2005年02月06日

王の帰還SEEレビュー

lotr_rotksee_kansou.jpg「王の帰還」SEE、すでに手に入れてはいたものの、週末まで見られず。ようやく見られた。期待している人もいると思うので、書きます。ネタばれ満載ですので、見た人のみ、読み進めてくださいな。「満載」というか全編ネタばれです。

結論から言おう。全体的には良かった。良かったけれど、どうやら期待しすぎていたみたい。一番期待していた部分がガッカリだったので、その「ガッカリ」を引きずってその後のかならず泣くシーンで泣けなくなったほど。見た人ならどこがガッカリか分かってもらえると思うのだけれど。そのガッカリの有様たるや、死者の道から命からがら抜け出した後に、ウンバールの海賊船を見てヒザから崩れ落ちちゃうアラゴルンのような感じだ。

先に「ガッカリ」部分を言ってしまおう。アラゴルン側の話しのキモとして一番期待していた「王の手」の部分と、「ファラミアとエオウィンのロマンス」の部分の二つ。はあぁあ、何ですか、あの「取って付けた感」満点な映像は。

「王の手」は、何でアラゴルンがエオウィンを癒しているのか原作知らない人は分からないし、回復するの早すぎ! メリーとファラミアも癒して欲しいし、ヨーレスのばーさんはどこに行った?! つーか、「王の葉」は? 「王の手は癒しの手、そして正統な王はこうして知られる」は? これの場面が入っていれば、アラゴルンが王になるちゃんとした理由が説明できると思うのに。

「ファラミアとエオウィンのロマンス」も、薄っぺらい。ファラミア登場1分で手をつないじゃダメでしょ! これじゃエオウィンが尻の軽い女に見えてしまう。ミランダ・オットーがこの場面に関して不満がある、と言っていたのがうなずける。上記二つは、今回もあちこち増えている戦闘シーンを削れば十分時間を取れると思うんだけどなあ。本当にガッカリだ。全世界にガッカリした人は2億人くらいいるに違いない。

もしかしたら「ガッカリ」に上げている人がいるかもしれない「サルマンの最期」は一年以上前から内容を知っていたので、ショックなし。一年前にサルマンの死に方でショック、劇場版からこのシーンをカットでショック、の二重ショックを受けているので冷静に見られた。むしろサルマン様はやっぱり存在感抜群、と再確認できて良かった。

「やりすぎ」もあったな。「死者の道」がそう。劇場版でもミナス・ティリスに連れてきた時点でやりすぎだったけれど、今回はドクロの雪崩がやりすぎ。こんなシーン入れるくらいなら「王の手」とか「ファラミアとエオウィン」とか、やることあるでしょ!

アラゴルン側に対して、追加部分のほとんど全てが良かったのがフロド・サム組。「十字路にて」とか「オーク軍に紛れて」はよかった。あとちょこちょこ挿入されているフロドとサムの何気ない会話もいい。時間にしてみるとそんなに多くないけれど結構効果的で、フロドやサムの話により感情移入できるようになっていると思う。原作と違うけれど、オークの軍に紛れて絶体絶命のピンチにケンカをしているように見せかける、なんていう場面はよかった。結構ドキドキしてしまったよ。

にのも書いていたように、メリーとエオウィンの場面がかなり増えている。なんというか、エオウィン祭り、みたいな感じだ・・・。ゴスモグと戦うシーンもあったりして、えらいサービスだなあ。メリーは、エドラスでガンダルフにピピンが連れられて去っていってしまう部分で、アラゴルンと話すシーンがあるけれど、これが実に良い。友達思いのメリーの寂しさがよく出ている。ペレンノールに着く前のエオウィンとの会話も良かった。メリー派としてはうれしかった。これでセオデンの最期を看取ってく(以下略)

