仕事でちょっとした文章を読む機会があって、それがなかなか面白く、考えさせられるものだった。うちの会社はプライバシーマークを取得しているのであまりその内容をつぶさには語れないけれど、以前から話題になっているとある動物園の元飼育係の人のインタビュー記事。
そこには「今もっとも衰えているのは『観察する力』じゃないか」という話が出ていてギクリとさせられた。「鑑賞はできるが、観察ができない。観察する力がもてないと、クリエイティブな力というのは絶対でない」 さらに続けて「今は記録しすぎだと思う。とにかくカメラでやたら撮る。(中略)見た、参加したという確証のためには、カメラで写さないと不安なのか。それでは記憶する力が衰えてしまう。だから絵を描く力も衰えてしまう」とあった。前後はもっともっと長くて面白いのだけれど、ここの下りはとても身につまされた。
最近色んなイベントに行っても、カメラで記録することばかりに神経を使っていないか。そこにある「空気や匂い」はカメラでは写せないのに、写真にばかり気を取られていないか。そう考えると、結構「あれ、昨日は何したっけ? 何を見たっけ?」と思うことが多々ある。つまり、「見てはいる」けれど「見えていない」のだ。
最近写真が下手くそになってきたのには、撮る行為だけに満足してしまって、観察することをおろそかにしてしまっているのもあるかも知れない。今年は、撮る前に見ろ、を合い言葉にしたいね。
投稿者 いづやん : 2006年02月24日 23:10 | トラックバック観察する力、に同感。
観察力、表現力、継続力の3要素が、表現者としては大切だなあと思うな。
バイカーズの写真とコメントは、毎回楽しみだよ。
今年もいろいろ行きたいね。
観察する力は本当に大事ですよね。
特に最近疲れ目で、何事も適当に見がち。
あああ、表のサイトも更新しなきゃですね。
・・・というか、
更新しない→お客来ない→やる気でない→さらに更新しない、
のダメループに入ってますよね。
果たして今さら更新して見てくれるかどうか・・・(´・ω・`)
最近 写真とってないんだよね、イベントのときとかも
心に焼き付けろ!
そんなロマンチストなおいら
とか言って、すぐ忘れちゃうんですけどねー
でも、忘れないワンシーンこそ、きっと大切な何かがあると、そんな気がします
> のぶ
いっつもイベント行くと思うんだけどさ、
「参加者」なのか「観察者」なのかって。
どうもその辺がどっちつかずで中途半端なんだよね。
まったく写真というものを撮らないはまげんと、
ひたすら我が撮影道を行くマッキーを見ていたら、
慌てふためいて写真を撮る自分はなんて小さいんだろうと。
心に焼き付けろ!は蓋し名言だと思いますです。
さあ、そろそろ三月です。
早春バイカーズやろう! 鬼門の房総あたりでどう?(笑)
観察する力・・・
なるほどなぁ!と本当に思いました。
じっくりと何かを見るって事もしてないです。
観察する目で見てたら、もっと奥深い物も
あるかもしれないのに見逃しまくりかも・・・
観察する力・・・忘れないようにしなきゃ♪
Posted by: さくら : 2006年02月28日 11:30> さくらさん
そうそう、じっくりと何かを見るって、
思ったほどしてないんですよね。
そう思ってコンビニでお菓子を買う時に
パッケージをじいっと見ていたら、
なかなか面白いデザインが多いなあと気が付いたりして、楽しいです。
やりすぎると店員に呼び止められたりするのでほどほどに(笑)
観察すれば、ドア開けっ放しとかなくなりますよ?(笑)
Posted by: いづやん : 2006年03月01日 00:10店員に呼び止められる・・・その光景を
見てみたかった!すっごく!!
すごい観察力だったんでしょうね。
あれ以来車のドアは何度もみてます♪
Posted by: さくら : 2006年03月01日 13:38> さくらさん
いえいえー、まだ呼び止められてないですから!(笑)
じいっと見てたら、呼び止められることもあるかもね、って話しです。