あと何か月かで 終わると思うと少しでも映画を最初に見たときの感動をまた感じたいと思い、無意識にネタばれを避けようとしているのだろうか。

その「王の帰還」、上映時 間がなんと3時間半になるという話があって、しかもかなり信憑性が高い。3時間半だとホントに気をつけて行かないと、途中で絶対トイレに一度は立つはめ になる。映画の途中で休憩があってもいいくらいだ。

「二つの塔」の通常版DVDを買ったはいいが、色々やることがあって通してまとも見たことが一度もな い。どうも劇場版に関して言えば、「二つの塔」は明らかに「旅の仲間」に劣ると思う。スペシャル・エクステンデット版の出来に期待したい。

投稿者 いづやん : 02:44 | コメント (0) | トラックバック

2003年09月07日

フィギュアが・・・

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今日川口駅前の結構大きいおもちゃ屋「アンドウトーイ」に寄ってみたら、当時から売れ残っているのか再販したのか、中学生時代に作ったことのある「エルガイム」のプラモがいくつかあった。ウキーッと狂喜していると、その横にはなんと「ザブングル」も・・・。はまげん、ぜひとも川口に来るべきだ。

しかし、今日出くわした目玉はそれではなかった。プラモをひとしきり眺め終えて、二階フロアの別区画に移動したとき、テーブルが置かれた一角で赤いスタッフTシャツを着たお兄さんが、筆で何やら小さいモノを一心に塗っている。その目の前には「ロード・オブ・ザ・リング」のウルク=ハイやら、ローハンの騎士やらのメタルフィギュアが綺麗に彩色されて並べられていたのだ。「おおう、これってローハンの騎士たちでは・・・。ってことはこれは指輪の・・・」とややコーフンしつつぶつぶつ言ってたら、「ええ、その通りです。これはうちの会社で出してるロード・オブ・ザ・リングのゲームのフィギュアなんですよ〜」とお兄さんが教えてくれた。そのフィギュアを使ったバトルゲームの話しはネットでちょっとは知っていたが、実物を見るのは初めてだった。まさかこんな家のそばでお目にかかれるとは。

それにしても小さいのによく出来ている。中学の頃テーブルトークRPGをやっていた頃に、海外のメタルフィギュアの出来に感心しつつも懐具合の寂しい中学生に集められるはずもなく、指をくわえていたのを思い出した。7000円くらいの「ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間ボックスセット」には、ハイエルフ・ウォリアーが16体(うち8体が弓装備、8体が両手持ち武器装備)、マン・オブ・ゴンドール(剣と盾装備)8体がセットされてくる。 一方、邪悪なる勢力のミニチュアでは、モリアゴブリン・ウォリアーが24体(うち8体が弓装備、8体が槍装備、8体が剣と盾装備)セットされてくる。 ただし、これらのボックスセットのフィギュアは全てプラスチックらしい。それとジオラマやらゲームをする上でのルールブックなどなど。他にも「二つの塔」のボックスセットがあったりするのだが、主役級のキャラは別にブリスターパックを買う必要がある。ただし、これら主役級はメタルフィギュアだったりするからこっちも集めたくなる。

コーフンのあまり色々とお兄さんに質問していると、「ここだけの話しですけど」と声を潜めて言うには「この店はあまり品揃えがよくないんですよ。新宿のイエローサブマリンってホビーショップならここの何倍もありますよ」と教えてくれた。どうやらお兄さんはメーカーの人で、あちこち自社製品が置いてあるところを回っているみたいだった。なるほど。「それはそうと、今色を塗ってるのはガンダルフなんですよ」と、帽子と杖だけが塗られているガンダルフ(しかも"灰色の")を見せてくれた。メーカーの名前は「ゲームズワークショップ」。むむぅ、集めてしまいそうだな・・・オレにとっては、チョコエッグなんかよりずっと危険なアイテムだ・・・。

投稿者 いづやん : 23:07 | コメント (0) | トラックバック

2003年09月05日

あと一ヶ月

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今日本屋で何気なくDVD関係の雑誌を見ていたら、劇場版の「二つの塔」DVD発売まであと一ヶ月もないことに気が付く。おおお、結構早いなー。スペシャル版DVDは12月3日でまだ先という感は否めないけれど、通常版と言えど来月となるとなんというか、自分の中でも盛り上がってくるってものだ。「王の帰還」の正式予告も9月に出るとかいうことだし。・・・死ねない。「王の帰還」公開の来年2月まではどんなことがあっても死ねない。

投稿者 いづやん : 02:01 | コメント (0) | トラックバック

2003年06月28日

発見!