一つ、ちょっと意外に良かったのが、黒門の戦いの前にアラゴルンがパランティアを見る場面。死者の道に行く前、馬鍬砦の野営地で、夢でアルウェンが病に伏せっているのを見てペンダントが落ちて割れるシーンがある。ここの場面でパランティアでサウロンに挑んだアラゴルンが、同じアルウェンの姿を見せられて、現実にペンダントが割れてしまう。ほほう、ここにつながるのか、これでアラゴルンはことさらに悲壮な決意を抱いて黒門前に馬を進めることになるんだな、という感じがして良かった。

初登場の「サウロンの口」は、イヤ〜な感じが出ていて◎。王様が首はねたのには正直ビビりましたが。あれはアリなのか?(笑)

あ〜、ファラミアとメリーのやりとりもなごんだなあ。「あなたはまた違う強さをお持ちです」にちょっと感動。いいねえ。あのトゥックの阿呆息子がこんなに立派になって! ・゚・(ノД`)

・・・まだ一度見ただけなのでガッカリ部分の先行が大きいけれど、期待しすぎの部分が大きいというのもあるし、何度か見ていくうちにまた変わっていくと思う。それでもやっぱり全体はいいと思う。これで完結かと思うと寂しいねえ。

取りあえず、次のレビューを書く前に、これをやっときますか(笑)

_  ∩
( ゚∀゚)彡 グロンド!グロンド!
⊂彡

お借りしました>にの ・・・これも「二つの塔」の「聖火ランナー」と同じくらい笑ったなあ。PJの悪趣味全開だ。あ、今回PJはあっさり死んでたなあ。(笑)

恒例のイースターエッグは今回二つとも爆笑モノ。ドイツの記者ハンス・イェンセン氏によるイライジャ・ウッドのインタビューは必見ですよ(笑)

投稿者 いづやん : 2005年02月06日 02:02
コメント

やっとみましたかっ

いづが見るまではとおもい、コメント控え目にしてたのよw

しかし、好きな人は似たような感想持つのかねぇ。
ほとんど同じようなこと思ってたよw

おいら的によかったのはメリピピの別れのシーン・サルマンの口・でたかがりなわりに瞬殺されたPJかな。

うーんとおもったのは例のドクロとエオウィ
ンピンチのときに通りすがり?の勇者様にやられるゴスモグさん。

アングマールvsガンダルフもジジィ弱すぎな気が・・・これではバルログ<灰色のジジィ<サルマソ<白ジジィ<アングマール<エオウィンってなことに・・・(;・∀・)

最後のほうはは追加変更なかったね。よかったような、よくないような・・・

Posted by: にの : 2005年02月06日 02:48

あ〜、大事な事いうの忘れてました。

_  ∩
( ゚∀゚)彡 グロンド!グロンド!
⊂彡

Posted by: にの : 2005年02月06日 02:50

> ほとんど同じようなこと思ってたよw

おお、よかった(笑)
原作読んだ人間はたぶん同じなんじゃないかと思うよね。
逆に読んでない人がどういう印象受けるのか気になるねえ。

> エオウィンピンチのときに通りすがり?の勇者様にやられるゴスモグさん。

あ〜、あれはオレは「うーん」より、笑った(笑)
「気付けよ〜二人とも〜」ΣΣ(゚Д゚;) って感じだった。

> これではバルログ<灰色のジジィ<サルマソ<白ジジィ<アングマール<エオウィンってなことに・・・(;・∀・)

・・・ぷぷぷ、これオモシロイ。
ここツッコミ忘れたなあ。
イスタリの杖がたかがナズグルごときに折られるとは何事かっ、て唖然となった(´・ω・`)

あと、ちょっと良かったところに、デネソールとファラミアとのやりとりが挙げられるかな。
デネソールのDQNぶりはもう変えられないけれど、ちょっと心情を理解できるような追加部分だったね。

> 最後のほうはは追加変更なかったね。よかったような、よくないような・・・

フロドの台詞、追加しても良かったんじゃないかなーと思うね。
ここのブログに検索で飛んでくる人に「灰色港」「フロド」っていう言葉が結構多いのよ。
やっぱり旅立ちの理由がよく分かってない人が多いんじゃないかなあ。

