早朝ツーリングでご一緒させていただいた方々とお台場で別れて、一路アクアラインへ。
途中、アクアラインのトンネル内を走っている時に給油警告灯が点いてヒヤヒヤしたけれど、無事木更津に到着。海ほたると、それに続く海上の道路に期待して行ったのだけれど、思ったほどでもなかった。海の上がガスっていて視界が開けず爽快感がなかったからだろう。
バイクに乗っていてつくづく思うのは、「ホントに自由だな」ということ。なんだか青クサい感じがしてならいのだけれど、例えば写真のような山の中の細い道をほぼ方向感覚を失って彷徨っている時なんか、どこまでも行けるし引き返すのも簡単だし、でもどんどん先に行くぞ、という放浪癖を助長する自由さがたまらなくいい。
ま、実際迷っていたんだけれどもね。木更津から君津、市原の山の中へはいる細い道を見つけてとにかく行ってみようと思ったのはよいけれど、道はどんどんわかれていくし、車一台通るのがやっとの道の両脇は、不法投棄の山だったりして、少し怖いしで、結局この道どこに通じてるの? そもそもどっかに通じてるの? という疑心暗鬼も起こってくる。でも、それこそ旅の醍醐味だなあとうれしくて仕方なかった。
結局君津の山を一つ越えて久留里へ抜ける県道93号に出られた。ここは一つ久留里を目指して気の向くまま、風の吹くままに走るのだ。あちこちに桜が咲いて菜の花も至る所にあり、房総の春も満開だなあと鼻歌交じりにバイクを走らす。車も全然走ってない。房総の道はやっぱり楽しいよ。
と、終わりも見えないまま、さらに続く。