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今日電車に乗っていたら、目の前に座っていた男の人が「指輪物語 旅の仲間上1」を読んでいた。半分くらい進んだ感じからすると、今ビルボの誕生パーティの真っ最中か。……最後まで読めるかな、この人。人が読んでいるのを見るといつも勝手に励ましてしまう、そんなオレはやっぱり指輪ヲタ(笑)

そう言えば、テレビのCMの情報を集めた雑誌に松浦亜弥のページがあって、そこで「二つの塔をみた。すごくオモシロかった。ガンダルフが好きです」って言っているのを発見。あやや、シブい趣味だが間違ってないぞ。その歳でガンダルフの良さが分かるなんて、末恐ろしいくらいだ。……ああ、「王の帰還」まで半年以上もあるよ。待てない。

と思っていたら、英語の公式サイトに「王の帰還」の最初のポスターがアップされていた。王と、ナルシル改めアンドゥリル。……フロドはどうした? また馳夫さんが主役なのか? ブツブツ。でもポスターは欲すぃ。

投稿者 いづやん : 01:40 | コメント (0) | トラックバック

2003年05月23日

見たのに・・・

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仕事場の女の子が、去年「ロード・オブ・ザ・リング」の第一部を映画館で見て、結構面白かったと言ってたので、第二部が始まってから数ヶ月、ずっと見に行け見に行けと呪文のように繰り返して、それでも行かなかったからとうとう今週末でほとんどの映画館で上映が終了するところまで来てしまった。

・・・で、昨日レディースディ(なんで女だけなんだ!)でようやく見に行って来たらしいので、感想を聞いてみたら、「二時間過ぎくらいでとうとうトイレをガマンできなくなって・・・(笑)」と言われてしまった・・・(T_T) おまけに第一部をすっかり忘れてしまっていたので、話しがよくわからなかったらしい。とほほ。午後は仕事がヒマだったからA4の紙二枚に人物相関図とか地図とか書きまくって解説させていただきました。結構理解できたようで良かったです・・・・が・・・あれだけ復習してからいけと言ったのに・・・(;_;)

投稿者 いづやん : 01:46 | コメント (0) | トラックバック

2003年04月22日

We're Fellowship of the Ring!!

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・・・と、いうわけで土曜にまた見てきました「二つの塔」。あはっは〜。オレが5回目、はまげん4回目。ああ、もう何とでも言うがいいさ。オレたちゃ第一部の副題のごとく、"Fellowship of the Ring"、すなわち「指輪の仲間」なのさ。それにしても、中学から今まで他の本は捨てたり売ったりしてきたなか、15年間これだけはと、手放せなかった本が「指輪物語」だった。でも、一番好きな物語であるにも関わらず、人に勧めたことは映画が始まるまでただの一度もなかった。それだけ長くて、難解なお話であったし、面白さが分かるまでに読む者にそれなりの忍耐を求めるものだからと、はなから人に分かってもらうのをあきらめていたのは確かだった。

それが一昨年ふとしたきっかけではまげんが大学時代にかなりハマっていたのを知り、とてもうれしかった。それはきっとパルス・ガレンで一人旅立とうとするフロドが、サムという連れを得たような気分といったらいいだろうか? それからは周知の通り、周りのあきれた視線も顧みず、何人もの人に原作を薦め、週末とあれば映画に誘い、気が付けば3年前までは考えられないくらいたくさんの人が、その物語をなんらかの形で知ることになった。

第三部「王の帰還」は日本では来年の3月。DVDが出るのを考慮に入れても、オレみたいなマニアが騒ぐのは後1年半くらい?の間なので、普通の人はどうかそれまではガマンして話しに付き合うとか、うまく話しをそらすとかしてほしい(笑)

投稿者 いづやん : 00:36 | コメント (0) | トラックバック

2003年03月22日

伝道師

昨日の晩にはにいさんから電話があった。今公開中の「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」のチケットが手に入りそうなんやけど、一作目を見てなくて大丈夫か? ということだった。「指輪物語専門家のいづやんに聞いておこ思って」とおっしゃるので、きっぱりと「まあ、マニアですから」と胸を張っておいた(笑)

 「(OYHの)ひとしくんに勧められて原作も6巻全部持ってんねん。でも最初の50ページくらいで挫折した」・・・6巻で全部ってコトは、愛すべき旧版ですね! スゴイじゃないですか! とコーフンしたけど、挫折してるんじゃあねぇ。奥さんに突然電話を代わられて、それでもなお「三本で一つの映画という作品で、二部も前作のおさらいなしで突然話しが始まるから、一作目を見ないで行くのは絶対にナシですよ〜」とまくしたてた。

「今からレンタル屋に走って第一部を借りてきてください!」とはにいさんに説明し、『出来れば吹き替え版、それも出来ればスペシャル・エクステンデット・エディションのヤツを見て、「二つの塔」も最初は吹き替えの方が分かりやすいですよ!』と正しい(?)鑑賞法を伝授しようと思ったけど、はにいさんの言いたいことを聞いているうち、こちらの伝えたいことを伝える前に電話が終わってしまった(笑)

 果たしてちゃんと見に行ったのかしら? 今回の布教は失敗か?

