現在の監査制度を守り育てるという姿勢は基本ですが、補いきれない課題については外部監査に委ねるべき・・・と、私たちは会派として「個別外部監査の導入」を提案してきたのです。
既に「保育園」について、コスト・効率だけではなく効果などについて、客観的な<外部監査>が行われる予定ですが、この制度を<上野地下駐車場>でも活用することで、議案は全会一致で可決されました。
上野の活性化を願い、社会資本整備の一つとして進めてきた大多数の会派と、計画段階から地下駐車場反対で、今でも中止・凍結を求める一部の会派とでは対応が正反対です。
当初の予定より工期が延長され、経費が追加となるなど、行政の計画/契約に際してのツメの甘さ、土建に関係する業界の慣行・・・などは、街の感覚からは理解に苦しむのは当然です。・・・が
一台あたり建設費1億円などと不正確な情報を流したり、選挙利用のみの動きにも理解できません。
策動/煽動からは何も生まれません。(以下略) |
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全ては・・・”8000人以上の区民の署名”、そして”多くの区民の声無き声”が「与党・行政」を動かしたのです。 (中 略)
議会全員の一致で可決されたことは、正に台東区議会の歴史的変化と言っても過言ではないでしょう。 (中 略)
これからが、いよいよ本番です。
問題は入札(プロポーザル方式?)で決定する”外部監査人”の選定問題です。他の入札同様、呼ばれる”業者・会計事務所”を指名する権限は経理課を中心とした行政にあるわけで、指名業者の中に”行政側の意を汲みやすい方達”だけを呼ぶ懸念も無きにしもあらず。
今回、与野党が呉越同舟した”可決”の裏を探れば・・・
『選定過程で”問題のない業者”に外部監査を委託できれば、外部監査しても大した弊害はないだろう。
ならば・・選挙を考えて、”外部監査議案”に賛成の姿勢を示した方が得策だ。
そして、”賛成”によって”野党との対立軸”を消しておけば一石二鳥!』と考えた”与党議員”が居ても不思議じゃありません。
最初は外部監査に否定的だった行政幹部も、その辺りで落とし所を探ったのかも。
まあ、仮にそんな”企み”があったとしても、我々には”想定内”です。
”呉越同舟の真意”を探って、万が一に備えているのは”我々”も同じなのだから。 (以下略)
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