銀座松屋のはす向かいにある本の教文館。雑誌が主に置いてある一階はウナギの寝床みたいに長くて狭いので、よほど用がないと使わない。二階はそれなりにスペースがあるのでたまに寄っては立ち読みしたり、新刊のチェックをしたりする(もちろん買うこともあるよ!)。
さて、この教文館は、1885年(!)に創立されたキリスト教の出版社だそうで、この建物も教文館ビルという。裏側(もしかしたら表玄関かも)から入ると、三階以上はキリスト教系の書籍や、児童書、洋書を取り扱っており、出版部もあるのが分かる。
去年児童書を取り扱う六階の「ナルニア国」が改装されて、今までギャラリースペースだったところに「CAFE きょうぶんかん」が出来た。気になっていてもなかなか足が向かなかったのだけれど、今日その「ナルニア国」で本を買おうと思っていたので、ついでに寄ってみたのだ。
中はこぢんまりとして、テーブルが5〜6個、ちょっとしたカウンターがあるだけのシンプルな作り。天井は結構高く感じる。何よりうれしいのが、銀座のど真ん中を感じさせない静けさ。「ナルニア国」も平日だとお客もまばらで、従ってカフェも混雑とはほど遠い。窓があって外が眺められるのだけれど、今日は半分ブラインドが下がっていてあまり見られなかった。
「きょうぶんかんブレンド」を頼んだら、豆を挽くことから始めるらしく来るまでに時間がかかるのだけれど、待たせるだけはあって美味しかった。土日は分からないけれど、銀座で静かにコーヒーを飲みたいなら、なかなか穴場なのではないだろうか。
隣の「ナルニア国」も、絵本はもとより、海外の児童書が置いてあったり、「指輪物語」を初めとするファンタジー物も品揃え豊富でお好きな人にはたまらない知る人ぞ知る穴場。
ちなみに、もう一つ。この教文館ビルは、各階の階段の途中の踊り場にトイレがあって、人もほとんどいない。週末の人でごった返す銀座で待ち時間もなく、静かなトイレをお求めの方には重宝する穴場でもある(笑)
投稿者 いづやん : 2005年06月24日 23:18 | トラックバックそうそう、ここのカフェ、
静けさという付加価値の他に、禁煙があった。
せっかく美味しいコーヒー飲んでるそばで
煙の味を乗せられたらたまったもんじゃない。
そういう意味でブレンド一杯480円は至極妥当だと思うのです。
付加価値というのはそういうものだとなんとなく思う今日この頃。
Posted by: いづやん : 2005年06月25日 00:33禁煙のかふぇーは貴重ですね。
なかなか銀座へ行く機会がありませんが
いつか覗いてみたくなるお店ですね。
ご紹介ありがとうございました☆
最近は既存店でも改装して、壁を設けるなどで
積極的に分煙しているところがありますよね。
いいことだと思うんです。
「吸う自由があるなら、吸わない自由もある」
Posted by: いづやん : 2005年06月29日 13:41