投稿者 いづやん : 03:32 | コメント (0) | トラックバック

2003年03月04日

頭から煙が(笑)

沖縄のたかださんに「第一部は分かりづらかったかも知れませんが、第二部は面白いから、ホントに面白いから、見てください!」と電話営業をし、こんこんと原作世界の魅力について説いたのは先週。そうしたら、なんと吹き替え版の「二つの塔」を見てきてくれて、それだけでも感涙モノなのに、「良かったよー、書いても書ききらんと思ったし、書くのがもどかしいので電話しようと思ったんだけど長くなりそうだからやっぱりメールで。」というメールをいただきまた感涙。

鉄は熱いうちに打て!!と言うではありませんか。・・・オレから電話させていただきました(笑) そして映画の感想を語り合うこと1時間(やっぱり長くなってしまって。遅くまでありがとうございました)。ステキな時間でしたなあ。

スケールの大きな情景、セット、戦闘シーンもさることながら、たかださんが一番心を奪われたのが、各登場人物達の心の機微、だそうで、それはもう、ストーリーから見た映画が面白かったと言う証拠ではないかと。「アイゼンガルドから拡がった炎がバックランドやホビット村を焼き尽くす。逃げてはダメなんだ」(うろ覚え)というメリーの言葉や、サムのラストのセリフにジーンとなり、ガンダルフの復活に驚き、アラゴルン・レゴラス・ギムリの深まる絆に胸を熱くしたと、語ってくれましたよ。うれしいじゃないですか! 次は原作ですね。・・・それにしても、こんなに語った後はさらにビールがうまい。あ、また自分の感想、書けなかったわ・・・(笑)

投稿者 いづやん : 02:21 | コメント (0) | トラックバック

2003年03月03日

ふ〜〜〜〜〜む(木の髭調)

今日は「LOTR/二つの塔」吹き替え版観賞会 in 新宿だった。字幕の誤訳が無くなったとはいえ、情報量がかなり多いので、やはり吹き替え版はなかなかによかった。残念なのは、ゴラムの声は生の声(アンディ・サーキスが担当)の方が断然よかった。あとは、登場人物が何か絶叫するような、そういうシーンの場合はおしなべて元の俳優の声の方が迫力があって良い。・・・まあ、そうは言っても、吹き替えは、やはり映画を深く理解する上で必要かなと。字幕で端折られているセリフも確認できた。

宙くんときょうけんも面白かったと言ってたので、オレ的には結構満足。一番の白眉はきょうけんが「やっぱり第三部の『王の帰還』も読もうかな」と言っていたことだろうか。きょうけんからもらった文庫版第二部までの新版。王の帰還はオレが買って貸すから、読んでください。ホント、第三部の前半は盛り上がるんだから! 

・・・さて、字幕二回、吹き替え一回見て、そろそろちゃんとした感想を書きたいと思うんだけど、今日も例によって観賞後の飲みで酔っぱらっててダメ!(笑) 後日改めて。・・・一つ言えることは、今回は第一部より辛口です。原作愛好者にとってはツッコミ所満載。

投稿者 いづやん : 00:20 | コメント (0) | トラックバック

2003年02月20日

むむぅ

先週末「二つの塔」を見たけど、全然見足りない。品川プリンスホテルのシネコンだったらチケットをネットで押さえられるんだけど・・・。あまり大きい劇場ではないけどゆっくり見られそう。誰か行かないかなー。土日どちらでも。いや・・有楽町の大きいスクリーンも捨てがたい。どっちにしろ金ないけど。あ、前売り券持ってたわ。

投稿者 いづやん : 01:13 | コメント (0) | トラックバック

2003年02月17日

見た、笑った、ビビった、泣いた!

さて・・・どこから書き始めたものだろうか。昨日、第二部「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」の先行ロードショーを見てきた。今年も去年のオランダに引き続き、はまげんやみさきちが一緒に見てくれて実に楽しかった。まあ、まだ映画を見て無くて、ここをのぞくことのある酔狂な人もいるのでネタバレは避けたいと思うのだけど、まずは一言。

「今回は前回なんか目じゃないくらい、スゲエ!」

と間違いなく言える。今作は字幕問題も事前に配給会社の努力で回避され、物語世界に十分入り込める配慮がなされている。第一部「旅の仲間」のあらすじなんか一切無し、いきなり続きからおっぱじめる潔さが、やはり「ロード・オブ・ザ・リング」は一本の長い映画を単に三回に分けて世に出しているんだ、と思わせられてうれしくなる。

・・・あのオープニングの度肝を抜く演出、原作では「ローハンでの戦い」と「フロド一行のモルドールへの旅」は全く別の側として語られていたけど、映画ではそれぞれの物語が入り組んで、展開のスリリングさをあおる。まあ、原作を知らないとめまぐるしく変わる場面に話しの展開を見失いそうになる危険はあるけども。

