2007年04月01日
●私書箱1284
3/27→4/7 高濱浩子個展、終了いたしました。
ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。とてもいい展示となりました。
★4/18より、iTohen(大阪)へ巡回します。関西方面の方はぜひ足をお運びください。
<過去の記録>
葉書大の作品が88点。すべての作品は焼き印によってつながっています。
意味をもたない形や踊りだすような色に、あれこれ想像を巡らすのはわくわくします。
今回の展示、とても好評です。絵を楽しみに、ポポタムまで足をお運びください。
作家の言葉と展示のようす↓
貿易商を営んでいた父が残した切手をモチーフに「旅する切手」を制作しはじめたのが1999年。
今回の作品もその切手をモチーフにし、絵を描きました。ゼンマイカムパニーと違い私一人の作業です。
紙の後ろには、全ての作品が繋がるように焼き印で割印をしました。
割印は続きます。
郵便葉書サイズの小さな絵ですが、未完の作品の一部でもあります。
私は「私書箱」は2つの世界の間を繋ぐ通路の役割があるのではないかと考えています。
それは書簡を留めておく場所というだけではなく、例えば、切手のむこうとこちら、今の前と後、誰かと誰か、二つの自分。
この展覧会で私も、また何かと出会える気がしています。
本日は、ご来場ありがとうございました。
2007年春 高濱浩子
*「私書箱1284」というのは、父が神戸中央郵便局で使っていた私書箱の番号です。