2002年10月04日

引き続き

引き続き、ロード・オブ・ザ・リングの字幕改正について。

直ってるところは直ってると、昨日書いたけど、
本当に肝心の所が直ってなかったりして、結構「???」な感じです。

フロドに会い、彼が一人でモルドールに行く決心をしたのを見、
そして差し出された指輪の誘惑に打ち勝ち、彼を一人で行かせたアラゴルン。
この辺りの字幕はちゃんと直っていた。

だが、特に肝心なはずのその後の、
アラゴルンとボロミアが最後の会話をするシーンが直ってない!

フロドはどうしたのかと訪ねるボロミアに、
アラゴルンは「彼は発った」と言う。まずはコレ。
本当は「私は彼を発たせた」となる。
それを受けてボロミアが(英語のセリフで)言うには、
「では、あなたは私が成し得なかったことをした」と。
だが字幕では「恥ずかしい」となっていて、
単にボロミアが改心したのだと勘違いする可能性が高い。

指輪の誘惑に負けず、フロドを発たせるということを成し遂げたアラゴルンを見て、
初めてボロミアは自分とアラゴルンの差を認識し、彼を「王」と認める、
というのがこの最後のシーンの会話に込められた物語なのである。

そのシーンの前後の字幕が直ってるだけに、本当に理解に苦しむ。
ここをちゃんと直してこそ、アラゴルンが選択をし、フロドが一人で発ち、
ボロミアがアラゴルンを王と認める、という流れが生きるというのに!

も〜直らない! 
いや、12月発売のスペシャルエクステンデットエディションでは直るのか??
あ、もしかして、それが特典??(T_T)

やっぱり二部も吹き替え版を見ろってコトかも・・・・。

投稿者 いづやん : 2002年10月04日 00:12 | トラックバック
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