原作では歴史物のような淡々とした人物描写がほとんどだったが、映画では監督が「登場人物それぞれに心の旅をさせたかった」と言っているように、キャラクターの人物像がとても深く掘り下げられていて、第一部では希薄だった人間ドラマとして十分に楽しめるそして、どの場面からも、現実として描こう、リアリティを追求しようというこだわりが見えて、それだけで感動させられる。ローハンの首都エドラスの王宮メドゥセルドなんて、あれがCGではないなんて・・・○ョージ・○ーカスに見習わせたい。

戦闘シーンも、心拍数がどうしようもなく上がってしまう迫力があり、しかし単に悪を倒す戦争は誉れ高いものだとは言えない側面を、人手不足から老人、子供までも鎧や剣を渡され城の防備に当てられるシーンなどが訴えかける。このシーンはかなり悲壮感が漂ってリアルである。

あっという間の三時間なのは確かだけれども、これだけ話しが広がって、かつ原作の二部で終わるはずの場面まで映画が到達していないことを考えると、「第三部『王の帰還』はこれで本当にあと三時間で終わらせられるのか?!」という不安が頭をもたげる。映像のクオリティはもう安心して、いや期待しすぎても大丈夫だ。けれど、時間が、最後まで描ききる時間があるのだろうか・・・・??

ともかく、まだまだ自分の中では未消化の部分もあるのでちゃんとした感想を書くには何度も映画館に足を運ばないと無理だけども、これだけは言える。「今回の敢闘賞はギムリだ」と。「俺を投げてくれ」と「内緒だぞ」は必見(笑) 第一部のモリアのシーンをよく見てから劇場に足を運びましょう(笑)

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2003年02月15日

来たぁ!

        キタ(゜∀゜)!!

     キタ━(゜∀゜)━!!

    キタ━━(゜∀゜)━━!!

  キタ━━━(゜∀゜)━━━!!

キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!

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何時間後?

ああああ〜〜〜〜っ。「二つの塔」先行ロードショーまで、後何時間?! 明日なんか起きたら他のことが手に付かないな、きっと。 そんな今のBGMは「二つの塔 サウンドトラック(輸入盤)」・・・ビョーキだな、オレ。

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2003年02月11日

エレンディーッル!

なんと、銀座数寄屋橋交差点のソニービルに、PS2版「二つの塔」の体験コーナーがあるそうな! こ、これは明後日の仕事の休み時間にでも行って来なきゃ!

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2003年02月09日

おすぎが!

昨日のテレビ朝日「スマステ2」で、おすぎが「二つの塔」を大絶賛したとか。テレビは見逃したけど、HPがあってそこの「スマムービー」のコーナーで、「5万円払ってもいい!」とのコメントが。そ、そんなにいいのか! と思ってしまった。過去の記事を見ると、マイノリティ・リポートが3000円、ハリポタの2作目は2500円と至ってフツーなのに、この金額。一作目よりは遙かに良い、というのはだけは確かなようで。

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2003年02月05日

ひき続き公式本とか

この「ロード・オブ・ザ・リング 公式メイキングブック」は読めば読むほどに、この映画に関わった人たちの気持ちが伝わってきて、自然と顔がほころんでしまう。モノを作るときのこだわり(行き過ぎて強迫観念という場合もあるけども)というか愛情を、どの部門の人からも感じることが出来る。

そういう話ししか載せてないんだと言われてしまえばそれまでかも知れない。表向きだけの話しなのかも知れない。けど、出来上がった映画が、そうでないことをちゃんと見ている人には伝えている。

全てのモノに共通している精神、それは「全てはリアルに」だ。ファンタジー物と聞いて、なんだか綺麗でふわふわしてたり、余計な飾りがついてたりするような衣装や小道具大道具を想像するかも知れない。でもこれはファンタジー物ではない。監督のピーター・ジャクソンは「今の人類が歴史を書き記す前に現実にあったことを映画に撮っているんだ」と言っている。つまり、幻想ではなく、現実の歴史物を撮っているのだと。

現代の話しだったら、その辺に売っている物を買ってきて、セットに置けばいい。ちょっと前だったら、博物館に借りるなり出来るだろう。でも何千年前の、それでいて実際の歴史として作る場合は? 全部一から作るのである。コップ一個、イス一脚、その他画面に映る(時には全く映らない)ものはなんでも、である。しかも、いい加減にではなく、その国や種族の文化の様式を考えて。武器なんて、カッコよさ、ではなく、ちゃんと「相手の腹にぶち込む」ためにはどう作られていないといけないかを最初に考えたそうである。だから、主人公達の武器や身に帯びる物はあんなに質実剛健で、かつ本当に相手を倒せそうなものなのだと感心する。実際、何百という剣がほぼ本物として作られているので、15ヶ月の撮影中に壊れたのは、20も無かったそうである。

そうやってスタッフ全員が、何千年前の「歴史」を「現実」として描き出そうとしている。そういう気概がこの本から伝わってくる。そういうスタッフの仕事を目の当たりにしたキャスト達も、自然と演技にのめり込んでいく。「タイタニック」で船長役だったバーナード・ヒルは、今回第二部「二つの塔」でローハンのセオデン王役だけども、小高い丘の上に建てられた王の宮殿を見たとき、「息をのむような絶景が広がっていて、我々全員の精神が鼓舞されるようなスピリチュアルなものがあった」と絶賛したとか。

