2004年08月31日

LOTR「王の帰還」DVD発売記念 極私的ランキング【第二夜】

lotr_lank_2.jpg誰も読んでなさそうな気がしなくもない今日この頃。極私的ランキングの第二夜。それでもどんどん更新していきます。今夜は「ベスト戦闘シーン」と「お気に入りシーン」の二つ! 書き始めるとつい余計なことを書いてしまいがちで、気が付けば今日も読む人を選ぶかのような長文で。エオウィンいいよなー。

【ベスト戦闘シーン】

  1. エオウィン VS 魔王 (RotK ペレンノール野の戦い)
  2. ガンダルフ VS バルログ (FotR〜TTT モリア〜ジラク=ジギル山頂)
  3. ボロミア VS ウルク=ハイ (FotR アモン・ヘン)
  4. アラゴルン VS ナズグル (FotR 風見ヶ丘)
  5. ガンダルフ VS サルマン (FotR オルサンク)


1位は、なんだかんだいって名場面。トドメがあっさり過ぎるとかいう意見も聞かれるけれど、エオウィンのちょっと出来過ぎな強さと魔王の存在感が、数ある戦闘シーンの中でもお気に入りシーンに。魔王のメイスが痛そうでなお良し。

2位は、何度見てもシビレるカザド=ドゥムの橋の戦いから、あのツカミはばっちりなTTTのオープニングの落下しながらの対決、さらにジラク=ジギル山頂の決着まで、実にカッコいい。映像化が難しかったろうバルログのビジュアルが文句なしなのと、ガンダルフが一番原作に沿った戦い方をしている。本当は地底から無限階段を登るシーンも撮影の予定があったらしいのだが、予算の関係でお蔵入りに。残念。

3位は、原作ではあまりハイライトされていない戦いだが、PJがどうやらボロミア好きであるらしいので、ことさらに英雄的に、感動的に描かれている。執政家全員がこういう風に敬意を持って描かれていたならねえ・・・。ところで執政家の角笛の音を初めて聞いた時、想像とかけ離れていてびっくりしたのはオレだけだろうか?

4位。アラゴルンにはFotRに良いシーンが二つあった。風見ヶ丘のこのシーンか、アモン・ヘンでのウルク=ハイとの戦いなのだが、迷った。ただ、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンが撮影に合流してからすぐと言っていいくらいの時期に撮影されたものと考えると、こちらが素晴らしい殺陣と思えた。

5位は・・・2002年MTVムービーアワードで、「ベスト格闘シーン賞」を受賞した、栄えあるじーさん同士の決闘の場面(笑) 初めて見た時はあまりのことにたぶん口が開いてたと思う。念力?でのドツキ合い。イアン・マッケランとクリストファー・リー御大に拍手。


【お気に入りシーン】

  1. セオデンの演説(RotK ペレンノール野)
  2. エピローグ(RotK ホビット庄〜灰色港)
  3. オスギリアスの執政家(TTT SEE オスギリアス)
  4. ミナス・ティリスを駆け上がっていく場面(RotK ミナス・ティリス)
  5. ヘルム峡谷の戦い前の各シーン(TTT ヘルム峡谷)


「泣けるシーン」「笑えるシーン」「ベスト戦闘シーン」を挙げてしまうと実はなかなか選ぶのが難しかったりする。上記三つのランキングはハイライトであるからだ。それ以外だと実はどこも好きだったりするのでどれもこれも挙げたいのだが・・・。

1位のセオデンの演説はもう本当に素晴らしい。セリフが原作通りというのもあるが、バーナード・ヒルの迫真の演技、王たる者はかくあるべきかと思い知らされる。何度も劇場で見ているとここまでの前半部分は眠くなってしまいがちだが、角笛と共に到着する王の勇姿が再び画面に集中させる。

2位は言わずもがな。世論的には「エピローグ長過ぎ」なのだろうが、LOTRはそもそも「往きて還りし物語(There and Back Again)」なのである。帰るところまでやらなきゃ。なぜフロドが灰色港から旅立つのか説明不足でも、ホビット庄からラストまでのシーンは心にじんわり染み込んでくる。

3位は・・・なぜこのシーンがTTTから省かれたのか、一度PJを小一時間問いつめる必要があると感じているのは、オレだけではないはず。ゴンドールの民に向かって演説するボロミア、兄と仲睦まじいファラミア、そのファラミアの人物像をより深くする父デネソールとの確執、兄を見送る弟の場面。どれをとってもよい場面ばかりではないか。これがあるだけでファラミアのTTT劇場版での評価は大分違うと思うだが。

4位は、エドラスのセットを凌ぐ規模を感じさせ、まるでミニチュアとは思えない精緻さと存在感のミナス・ティリスの中を飛蔭に乗ったガンダルフとピピンが駆け上がっていくシーン。BGMも場面を盛り上げるのに一役買っている。話的にはまったくいらない部分なのだが、スケール感に心躍る場面である。

この他には、旅の仲間の出発あたりがいい。それもFotR SEEでの、エルロンドから祝福を受けて出発するバージョンである。エルロンドの「エルフと人間、そして全自由の民の」というセリフ、指輪所持者の最初の一歩は右か左かと言う実に現実的な迷い、丘を登り次々と姿を現す旅の仲間。これから本当の旅が始まると言う期待を煽る名場面であると思う。他にもあそことかこことか、ああ、もう。

投稿者 いづやん : 2004年08月31日 00:23 | トラックバック
コメント

【ベスト戦闘シーン】
ボロミア VS ウルク=ハイ (FotR アモン・ヘン)
ガンダルフ VS バルログ (FotR〜TTT モリア〜ジラク=ジギル山頂)
エオウィン&メリー VS 魔王 (RotK ペレンノール野の戦い)
アラゴルン VS ウルク=ハイ (FotR アモン・ヘン)
サム VS シェロブ (RotK キリス・ウンゴル)

【お気に入りシーン】
ガンダルフとビルボが並んでパイプを吸う(FotR ホビット庄)
ミナス・ティリスを駆け上がっていく場面(RotK ミナス・ティリス)
ホビット4人に一同跪く(RotK ミナス・ティリスの戴冠式)
オスギリアスの執政家(TTT SEE オスギリアス)
アラゴルンの演説(RotK モランノン)

Posted by: かいちょう : 2005年01月08日 23:22
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






Trackback