ま、完璧なモノはありえない、ということで・・・(笑)

_  ∩
( ゚∀゚)彡 グロンド!グロンド!
⊂彡

Posted by: いづやん : 2005年02月06日 12:02

それにしても、長谷川さんから見たいう話しを聞かないですなあ。
もしかして・・・れいこさんが先に見てしまったのでケンカになったとか・・・(-_-)

Posted by: いづやん : 2005年02月07日 22:41

TBありがとうございます.
ファラミアの追加シーンは本当にとってつけたようで×ですね.まあ,執政家にはもはや期待してませんが...
全体的にいい映画ではありますが,原作ファンからするとキャラクターに一貫性とポリシーを感じられない点で不満でしょうし,原作を知らない方だと(私の母がそうですが)例えば最後の灰色港でいったいどこに行っちゃうの?とかバックグラウンドがわからないためとってつけたような印象で混乱するところとかがあります.
ボロミア以外は死ぬシーンは全部原作より深みがなくなった感があります.サルマン(悪党のまま終わり),セオデン(姪の顔を最後に拝めて良かったね),デネソール(ノーコメント),ゴクリ(取っ組み合ったあげく落ちるのでは哀愁がないです)ですね.
まあ,原作の偉大さを改めて確認できたのは大きかったですけれども(笑).

Posted by: マグネット : 2005年02月07日 23:36

あはは。喧嘩してないよ。
予定通り3日に見て、思うところは一杯ありつつ、
ネタバレになっちゃまずいかなーと書くのを控えてたら、
いつの間にか盛り上がってて、乗り遅れちゃったよ(^_^;;

大まかな感想はといえば、いづやんとほぼ一緒かな。
執政家兄弟の大ファンとしては、ファラミアが粋な口説き文句で
凍りついた盾持つ乙女の心を溶かしていく様が見たかった。
それが...エオウィン、あんたはイケメンで家柄がいい男なら
誰でもいいのかよっっ!っていう展開だもんね〜
原作を知らない人がアレを見て抱くファラミア像は「気弱で親の
愛も薄いかわいそうな次男坊だけど、イケメンなおかげで最後はお姫様
と結婚できてよかったね〜(^_^)」なのではないでしょーか(T_T)
せっかくピピンが「あなたはまた違う強さをお持ちです」と振ってくれたのに、
その「強さ」についてのフォローが皆無なのは何故??
ギムリとレゴラスの飲み比べシーンの分をファラミアの口説きタイムに
当ててやって欲しかったです。
でも他の追加シーンは概ね良かったかと。
ていうか、特典映像に入ってた幻のシーン「アラゴルンとサウロンの
黒門前直接対決」がボツになって心底よかったと思うのは俺だけ??
(「アンナタール」バージョンのサウロンが映像化されてたのにはちょっと感動。)

他にも語りたいことは山ほどあるので、ぜひ「見ながら突っ込み」会
やりましょう!
今度はいづやん家かな?

Posted by: かいちょう : 2005年02月08日 21:48

> マグネットさん

コメントありがとうございます。
ファラミアのシーンのガッカリ度と言ったらないですね。
確かにおっしゃるようにボロミア以外の死ぬシーンに深みがないのは自分も感じてました。
デネソールのを見た時なんか、さすがに心の中で激しく突っ込みましたよ(笑)

まあでも、この映画、大好きですよ。
PJ版指輪物語として見れば、実に面白いなあと。


> はせがわさん

> それが...エオウィン、あんたはイケメンで家柄がいい男なら
> 誰でもいいのかよっっ!っていう展開だもんね〜

ですよねぇ。
あんまりだよ、PJ。
それとも5年後とか10年後とか言われている
真のボックスセットへの布石なんでしょうか?(笑)

