アップルのIntel Macは予定調和な感があってサプライズに乏しかったのだけれど、今朝見たこのニュースには正直本当に驚いた。
「ニコン、銀塩カメラ事業を大幅縮小」・・・えっ、天下のニコンが?! 何かの間違いかと思ったけれど、本当らしい。「ニコンは、銀塩カメラ事業の大幅縮小に踏み切る。フラッグシップ機「F6」など一部のボディとレンズを除き生産を終了する。銀塩カメラ市場は急速に縮小しており、経営資源をデジタルカメラ事業に集中する」
マージデスカー? キヤノンとともに、日本の、いや世界のカメラ業界をリードしてきたニコンがフィルムカメラをやめる?! 自分は根っからのキヤノンユーザーだけれど、写真業界にそれなりの期間いた人間として、これは本当に一大事だと思う。今頃ラボとか、スタジオとか、プロカメラマンとか、大騒ぎしているんじゃないかなあ。
それと同時に、やっぱりフィルムからデジタルへの移行は否応なく進んでいるというのを実感できる出来事だ。それはラボで働いていた時から感じてはいたけれど、こうして大きなターニングポイントが思ったよりも早く来たことには、正直驚いている。
この決断から、あらゆる写真表現全般がどう変わっていくのか、とても気になるのだ。
投稿者 いづやん : 2006年01月12日 22:17 | トラックバック