当初は、「否決するしかない」という与党議員や「外部監査を提案するつもりはない」とした吉住台東区長も、区民世論の高まりで「外部監査を拒否できなくなったが、台東区が自ら決めた予算を外部からチェックさせることを初めて認めざるを得なくなった」ことには、画期的なことだとのべました。
しかし、27日の企画総務委員会委員長報告で、『今後は、我々議員と理事者が協力し、(仮称)上野広小路駐車場の一日も早い完成に向けて努力していきたいという意見がありました。』と誰も発言していないことを70人もの傍聴者が聞いているのに平気で報告していたこと(27日の区議会ドキュメント)があります。
同時に、現在の台東区の外部監査の、監査人選定方法や、選考基準には、大きな問題があります〈台東区の外部監査の問題点)。
また、10月27日の企画総務委員会でも問題になった、まったく監査の役割を果たせなかった台東区の監査委員の意見(通知)ー私たちの提出した4項目の事務監査請求の要旨の3・4項目を否定した意見を記してあるーが、公認会計士協会への外部監査人依頼に添付されているらしいことがわかったことが報告されました。
行政・与党の上野地下駐車場への税金投入を推進してきた人たちは、外部監査を自分たちの基準で実施し、少なくても駐車場建設が「やむを得ないものである」という結果を引きだそうとしていることを具体的に指摘しました。
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