> 原作を知らない人がアレを見て抱くファラミア像は「気弱で親の
> 愛も薄いかわいそうな次男坊だけど、イケメンなおかげで最後はお姫様
> と結婚できてよかったね〜(^_^)」なのではないでしょーか(T_T)

ファラミアを責めますか。なるほど〜。執政兄弟への愛ゆえ、ですな。
なんというか、FotR>TTT>RotK、の順で、どんどん追加映像の価値が落ちている気が・・・。
FotRの時は、実にポイントを押さえた追加ぶりで良かったのになあ。
おかしなサービス精神(笑えるシーンをあえて入れるとか)が旺盛になっちゃってますよね。

> ていうか、特典映像に入ってた幻のシーン「アラゴルンとサウロンの
> 黒門前直接対決」がボツになって心底よかったと思うのは俺だけ??
> (「アンナタール」バージョンのサウロンが映像化されてたのにはちょっと感動。)

あのイラストに声と音楽がかぶさってるやつですよね。
そのウワサも王の帰還公開前に流れていて、((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル した記憶があります。
他にも、二つの塔公開前にアルウェンがヘルム峡谷の戦いに参戦する
というウワサもまことしやかに流れましたねえ。
しかもTTT SEEの特典映像見ると、ちゃんと撮影までしてるんですよね〜。
恐ろしいことです。

「アンナタール(贈り物の君)」バージョンの映像はどこ見ればいいんですか?
実は特典映像、いきなりDIsk 2の「撮影風景」とか
最後のワールドプレミア&アカデミー賞受賞の方を見てしまって他のを見てないんですよ。
いや〜、SEE本編より、撮影風景の方でじゃじゃ泣きなんですがっ。
別れの場面とか本当に感動するなあ。
こんなにスタッフの顔と名前を覚えた映画はきっと最初で最後でしょうなあ。
そう思うとなおさら、キャストとの別れとかが胸に迫ります。

> 今度はいづやん家かな?

やるですよ〜。突っ込み鑑賞会&あんこう鍋会するですよ〜。
いつにしましょうかねえ。
はせがわさんと、にのの予定をまずは聞かねば。
旅の仲間としてはまげんにもぜひ参加して欲しいのだが、
SEE見たかなあ。仕事忙しそげだしなあ。

Posted by: いづやん : 2005年02月09日 01:11

> ファラミアを責めますか。なるほど〜。執政兄弟への愛ゆえ、ですな。

いや、悪いのはもちろんファラミアじゃなくPJですよー。
俺の中ではファラミアは「ちょっと地味目なアラゴルン」というイメージ。
ヌメノール人オーラを纏った、並の人間とは別格の存在なんだけどなあ。
(人間的な弱さは持ちつつ、だけど。)
心底残念であります(T_T)

>> ていうか、特典映像に入ってた幻のシーン「アラゴルンとサウロンの
>> 黒門前直接対決」がボツになって心底よかったと思うのは俺だけ??
>> (「アンナタール」バージョンのサウロンが映像化されてたのにはちょっと感動。)
>
> あのイラストに声と音楽がかぶさってるやつですよね。
> そのウワサも王の帰還公開前に流れていて、((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル した記憶があります。

いや、「黒門前対決」は、映画館で公開できるレベルまで仕上げられてたよ(^_^;;
最初はアンナタールの姿で一同の前に「降臨」し、急に(「旅の仲間」冒頭に出てきた)
鎧姿に変貌してアラゴルンに打ちかかります。
セリフ入ってなかったけど、たぶんアンナタールの姿で懐柔あるいは降伏を促し、
それが無理と見るや、鎧姿に戻って戦いが始まる、といった筋書きなのでしょう。
特典映像のネタとしては最高に面白いが、あれが本編に入ってたらと思うと...
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
他には、大団円後にレゴラスとギムリがファンゴルン&燦光洞を旅しているらしい映像や、
「ホビット庄の掃蕩」映像もあったね。
「かっこいい」ファラミアのシーンや「王の葉」のエピソードも、撮ってはいるのかもね。
「真のボックスセット」では、こういう「お蔵入り映像集」も見たいものです。

> 「アンナタール(贈り物の君)」バージョンの映像はどこ見ればいいんですか?

