先日とある人から「よく言ってるアクセス解析って、IPアドレスの事? それってどこまで個人情報がわかるんだろ? メルアドとか電話番号とか。いやぁ、なんか勝手に会員登録されちゃってさ、金払えって事なのよ」というメールをもらった。良くある架空請求なので問題ない旨を伝えておいた。
そこではたと気が付いたのが、「『アクセス解析』って誤解されているのかも」ということ。そういえば以前にも何人かに「アクセス解析で何が分かるの? 誰がアクセスしたか分かるの?」と聞かれたことがあった。
・・・さて、「アクセス解析」は「個人情報をこっそり盗む」とか「覗き見している」とか「気持ち悪い」とか思っている人は、さっさとパソコンの電源を切って、本でも読むなりテレビでも見るなりした方がいい。悪いことは言わないから。そういう人たちはどこで「アクセス解析」をやっていると判断するのだろう。おそらく、ここのサイトのように「アクセス解析」サービスをやっているバナーなんかでそう判断するのだろう。でも、日頃使っているポータルサイトとか、ニュースサイトとか、ショッピングサイトとか、企業のサイトとか、およそしっかりした運営をしているところはどこでも「アクセス解析」しているから! 残念! ほら、もう怖くてネットなんかできないでしょ?(笑)
「気持ち悪い」という感情で見るなら、バナーを張って「アクセス解析しています」と宣言しているところと、上記のサイトのように素知らぬふりして解析しているところとでは、どちらがフェアで、どちらがフェアでないと言えるのだろう。そもそも「気持ち悪い」と思うことが誤解であると知った方が良い。そしてそう知ることで、冒頭の人のような、あたかも個人情報を抜き取られたかのような勘違いを起こして詐欺に遭いそうにならずに済むかも知れない。ま、それはこれから書くことの目的ではないけれど。
そんなわけで何回かに分けて「アクセス解析とは」を書いてみたいと思う。今目指している仕事のかなり重要な部分を担っていることでもあるので、自分の知識の復習と整理も兼ねて、お送りします。
まずは「アクセス解析とは」の結論から。それは「マーケティング」に他ならない。
以下次号!
投稿者 いづやん : 2005年05月27日 23:55 | トラックバック