建物や場所も、極力CGに頼らず、セットを作れるところは作る、ダメなら一センチまで寄っても細部がよく分かるミニチュアを作る。スターウォーズなんて、今はどれくらいのCGが画面を覆っているのだろう? やはり実際に形のある物を撮影した方が説得力が違う。映画を見たときに漂う現実感の違いを感じる。

エルフだ、魔法使いだ、と聞いて拒絶反応を起こして見ないのは、損だと思うのはオレだけだろうか? それは、ゲームとか安っぽいライトファンタジー小説の乱発という弊害から「ファンタジー物=子供の物」という図式が今の日本では出来上がってしまっているからなんだろうなあと、思った。この映画では、魔法使いといえども、簡単に魔法を使ったりしない。監督が「指から稲妻出てるような陳腐な表現は絶対にしたくない!」と言っているのを読んで、この人が監督で本当によかったと思った。

メイキングブックを読んでいる限りでは、二部、三部も期待してよさそうだ。そして、「指輪物語」の映画がこのスタッフで作られて本当によかったと、心から思っている。

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2003年02月04日

公式本とか

土曜の晩に飲み過ぎて、日曜はまっすぐ家に帰って寝るつもりだったのだけど、家に帰ってちょっとネットをしてたら、以前から気になってた「ロード・オブ・ザ・リング 公式メイキングブック」が発売されてると言うので、いそいそと本屋に出掛けて買ってきた。いやぁ、DVD収録のメイキング風景も確かにいいけど、こうして活字になって、かつまだスクリーンで見たことのない風景や場面が写真で出ていると嬉しくなってしまう。小高い丘の上に建てられたローハンの王宮メドゥセルドなんて、絶対CGかと思ったら実際に8ヶ月もかけて作られたものだし、剣や鎧は本当の刀剣職人が丹念に作った上に、美術品かと思うくらいの美しさだし。こんなに裏側が楽しい映画もなかなかないと思う。ああ、そしてオレの財布はどんどん軽くなる・・・。

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2003年01月26日

あああ

あ〜、もう待ってられない・・・。ちょっと前までは字幕問題とか、先行オールナイトがちゃんと見られるかなんて心配をしていたけど、それらの問題もおおかたクリアーした今、ただ3週間待つだけなんて・・・。「旅の仲間」のDVD見たり、ネットで情報をつまみ食いしたり、予告映像とか海外のCM動画を見たりしても、飢餓感が一層募るだけで精神衛生上全くよろしくない。ある掲示板で「知人の人がまったく予備知識も前作も見ることなく、仕事で仕方なく試写を見ることになったけど、『スゴイ、面白い! 完成度が高い! 大人の感性にうったえる映画だ! 前作を見て絶対もう一度行く!』と大絶賛してました」という報告を聞くと、ああ〜やっぱりスゴイんだぁ〜と、にやけたり頭をかきむしったり。特に「二つの塔」からは猛然と大人向けに走り出してるそうで。なんともうれしいかぎり。そう、大人の見るべき映画だと思う。ああ、早く見たい。

投稿者 いづやん : 01:09 | コメント (0) | トラックバック

げっとぉおお!

今日、寝坊して用事の時間が迫っているのに、行ってきました、東武練馬駅そばのサティ。ワーナー・マイカル・シネマズが入ってて、話題作は公開前から「早売」なる、日時と座席を指定した前売りが買えてしまうのだった。

普通、先行オールナイトは、大抵の劇場が19時から、明け方まで何回かの上映で、電車が動いてる時間に終わる初回以外は否応なしに朝までコース。去年は有楽町の丸の内ピカデリーに3時間前から並んで、19時過ぎに見始め、23時前に見終わって、ちょこっとメシ食って帰ってきた。疲労と映画そのものの凄さで頭がガンガンしてたという記憶が残ってる。まあ、でもあそこのスクリーンは大きくて好きなんだけど。

で、ワーナー・マイカル・シネマズ。席数が500ちょいあってわりと大きい劇場、しかも時間が17時すぎから。座席指定だから並ばなくてもいいし、いいことずくめ! なんか、話しによると、ワーナーは音もいいらしく、期待しております。

去年は並んでみられなかったらどうしよう、なんて大分前から心配してたけど、今年は最初から縁起がいい。字幕も良いらしいし。ただ、圧倒的情報量で、字幕を見た人も「やっぱり吹き替え版は一度見た方がいい。字幕と映像の両方追うのは大変」と言っているとかいないとか。まあ、言われなくても吹き替え版も見に行くけどね。あ〜、「二つの塔」、何回見ることになるんだろう。ワクワク。

投稿者 いづやん : 01:08 | コメント (0)