特典映像のDisk1のどこかです(最初から見たので、どこの章かは忘れた)。

>> 今度はいづやん家かな?
>
> やるですよ〜。突っ込み鑑賞会&あんこう鍋会するですよ〜。
> いつにしましょうかねえ。
> はせがわさんと、にのの予定をまずは聞かねば。

いつが良いかねえ。19(土)〜20(日)にかけて、とかは??
2月中の土日でOKなのは、これだけかも。
3月でもいいけどね。

Posted by: かいちょう : 2005年02月09日 09:07

「黒門前対決」はDisk1のタイトル3-チャプター10です。
もう1回見たら「映画館で公開できるレベルまで仕上げられてたよ」という程ではなかったね。
「アンナタール」は静止画で、鎧姿は撮影まで済んだとこでボツになったみたい。
脚本が一部映ってるので、読んでみてください。

Posted by: かいちょう : 2005年02月09日 22:02

特典見る暇がない〜〜
今回は特典が面白そうなんだが・・・

19,20は残念ながらお仕事なのです・・・残念。

ところで、パスポートキャンペーン申し込める条件の人はいるのかい?
CEEのチケットまで必要ってのは鬼だよねぇ;;

Posted by: にの : 2005年02月10日 00:16

> 「黒門前対決」はDisk1のタイトル3-チャプター10です。
> もう1回見たら「映画館で公開できるレベルまで仕上げられてたよ」という程ではなかったね。

見てみます〜。
しかし一番の最初の特典映像、途中で寝てしまった・・・(笑)

ファラミアは本当に残念だったなあ。
原作中には名言がてんこ盛りなのになあ。

> 19,20は残念ながらお仕事なのです・・・残念。

おや、それでは三月で調整しますか。

> ところで、パスポートキャンペーン申し込める条件の人はいるのかい?
> CEEのチケットまで必要ってのは鬼だよねぇ;;

うふふ、申し込め・・・るはずが、
スタンプの代わりに前売り券か半券でもオッケーと書いてあって
「よっしゃあああああ!」と思ったのもつかの間、
「王の帰還」の前売りも半券もないっ!
誰か持ってませんか〜〜〜??(T_T)

抽選で貰える海洋堂制作のオリファントのフィギュアが激しく欲しいぞ。

Posted by: いづやん : 2005年02月10日 01:20

TBありがとうございました(^^)
2億人いるかもしれないガッカリした人の一人でっす。
あの取ってつけた感の寮病院のシーンはないですよね…。しかもなんで歌でサラ〜リと終わらしちゃってるの〜(T_T)でした。

特典は見られましたか?
オーディオコメンタリーのキャスト版だけ途中まで見たんですが、烽火が次々あがるシーンがみんな突っ込みまくりで、笑っちゃいましたよ〜!
みんな「それはどうか」と思ってたんでしょうね!

Posted by: nonki : 2005年02月12日 14:50

トラバありがとうございました!私も似たような感想でした。
やっぱりファラミアとエオウィンは期待してた分がっかりした方多いんですね。
見つめあってあっという間にくっついちゃうなんて、指輪ファンを馬鹿にしてんのか〜?とガックリでした。
アセラスも絶対に出してほしかったアイテムなのですが。
死者の道とか別に追加する必要があったのか?と思います。
なんか文句ばっかりになってしまいましたが。。。
あと、アラ様のアルウェンからもらったペンダント本当に割れたんでしょうかね?じゃあ、未来の息子がしていた物は幻??
そこがとても疑問です。

Posted by: すもも : 2005年02月12日 18:13

>>nonkiさん

コメントありがとうございます。
そうですか、ガッカリした2億人のうちの一人ですか(笑)
自分もすっごいすっごい期待していたのでそのガッカリ加減と来たら・・・。

> 烽火が次々あがるシーンがみんな突っ込みまくりで、笑っちゃいましたよ〜!

