2006年01月14日

にしんの切込

nishin_no_kirikomi.jpg土曜日は仕事。大したことをしなかったけれど、帰りに無性に蕎麦が食べたくなり、お気に入りの「亥ノ刻」へ。

ビールを一杯飲んで、軽くつまんで、蕎麦を食べて帰ろうと思っていたのだけれど、最初に頼んだ「珍味三種」の中身にやられたのだ。ホヤの塩辛、クラゲの梅肉和え、どちらも美味い!のだけれど、白身魚の酒盗?のようなものを食べたら、メチャウマ━━━━(゚∀゚)━━━━!!っていうくらい美味くって! でもこんな魚の塩辛か酒盗かなんて、食べたことがないので名前を聞いてみたら、「にしんの切込(きりこみ)」と言うのだそうだ。東北以北ではポピュラーな酒の肴らしい。

にしんを米麹を使って発酵させたもので(こんな感じ)、塩気のあるクリーミーな味わいは、まさに日本酒の友。思わず単品でまた「にしんの切込」を、さらには日本酒の熱燗まで頼んで堪能。ホントに、ウマウマ。これは素晴らしいものを知ることが出来てよかったなあ。

投稿者 いづやん : 2006年01月14日 23:19 | トラックバック
コメント

こんにちは。北海道東海岸のしまふくろうです。冬休みに星野道夫で検索したらここがヒットしました( ・∀・)ノィョ-ゥ ナカマー。著書もいろいろ持っていますよ。星野さんが生前に写真を選定し編者宇されたものはやっぱり貴重ですね。こういった本は家宝です(笑)。さらにブログを拝見すると・・Macを使った仕事をされているのですね。こちらは地方の出版社でMac環境でDTPやってます。星野さんの著書に何度か登場するボブ・サム氏がこちらを訪問したことがあった際にお尋ねしたのですが、『森と氷河と鯨・・』は北海道が旅の終点だったんじゃないかと。こちらの先住民にこういう伝説があるのです。例年になく厳しい冬。寒さに飢えた先住民の人々がある日、『海岸に鯨があがったぞー』という大きなカラスの声を聞き命をつないだという話しです。そういえばワタリガラスは声マネが非常にうまいとか。未完の『森と氷河・・』ですが、こういった話をつなげて星野さんのスピリチュアルな旅がどんな形でまとまったのか・・考えるだけでも楽しいですよね。

Posted by: しまふくろう : 2006年01月15日 11:54

そうそう、「ニシンの切り込み」はスーパーの鮮魚コーナーの塩辛とか置いてある所にありますよ。塩分が多いので食べ過ぎないように・・・。熱々ごはんにぴったりですよ。

Posted by: しまふくろう : 2006年01月16日 00:58

> しまふくろうさん
はじめまして、コメントありがとうございます(・∀・)
北海道にお住まいなんですね。友達が旭川と岩見沢にいます。

星野道夫さんに関しては、本当に色々書きたいことがあるんですけどね。
思い入れが強すぎてなかなか自分で納得できるような書き方が出来ないので、
あまりたくさん書けてないのが実情です。

読んだ本全てについてレビューしたいと思っているんですが(笑)

三回忌だったかな、ボブ・サムさんが来日された時がありまして、
丁度命日の8月8日に「地球交響曲第三番」の上映と
ワタリガラスの神話のストーリーテリングを拝見する機会がありました。
素晴らしい時間でしたね。

「森と氷河と鯨」の終着点は定かではなかったように思うのですが、
「地球交響曲第三番」のラストは、星野さんが存命だったら
青森の三内丸山遺跡だと決まっていたそうです。

星野さんの著作にも、
クリンギットの長老が北海道のアイヌの人たちの出で立ちを見て
「この人達はどういう人たちなのか」と質問する場面がありましたね。
姿格好を見ても、無視できないくらい類似点がありますよね。
神話の類似を考えるとさらにそうだと思うんです。
そう考えるとアラスカのインディアン達は
日本がルーツではなかったのか、という考えも、あながち空想ではないですよね。

読むたびに色々な広がりを感じる、それが星野さんの本の魅力ですね。

・・・二つ目のコメント、名前がありませんが、しまふくろうさんですか?

Posted by: いづやん : 2006年01月16日 01:20

「この人々は一体誰なのか」・・エスター・シェイさんの言葉ですね。アイヌの曲線と直線で力強く表現された文様とトリンギット(星野さんはクリンギット・・ト書いていますが権威あるナショナルジォグラフィックがトリンギットと表記しているのであえてこう書きます)のそれとの類似点。クマを崇拝する精神文化。何を物語るか・・。太古に一人の勇敢なアイヌの若者がはるかなベーリンジアを越えて・・というのも案外ありかもです。ただ、北海道にはアイヌとは別のもう一つの文化圏がありました。流氷のようにやって来てある日忽然と姿を消したとされていますが。ギリャークとよばれる人々がそうかも知れませんね。この人々もクマを崇拝していたようです。姿を消した・・・一族まるごとベーリンジアを越えてトリンギットの祖先となった・・・・確信はもてないのですが、遥か太古の精神世界へとリンクさせてみるのも楽しいですね。岩合光昭さんと星野道夫さんの決定的に違う点は写真に神話を見出すことが出来る・・につきます。見ていて本当に癒されます。 トコロデ  りかーちんさんとおっしゃる方も星野道夫さんの著作がお好きな方なのですか?こういうことを話せる女性のお友達がいてうらやましいですねー。  にしんの切り込み・・のレス、しまふくろうです。名前を打ち忘れました♪

Posted by: しまふくろう : 2006年01月18日 00:23

モンゴロイドの移動は、色々な想像の余地があってまさにロマンですよね。
これだけ顔が似た人たちが海の向こうにいることを考えると、
やっぱりどこかで血のつながりを期待してしまうものです。

そして、なんとなく、ではなく、経験から得た確信を元に、
神話の側からアプローチしたのが、
「森と氷河と鯨」の星野さんの旅でしたね。
もし未完でなかったらと思うと残念ですね。

また、読みたくなってきました。

Posted by: いづやん : 2006年01月18日 23:40

うーっ。寒ッ!!マイナス22度!!
そうそう、北米の先住民と白人。白人はタクアンを食べられなかったけど先住民だけが「うまい、うまい」と喜んだというハナシ。血はひとつ。

こちらも読みたくなって来ました。
星川淳の「精霊の橋」、「森と氷河と鯨」。
この週末にあったかーとココアを飲みながら部屋の陽当たりの良いお気に入りのスペースで読んでみようかなと思います。

新しい発見があったらまたここに遊びに来ますね。

Posted by: しまふくろう : 2006年01月20日 08:47

寒そうですね!

食べ物の嗜好からも血のつながりが分かるなんて、面白いですよね。

週末、関東南部はまとまった雪でした。
暖かいココアに星野さんの本、最高の過ごし方ですねえ。

それはそうと、もししまふくろうさんもblogをお持ちでしたら
ぜひ教えてくださいな。

Posted by: いづやん : 2006年01月22日 23:42
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