2003年01月20日

あ、

↓のに書き忘れた。
こういった、ファンの声が届いたという事実も、色んなサイトや個人の方が、何度も劇場に足を運んで字幕を書き取ったり、署名をネットで集めたり、意見書を配給会社や監督や制作会社に送り続けた結果だということを、心から感謝したいです。オレも事態をずっと見守り続けてきた一ファンとして、いくつか署名をさせてもらったかいがあったというものです。これで洋画の字幕に一石投じることになれば、他の映画ファンにとっても福音になるのではと思う次第です。

投稿者 いづやん : 03:08 | コメント (0) | トラックバック

朗報

『「ロード・オブ・ザ・リング」の予習・復讐をしよう! キャンペーン』の真っ最中ですが、「二つの塔」の字幕がかなり安心してみられそうだという情報が飛び込んできたので、その話しをば。

今かなりの稼働率を見せている字幕批判サイトは三つほどあるのだけど、そのうちの二つのサイトの管理人(うち一人はプロの翻訳家)が日本ヘラルドの社内試写会に呼ばれて、字幕版を鑑賞、意見交換をしてきたそうです。なんか、かなり誠実に対応してくれたそうで、今までの不誠実ぶりは、情報のすれ違いに寄るところがある程度あったという認識を持ったそうです。

そして、「二つの塔」の字幕は「旅の仲間」のよりかなりクオリティが高く、また修正の入ったDVD版よりも良いものであると確認したそうです。それに、その場で二人の管理人が意見交換して、まだ誤解を受けそうな字幕部分を指摘した書類を作成、ヘラルド側もこれをちゃんと受け取って、原作翻訳者で今回の字幕監修者である田中明子さんに目を通してもらえるよう取りはからうとのことです。

・・・やればできるじゃん、日本ヘラルド!今回の一連の騒動が相当応えたのは確か、なのでしょうな。結局は客商売、ファンを無視しては商売できないとやっと悟ったのですな。

投稿者 いづやん : 00:04 | コメント (0) | トラックバック

2003年01月15日

ムキーーーーッ!

オーストラリア滞在中のオランダからメールをもらった。
日本語フォントを表示できる環境じゃないので、
全文英語なんだけど、シドニーで「二つの塔」を見たそうな。
「英語がわからなくても、すっごい良かった!」だって!
ムキーーーーッ!! うらやますぃーーーーーっ!!
明後日帰ってくるそうです。
あああ、会って話しを聞きたいような、聞きたくないような(笑)

投稿者 いづやん : 03:01 | コメント (0)

2003年01月09日

決定

「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」の公開日が
2月22日に決定したようだ。
第一部から指折り数えて(本当に!)楽しみに待っていたが、
実際決まると素直に喜べない。
理由は決まっている。
戸田奈津子がまだ字幕翻訳者の位置に居座っているからだ。
あれだけ問題になり、おそらく興行成績にも影響したであろう
(世界的にはハリポタと同じくらいの成績なのに、日本だけ大敗)
誤訳のかたまりのような字幕を作った張本人が、続投なのだ。
その決定のニュースが公式サイトに現れた時は苦情と抗議の書き込みで
公式サイトのBBSはシステムダウン。
年が明けて再開されたとはいえ、やはり抗議の書き込みが多い。
それなのに、2月22日に公開するというのは、
残された時間を考えても「またか」と思わざるを得ない。
「また」日本ヘラルドはファンを無視してこの問題を押し切るつもりなのだ。
それに今度はピーター・ジャクソン監督までもが
戸田奈津子降板を示唆したというのに。
正直、ここまで客をなめた商売をしているところに金など落としに行きたくない。
いくら評論社と田中明子さんが監修しても、
字幕が戸田奈津子なら、結果は第一部と同じ。
・・・吹き替え版の劇場、増えないだろうか。

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2002年12月17日

あはっはっは

いやもう笑うしかない。
海外のLOTRニュースサイトで、
今アメリカで流れているTVCMが載っていたので、
思わず見てしまったら。
すんごいよ、たった30秒×2バージョンなのだけど、
あまりのことに笑うしかない。
ああああ、早く見てぇ〜〜〜。

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2002年12月11日

やっちまったぞう

今日銀座山野楽器二階の売り場に行ったら、
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」の
輸入盤サウンドトラック(限定バージョン)が
一つだけあるじゃないですか!
3メートル手前から小走りに近寄り素早くゲット!
あああ、買っちゃった。

しかし、通常版より1000円ちょっと高いのはナゼ???

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2002年12月04日

出たぁ!

エレーーンディーーールッ!
・・・っつーわけで、出ました、
「ロード・オブ・ザ・リング」スペシャルエクステンデッド・エディション!
まだ1/4しか本編見てないけど、もう、かゆいところに手ぇ届きまくり!
あ〜、特典映像も7時間って、アナタ! 狂ってますよ!
本編映像にも、コメンタリーって言って、
監督とかキャストが実際の映画の映像が流れてるときに、
「ここがこうだった」とかっていう、音声と字幕が付いてて、かなり面白い!
このDVDで一ヶ月は楽しめるな。

投稿者 いづやん : 01:36 | コメント (0) | トラックバック

2002年11月09日

ニューポスターが!

