さあ、「ラスト・サムライ」も見たし、気分はもう「王の帰還」一直線だ。「ラスト・サムライ」もなかなかだったが、実は本編が始まる前の予告で流れた例の悪名高きネタばれ満載の「王の帰還」予告編の方が、はるかにコーフンした。「総毛立つ」とはああいう感覚をいうのだろう。「ラスト・サムライ」のひと味足りなさ感は、この予告からも来ていると見て間違いない。
さて、今日は海の向こうでゴールデン・グローブ賞の授賞式だったのだが、「王の帰還」がなんと、『作品賞』『監督賞』『音楽賞』『オリジナル・ソング賞』を受賞! オスカー前哨戦と言われる同賞を受賞したと言うことは、かなり期待してもいいのではないだろうか。今度こそ、『作品賞のオスカー』を、彼等の 手に!それにしても、『作品賞』だけでもすごいのに、『監督賞』までとは、いやはや恐れ入った。もう自分のことのようにうれしい。あああ、早くみたいぞ。また、助演男優賞にノミネートされていた渡辺謙は、惜しくも受賞を逃したが、主演のトムよりは絶対賞に近かったはずだ。そういえば「ラスト・サムライ」を見た後に「独眼竜政宗」が見たくなった。結局渡辺謙だったのだ、見たかったのは。
写真、というか画像は「王の帰還」の海外版のポスター。問題はこれではなくて、日本独自のポスターがなんというか、ひどいのだ。↓に上げておいたが、ネタばれ予告編といい、どうして前二作は製作元が用意したポスター・予告を使って来ていたのに、ここにきて日本独自のものなど作るのか。「よ〜しパパ三部作も最後だから奮発しちゃうぞ〜」とか思っているのだろうか? どっちも出来が悪いからやめて欲しかった・・・。本当に、日本ヘラルドはプロモーションがヘタクソのようだ。前二作ももうちょっと考えてやれば、もっと興行成績は上がっていたはずなのに。スペシャル・エクステンデッド・エディションの上映も、リール交換時の音飛びの頻発、おかしな色調などなど、結構ひどいことになっているらしい。それもヘラルドのお膝元「東劇」でだ。行かなくて良かったのかもしれない。
まあなんにせよ、先行上映まであと2週間、うっかり死ぬことないよう細心の注意を払って生き抜きたい(笑)