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区民が台東区政を動かした!
11・10 経過報告区民集会
11月10日、午後6時半から台東区民会館で、上野地下駐車場外部監査請求署名推進連絡会の区議会での全会一致での外部監査実施の決定を受けての報告・決起集会が行われ100名を超える区民が参加しました。

集会は、大木了二代表委員の開会挨拶で始まりました。

清水洋代表委員が報告の中で、「ムダな公共事業を問う、住民請求による外部監査を全国で初めて台東区で実施させるにいたった(※)、運動の到達点を確認し、私たちの運動が台東区政を動かしたことを具体的に明らかにしました。

※他には、千葉市では、徴税率改ざん問題をめぐる住民請求による外部監査が実施になっています。
外部監査制度とは?

約100名の区民が参加した報告集会

当初は、「否決するしかない」という与党議員や「外部監査を提案するつもりはない」とした吉住台東区長も、区民世論の高まりで「外部監査を拒否できなくなったが、台東区が自ら決めた予算を外部からチェックさせることを初めて認めざるを得なくなった」ことには、画期的なことだとのべました。

しかし、27日の企画総務委員会委員長報告で、『今後は、我々議員と理事者が協力し、(仮称)上野広小路駐車場の一日も早い完成に向けて努力していきたいという意見がありました。』と誰も発言していないことを70人もの傍聴者が聞いているのに平気で報告していたこと(27日の区議会ドキュメント)があります。

同時に、現在の台東区の外部監査の、監査人選定方法や、選考基準には、大きな問題があります〈台東区の外部監査の問題点)。

また、10月27日の企画総務委員会でも問題になった、まったく監査の役割を果たせなかった台東区の監査委員の意見(通知)ー私たちの提出した4項目の事務監査請求の要旨の3・4項目を否定した意見を記してあるーが、公認会計士協会への外部監査人依頼に添付されているらしいことがわかったことが報告されました。

行政・与党の上野地下駐車場への税金投入を推進してきた人たちは、外部監査を自分たちの基準で実施し、少なくても駐車場建設が「やむを得ないものである」という結果を引きだそうとしていることを具体的に指摘しました。

 
区議会で外部監査可決を伝える朝刊各紙
はじめに大型公共事業ありきで、東京メトロいいなりで税金を投入し続ける行政ー民間では考えられえないことですーと、それを全くチェックできない議会に対して、住民がみずから署名を集めて実現させた、外部監査です。

単に「不正がなければそれでいい」というものではありません。区民の税金の使い方への疑惑に応えられる、行政から独立した監査が実施されるよう世論を盛り上げていく必要があります。

区長には、5項目の「監査人選定」への要望書を提出しましたが、今後は、会計士協会への要請をはじめ行動すべきことはいくつもあります。

福祉など区民生活を守ることを中心にし、「税金のムダ遣いをやめてほしい」という区民の願いが実現させるために今後も運動を強め、世論を盛り上げていくことが大切です。

私たちは、台東区政を大きく動かしたが、変えるまでにはいたっていません。これからは署名運動の時のような暑さではなく、厳しい寒さがひかえていますが、これまでの成果に確信を持ち、熱く頑張っていきましょうと報告を結びました。

上野地下駐車場建設個別外部       推進連絡会の台東区長への要望書
集会は、各地域からの参加者の意見交換や団体の取り組みの報告が行われました。
とくに、保育園の民間委託へ向けての外部監査が行われているなかで、「どの子にも大切に接するには、効率性のみを重視した、安易な民営化は問題である」という台東区職労保育園分会の代表の発言〈関連記事)には、大きな拍手が湧きました。

各地域や団体のすすめる会から署名受任者の方、署名してくれた方をはじめ、より多くの区民へ「連絡会のニュース」を配付していくなどの活動を強化を確認しました。

また、企画総務委員会委員長への「抗議と申し入れ」を参加者全員で採択し、新しい段階での連絡会の名称変更(外部監査自体は、実現したので新しい段階にふさわしい名称が必要)の検討することを決めました。

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