「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」の、
英語版の最後のポスターが、制作会社のネットショップで出ていた。
おお、もうそんな時期か! と思いつつも
日本での公開はまだ4ヶ月も先のこと。アメリカは12月だけどね。

それにしても、新しいポスター、期待してたよりよくない。
うーん、なんか登場人物を張り付けただけのような芸の無さがにじみ出ていて。
旅の仲間は載ってて当たり前だが、
ニューキャラが、エオウィンだけってどういうことよ!
セオデンとか、エオメルとか、ファラミアはどうなのよ!
旅の仲間のメリーとピピンは?! シクシク。
そりゃ、限られたスペースに詰め込むのは無理があると思うけど。
でもなーんか手抜きな感じが否めない。

まあ、そんなこと言っても買っちゃうんだろうけどね。
ポスター一枚だけだと送料の方が高くつくので、
他に買う物を考えないと・・・。

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2002年10月19日

確信犯

ロード・オブ・ザ・リング日本語公式サイトで、
例の二部の予告に字幕と吹き替えを付けたバージョンが見られるようになっていた。

・・・おいおい・・・。

あんなに非難が飛び交ってた日本語解説ページの字幕をそのまま付けるなんて、
日本ヘラルド、アンタ客をなめてるだろ。
どうせ分かりゃしないと思ってないか? ただのやっつけ仕事だろ。
「おう、お前あの字幕をテキトーに付けておいてくれよ」ってな感じで。
あの訳、検索サイトのエキサイトとかインフォシークのWeb翻訳でも使って
訳したんじゃないかと言うくらい、ワケがわからん。

しかも、11/23からハリー・ポッターと秘密の部屋の封切りに合わせて、
その上映劇場で予告が流れるそうな。
ひーーーーーーーーーっ、カンベンしてください!
あんなインチキな字幕を付けた予告を垂れ流すのだけは!

なんか、こうも徹底的にヘマ(それとも確信犯か?)を毎回カマしてくれると、
いざ本編が封切られても安心して楽しめないよ・・・・。
英語がネイティブの人がウラヤマシイと、生まれて初めて思った。

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2002年10月10日

またかよ!

オレは今モーレツに怒ってる。
今月頭から英語の公式サイトで新しい予告編が流れてる
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」だが、
今日から日本のサイトでも英語版の予告と、
日本語の解説ページが見られるようになった。
解説ページは、英語版とほとんど同じもので、
予告編の場面に説明と登場人物のセリフが加えられている。
それを日本語訳したものだ。

・・・でも、また、まただぞ、誤訳っつーか、意訳の嵐!

サムが「It's the ring. It's taken hold of you.」
って英語で言ってるところを、
「指輪の'せい'かな?」はねーだろ!!
「指輪だ、指輪があなたを支配している」
が正しいとは言えないけど、近い訳じゃないのか?!
劇場のスクリンじゃないんだ、なぜ字数をケチったり、
意訳を施したりする必要があるんだ!
それもかなり多数。英語の得意じゃないオレでも気が付くぞ!

英語の解説ページはこちら。

日本語の解説ページはこちら。

また、疑心暗鬼で映画を見なきゃいけないのか?
頼むよ、日本ヘラルド。二度目はないぞ。

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2002年10月04日

引き続き

引き続き、ロード・オブ・ザ・リングの字幕改正について。

直ってるところは直ってると、昨日書いたけど、
本当に肝心の所が直ってなかったりして、結構「???」な感じです。

フロドに会い、彼が一人でモルドールに行く決心をしたのを見、
そして差し出された指輪の誘惑に打ち勝ち、彼を一人で行かせたアラゴルン。
この辺りの字幕はちゃんと直っていた。

だが、特に肝心なはずのその後の、
アラゴルンとボロミアが最後の会話をするシーンが直ってない!

フロドはどうしたのかと訪ねるボロミアに、
アラゴルンは「彼は発った」と言う。まずはコレ。
本当は「私は彼を発たせた」となる。
それを受けてボロミアが(英語のセリフで)言うには、
「では、あなたは私が成し得なかったことをした」と。
だが字幕では「恥ずかしい」となっていて、
単にボロミアが改心したのだと勘違いする可能性が高い。

指輪の誘惑に負けず、フロドを発たせるということを成し遂げたアラゴルンを見て、
初めてボロミアは自分とアラゴルンの差を認識し、彼を「王」と認める、
というのがこの最後のシーンの会話に込められた物語なのである。

そのシーンの前後の字幕が直ってるだけに、本当に理解に苦しむ。
ここをちゃんと直してこそ、アラゴルンが選択をし、フロドが一人で発ち、
ボロミアがアラゴルンを王と認める、という流れが生きるというのに!

