2005年09月14日

神島紀行 2日目 その1

kamishima_09.jpg次の日は朝宿を出る前に、もう一人の宿泊客の人と話す機会があった。昨日夕日を見るのに突堤でぼーっとしていた時に、一人で一眼レフを首から二台もぶら下げている女の子がいるなあ、と思っていたら、その子が同じ宿だったのだ。ちょこっと話しをしたところによると昼はデザイン事務所で働きながら、夜は写真の専門学校に行っているらしい。すごいなあ。何よりカワイイ(おい)。

午前中はいよいよ島を一周してみようと思い、八代神社を起点に出発する。いよいよ、と気合い入れるほどのものじゃないらしく、ゆっくり歩いて2時間程度で一周できてしまうらしい。神島の周囲は3.9キロ、面積は0.76平方キロだからやっぱり小さい。

kamishima_10.jpg集落に残る昭和初期の時計台のところでカップルの写真を撮ってあげたりして、八代神社までの階段を登る・・・と行きたいところだが、入り組んだ道で相変わらず現在位置が把握できない。ふらふらあっちこっちに行ってようやく八代神社の前の長い階段に着く。脇道からカゴを背負ったおばあちゃんが出てきて、「灯台行くの〜? 蚊がえらい(すごい)よ」と教えてくれる。

kamishima_11.jpg八代神社で取りあえず旅の無事を祈り、裏手の道に回って島の東側に出る上り坂を歩く。まずは伊勢湾の伊良湖水道を望む神島灯台を目指す。勇んで歩き始めたのもつかの間、エサキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!とばかりに蚊の熱烈歓迎を受ける。以前にもそういえば佐久島で似たような目にあったのをすっかり忘れていた。こういう林の中の林道を行く時は、ジーパンかそれに準ずる長いズボンを履いてこないと大変な目に遭うと。結局島を離れるまでに足首周りを中心にたぶん15カ所ほど刺されることになる。とほほ〜。そして、虫さされの薬と、虫除けのスプレーなど持っていなかったと言うことは言うまでもない。とほほほ〜。

仕方ないので持ってるタオルをぶんぶん振り回しながら歩く。途中何度か左手の木立が途切れて眼下に海を一望できる。蝉が鳴いて、トンボが目の前を行き交い、人気のない道を暑い中歩くこのシチュエーションは、10年ほど前に小笠原に行き、母島の北港まで歩いた時になんだか似ていて、初めての一人旅を思い出してなんだか楽しくも切ない気分になる。

投稿者 いづやん : 2005年09月14日 23:55 | トラックバック
コメント

八代神社のこの道いいですねー

蚊さえいなければ、ちょっと座ってうっとり空想の世界に誘われたいなああぁぁ。

旅行記読んでると、あたしも旅にでたくなりますよー

Posted by: あゆ : 2005年09月15日 22:21

蚊ですよ、蚊。
何が一番の問題かって、蚊です。

八代神社のこの長い階段も、風情や情緒を楽しんでいると、ヤラれます(笑)

でも、いいところですよ、この階段と神社。

Posted by: いづやん : 2005年09月16日 00:56
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