2006年10月12日

●「チェチェンのいま」から1年

ちょうど一年前の展示イベント「チェチェンのいま」からほぼ1年がたちました。 
新聞報道でご存知と思いますが、ロシアの政治腐敗やチェチェン人への拷問を追い続けてきた記者、アンナ・ポリトコフスカヤさんが10/7射殺されました。
今日、東京・文京区民センターで緊急追悼集会がひらかれます。そのお知らせです。

関連URL:
「チェチェン総合情報」 
「マスメディアが民衆を裏切る、12の方法」索引:アンナ・ポリトコフスカヤ射殺 

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<<転送・転載歓迎>>

10月7日、チェチェン戦争を追っていたジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤ女史が、モスクワで何者かに暗殺され
ました。彼女は99年以来、毎月のようにチェチェンに通い、軍事侵攻によって虐げられた人々についての地道な報道をかさねており、その報道は、プーチン政権への厳しい批判となっていました。日本でも「チェチェン やめられない戦争」などの訳書によって知られている彼女を悼む声は、強くなるばかりです。

ジャーナリズムや平和、人権の運動でチェチェンに関わってきた私たちは、彼女の突然の死を悼み、この暗殺に抗議するための緊急追悼集会を企画しました。同じ試みが、世界各地で同時発生的に生まれています。

この事件によって、世界中の平和を求める人々と、社会の問題を告発しようとするジャーナリズムは、大きな挑戦を受けているのではないでしょうか。

集会では、長年チェチェンを現地取材し、ポリトコフスカヤ女史にも取材している林克明さんと、ソビエト連邦崩壊後のジャーナリズムに対する弾圧をウォッチしてきた稲垣收さんの報告を伺います。また、当日は女史への追悼文を発表するとともに、遺族にあてたお見舞金を受け付けます。会場では、さきにあげたポリトコフスカヤの著作を販売いたします。

ぜひ、ご参加くださいますよう、お願いいたします。

そして、この案内をご覧になった方々にお願いがあります。今回は緊急集会ということもあり、明日12日までの短期間に、インターネットを通じてしか告知できません。この暗殺事件がつきつけているものは、地域の垣根を越えて大きなものだと思います。どうか、ひとりでも多くのご友人に、この案内を転送してください。よろしくお願いします。(主催者一同)

【概要】
集会名:緊急追悼集会「アンナ・ポリトコフスカヤの暗殺とロシア・チェチェン戦争」

日時:10月12日(木)19時00分〜21時00分(開場18時30分)

会場:文京区民センター 2A (210名収容可)

地図 

交通:地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園」駅徒歩5分/地下鉄三田線「春日」駅A2出口真上・大江戸線春日徒歩1分

参加費:300円(可能な方はお見舞金への協力をお願いします)

共催:チェチェン連絡会議 市民平和基金 チェチェンニュース編集室 チェチェンの子どもを支援する会 ハッサン・バイ
エフを呼ぶ会 社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会
後援:DAYS JAPAN 週刊金曜日

連絡先:editor*chechennews.org (*を@に置き換えてください)


【内容】
報告:林克明(ノンフィクションライター)「ポリトコフスカヤという人・事件の経過報告」

稲垣收(フリージャーナリスト・翻訳家)「ポスト・ソビエト時代の報道弾圧の歴史」

司会:青山正(市民平和基金代表)

共催各団体からのメッセージ・アピール 追悼文または共同声明の読み上げ

以上。


Posted by popotame at 08:12 | コメント (0)