も〜直らない! 
いや、12月発売のスペシャルエクステンデットエディションでは直るのか??
あ、もしかして、それが特典??(T_T)

やっぱり二部も吹き替え版を見ろってコトかも・・・・。

投稿者 いづやん : 00:12 | コメント (0) | トラックバック

2002年10月02日

祝DVD発売!

きっと表のBBSに書いたところで誰からもリアクションがないので、こちらに。
出ました! ロード・オブ・ザ・リングのDVD!
でも本編だけでも3時間あるし、特別映像は2時間あるしで、
まだ一部しか見られてない。
本編は見始めたら止まらない止められない可能性大、
で平日夜に見るのは危険と判断。
買ってきた昨日はまず、特別映像をつまみ食いしてみた。

第二部「二つの塔」のメイキングが泣かせる。
そうそう、英語の公式サイトでは
もう新しい二部の予告が見られるんだけど、すんごいの。んもー。
それ以前に二つ、劇場用と最初のネットでの予告を見ていたけど、
あんなの序の口だってくらい、緊張感にあふれ、めくるめく映像美で、
期待したモノが見られそうな、そんな新予告だった。

スターウォーズシリーズと決定的に違うのは、
三部をすべて一度に撮っているので、
同じ緊張感あるいは高まっていくしかないテンションで、
最後まで見せ切るであろうこと。
あ、スターウォーズは名作ですよ。

特別映像だけですますつもりだったけど、
やっぱり件の字幕問題の決着を見ておかねばなるまいと思い、
該当個所だけ、見てみた。んー、85点。
・・・でもあの、とてもご高名でいらっしゃる某T女史が、
よくここまで修正したなというある種の感慨と賛嘆の気持ちはあった。
話しのスジを完全に破壊してた字幕はおおむね直っていた。
「おおっ」と思ったのは、色んな字幕批判サイトで代替案として出ていた字幕に
非常に近いあるいは同じようになっていた部分が割とあったこと。
やればできるんじゃん。二部もその調子で頼むよ。

85点なのは、「あそこを直せてるのに、ここは直さないの??」
っていう箇所もいくつか見られたことから。
なんで、「アセラス」の部分は直せて、
「ゴンドールの合図」は直せないのか。よくわからん。
「ゴンドールの王だと?」もそのままだし。

・・・しかし、ネットでいくらでも情報が飛び交うし、
今回の騒動のように、ネット上での署名なんかもできたりして、
作る側にとってはとてもコワイ時代になったのではと思うコトしきり。
だけど、受け取る側が、自分たちの受け取ってるモノが
本当に正しいかを判断しやすくなった時代とも言えるだろうねぇ。

「字幕翻訳家は、映画をよくすることは出来ないが、悪くすることは出来る」と
どこかで目にしたが、そうならないよう、プロの仕事を見せて欲しいね。
配給会社の日本ヘラルドも今回で懲りたことだと思うし。

さて、問題も一段落したし・・・週末にゆっくり見るとしますか。

投稿者 いづやん : 23:08 | コメント (0) | トラックバック

2002年09月11日

しちゃった

予約、しちゃいました。「ロード・オブ・ザ・リング」のDVD!
しかも、2枚組のヤツと4枚組のヤツ、両方。ああ、待ち遠しい。
それはそうと、明日発売のはずのBon joviの
ニューアルバム「Bounce」が早々と店に並んでた。
前作「Crush」から二年ぶりだけど、いつになくリリースが早い!
しかも(・∀・)イイ!! ハードなチューン有り、聞かせるバラード有り。
早くも名作の風格を漂わしている。聞くべし聞くべし。

投稿者 いづやん : 01:55 | コメント (0) | トラックバック

2002年07月02日

もう来た

先日、「ロード〜」の制作会社がやってる
ネットショップで買ったグッズがもう届いた。
去年買ったときは2週間以上もかかったのに、今回は5日!
アメリカからなのに、早っ。

投稿者 いづやん : 22:15 | コメント (0)

2002年06月29日

最後の観賞会

「ロード・オブ・ザ・リング」の(多分)最後の鑑賞会が終わった。
なんだかよかった。ホッとした。
ハリーの秘密の部屋の予告も始まってたし、
いよいよ、「ロード〜」と合わせて次が楽しみになってくるなあ。
あ、「二つの塔」のポスター、買っちまったわ・・・。

投稿者 いづやん : 23:10 | コメント (0)

2002年02月23日

見た唸った感動した

すごかったです、「ロード・オブ・ザ・リング」!
しかし、未だかつて見終わった後にすぐ感想を言えない映画があっただろうか?
心からの賞賛と、原作への憧憬と。

投稿者 いづやん : 23:34 | コメント (0) | トラックバック

15年も待った瞬間が!

3時間前から先行ロードショーに並んで・・・。
とうとう始まります!
「ロード・オブ・ザ・リング」!!
ゾクゾクします。

投稿者 いづやん : 19:18 | コメント (0) | トラックバック