昨日は六本木ヒルズに初めて行って来た。もしここに入っている会社で働くことになったら間違いなく初日は遅刻するだろうなあという迷いっぷりを見せた。何しにいったかと言えば、映画「ディープ・ブルー」を見て来た。詳しい話はまた後ほど。
今夜のランキングは「オレたちも出せ!」。あの人とかこの人とかがいなかったが、いたら実際どうなんだ? いなかったからどうだったんだ? を不真面目に検証。
1位。FotR SEEで、ロリエンにてガラドリエルが、アラゴルンに王としての自覚を促している際に、「先祖を超えエレンディル以来の立派な王となるか、残された一族と共に悪の闇にのまれるか」と述べるシーンがある。「残された一族」・・・すなわち北方のドゥネダインたちであるのだが、三部作の最後まで彼らが登場することはなかった。TTT SEEでも、アラゴルンがエオウィンに現在のドゥネダインを説明して、「わずかばかりが生きている。北の王国は遙か昔に滅びた」と言っている。だが、RotK(の劇場版)を見る限り、アラゴルンは古のドゥネダインの血筋をひく最後の首長ではなく、約束された王位を放棄してぶらりと流浪してきただけのように映っている。荒野に千年以上隠されてきたヌメノールの王統が、一族を連れて都に凱旋することがないのは少し残念。まあ、さらにキャラクターが増えたら観客も混乱するのは分かっているが。
1位と2位、3位がまとめて何を示しているかと言えば、「死者の道」からペラルギアで黒の艦隊を乗っ取って、ハルロンドの船着き場でペレンノールの戦いに合流するまでの部分に一言あり、ということである。ドゥネダインの一族郎党とエルロンドの双子の息子エルラダン・エルロヒアがアラゴルンの元に来ることで、彼の王としての威厳がそこで初めて分かりやすい形で表に出る。そして黒の艦隊には南ゴンドールの軍を載せて攻めあがる。要するにだ、「死者の軍勢をペレンノール、ミナス・ティリスまで連れてくるのはやり過ぎだよ、PJ」ということだ。そりゃギムリが「こいつら便利だから黒門まで連れて行こうぜ」とかなんとか言うって(笑)
4位。RotK、ペレンノールの戦いのヒーローといえば、ローハンの皆さんである。ゴンドール軍と言えば、ファラミア大将は傷ついて動けず、執政デネソールは敵の数に恐れをなして持ち場を離れるよう指示、鎧だけは立派なゴンドールの兵士たちは、ただモルドール軍の脅威を強調するだけが役目かのようなやられっぷりである。ギャムリングの例もあるように、ここはファラミアよりも目立っても仕方ないという大人の判断で、ドル・アムロスのイムラヒル大公を登場させるべきである。そうすれば、ゴンドールがただやられるだけの国ではないと思い知らせられるではないか。それに、最終戦略会議にゴンドールの諸侯が全くいないのも腑に落ちなかったなあ。そういった意味でもイムラヒルの役目は重要である。そういえば、ミナス・ティリスの場面で一人だけ鎧に黒のマントを羽織った人物がいるのだが、これが実はイムラヒルなのだろうか。一説にはベレゴンドという意見もある。
5位。ローハンの西の谷の領主エルケンブランドである。まあ、彼がいることで、エオメルが活躍する機会がTTTで増えるかなあと。でもヘルム峡谷で頑張ったところでエルケンブランドを連れたガンダルフの救援でおいしいところを持って行かれてしまうかもだ(笑)
・・・ここまで書いて、いや書く前から分かっていたさ、これ以上キャストを増やせないなんてことは。でも書かずにはいられないよねえ。死者の軍勢があれじゃあねえ。
投稿者 いづやん : 2004年09月05日 22:04 | トラックバック【オレたちも出せ!】
グロールフィンデル
ベレゴンド&ベアギル
トム・ボンバディル
イムラヒル大公
ドルアダンたち