まだオーディオコメンタリーは見てないんです。
キャストも突っ込んでましたか〜(笑)
こりゃ早いところ見ないと!


>> すももさん

こちらこそ、TBありがとうございました。

> 見つめあってあっという間にくっついちゃうなんて、指輪ファンを馬鹿にしてんのか〜?とガックリでした。

これだけ頑張って映像化をやってのけているのに、
あちこちおかしな「穴」がありますよね。

映画化のために原作を何年も何年も読み込んで来た脚本家陣が、
「王の手」「ファラミアとエオウィン」のシーンの本質に
気が付かない訳がない、と非常に残念でしたね。
あまり推敲する時間がなかったっぽいのが原因ではと思ってますが・・・。

> あと、アラ様のアルウェンからもらったペンダント本当に割れたんでしょうかね?じゃあ、未来の息子がしていた物は幻??

あ、そうですね! 気が付かなかった・・・。
エルダリオン、デカデカと胸にペンダントしていましたねえ。
あの姿は、予見の力だから勝手に補完したのかしら?(笑)

Posted by: いづやん : 2005年02月13日 21:36

いづやんさん、こんばんは。
TBありがとうございました。

僕はそんなにガッカリはしなかったです。作品自体が素晴らしいので。
ただ、ファラミアとエオウィンのシーンは取ってつけた感丸出しでしたね。
原作を読んでる人は分かるでしょうけど、読んでない人にとっては、いきなりで訳が分からなかったのではないでしょうか。
特典映像も観たいのですが、なかなか時間がなくて、全然観ておりません。
せっかく買ったのに〜とか思ってます(笑)

こちらもTBさせて頂きます。よろしくお願い致します。

Posted by: any : 2005年03月21日 23:34

> anyさん

こんばんは! コメントありがとうございます!
某所で制服に反応するレギュラーメンバーさんですよね?(笑)

自分もこの作品は愛してますよ〜。
劇場も一部、二部、三部とも5、6回ずつ通ってるし
DVDもよしゃいいのに通常版とSEE持ってます(笑)
原作は15年くらい前からファンやってるのでまあ所謂マニア、なのかもしれません(^^;

この王の帰還、劇場版が素晴らしかったし、それをさらに補完するSEEだったらこの上もないものが出来るだろうと期待に期待を込めて待っていたんです。
「旅の仲間」のSEEの追加部分がとても素晴らしくて、バランスも最高だったので、
最後もそれに近い出来を期待していたんですね。

・・・うーん、PJは余計なファンサービス精神を出してしまったなあ
というのが正直なところでした。

でも大好きですけどね!
今後どれの映画を見たとしてもこれを抜くことは無いだろうと思うくらい、思い入れの強い作品です。

特典、特に撮影風景の映像はある意味本編よりも泣けますよ! 必見です!

Posted by: いづやん : 2005年03月23日 01:28

>「王の手」は、何でアラゴルンがエオウィンを癒しているのか
>原作知らない人は分からないし、回復するの早すぎ! 
アラゴルンは"ハンドパワー"をお持ちでしたか!
原作知らないので全然知りませんでした。

今回一番気になっていたのが、「フロドのために」といってアラゴルンが最終決戦に走っていく場面で、それまでのシーンではみんな馬に乗っていたはずなのに、戦闘場面で歩行になってたのが謎です(笑)SEE版では上手い具合に修正されていると期待していたのですが(^^

僕はレンタルDVDにてSEE三部作を観たのですけれど、TBさせてもらいました〜

Posted by: puftaddy : 2006年01月08日 03:45

> puftaddyさん
はじめまして! TBありがとうございました。
一年くらい前の記事にこうしてコメントやTBをいただけるのは本当にうれしいです!
指輪ファン冥利に尽きます(笑)
お時間があったら、カテゴリー「ロード・オブ・ザ・リング」の中に、
王の帰還SEE発売前ですが、三部作の極私的ランキングを
イヤになるくらいの長さで書いてますので、どうぞ(笑)

