2006年04月09日
●小川未明・山福朱実「砂漠の町とサフラン酒」と赤い鳥
同じく小川未明「赤い蠟燭と人魚」もそうですが、こんな話が児童読み物誌「赤い鳥」に掲載されていたなんて、まずすごいなあと思いました。その時代の子どもにいちどなってみたい。子どもと大人の距離はどんな具合だったのでしょう。
ポポタムギャラリーで開催中の原画展に小学生の女子二人がやって来て(ときどき来る子たち)、じっと絵を見ていました。色が鮮やかで華やかで、ぐーっとひきこまれるような力づよさのある木版画です。
ポポタムから目白方面に歩いて5分のところに「赤い鳥」旧事務所(鈴木三重吉旧宅)があります。千種画廊というギャラリーになっています。その向かいは「目白庭園」。「赤鳥庵(せきちょうあん)」という茶室(のような集会所のような…)があります。豊島庭園は入場無料。
よい気候になってきました。お散歩コースにどうぞ。展示は日曜までです。