さて、「王の手」のエピソードは、原作でもとても重要な部分で、
つまり「確かに鍛え直されたアンドゥリルを持ってはいるけれど、
本当にこの放浪の野伏が王と証明するものは何もない」
という状況をひっくり返すエピソードなんです。

ペレンノール野の戦いの後、ナズグルの影響で昏睡状態に陥ったファラミアと、
ナズグルを刺すことで同じく昏睡状態のエオウィンとメリー。
この三人を救う手だては、今もゴンドールで歌われている童歌に隠されていました。

「黒い吐息が吐かれたら、
死神が陰を広げたら、
光がすっかり消えたなら、
アセラス、おいで! 王の葉、ここに!
絶える息の緒、蘇らせよ、
王様の手に渡されて。」

療病院の老婆ヨーレスも、記事中のように
「古いいい伝えに『王の手は癒しの手』と申しますもの。
そして正当な王はこうして知られるそうな。」
と覚えていたのです。

「王の手」と「王の葉」

アラゴルンにはナズグルから受けた病を癒す術が分かっていましたし、
事実、それを出来るのは自分しかいないことも知っていました。
映画の第一部でもフロドがナズグルに刺された時に、
サムに探してこさせた「アセラス」つまり「王の葉」は、
ゴンドールの正当な王が使う時にのみ、
ナズグルの振りまく「黒の病」を退けることができるのです。

ちなみに映画では小さな葉の集まりで「あれ?」と思いましたが、
原作では手のひら大の大きさの葉っぱです。
普段はヨーレス婆さんも言っている通り、
よい香りがする葉っぱというくらいの効能しかなくて、
なんで「王の葉」と呼ばれているのかもわからない、
そんな目立たないものだったのです。
しかし、王が使うと違うのです。

こうしてアラゴルンは王の葉に自分の息を吹きかけてもみつぶした後、
お湯に投じてその精気溢れる香りとお湯でもってファラミアの顔を清めた後、
彼の名前を呼び続け、意識を取り戻させることができたのです。
そして、ファラミアは目覚めた瞬間に、自分を死の淵から助けたこの人物が一体何者なのか、
執政家にも流れる遠いドゥネダインの血か本能かが、それを悟らせるのです。

「わが殿よ、殿はわたしをお呼びでした。まいりましたよ。王は何をご下命でしょう?」と
ファラミアは言います。

その後、ヨーレスは
「王様だって! お前さん聞いたかね? 
わたしは何ていったかい? 癒しの手っていったろう。」
と驚き、王が現にみんなの中に来ておられる、
そして戦いの後に癒しをもたらされたという噂が
たちまち療病院を出て城中を駆けめぐったのです。
つまり、言葉による説得ではなく、行動で王位を示し、
かつ現執政のファラミアがそれを身を以て認めた、民衆もそれを伝え聞いた、のです。

映画では、そのあたりが全く伝わっていなかったので、非常に残念でした。
SEEでは戦いや変なエピソードを追加するよりも、この辺りに時間を割いた方が、
50年後も語り継がれる名作になっていただろうと思うと非常に残念ですね。

・・・おっと、長くなりました(笑)
気になったのでしたら、立ち読みでもかまいませんので、
文庫版の「王の帰還 上」の「療病院」の章だけでも読まれると、分かりやすいかと思います。

Posted by: いづやん : 2006年01月08日 12:37

おおーーーーー
詳細なご解説ありがとうございます!
新春から感動いたしました!!!

Posted by: puftaddy : 2006年01月08日 14:27

いえいえ、アツくなりすぎました(笑)
ぜひ、原作を読んでみてくださいね。

Posted by: いづやん : 2006年01月09日 22:33
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