そばがうまい店はつまみもうまいところが多い。つまり酒を飲む場所として実に最適だったりするのだ。
西川口駅東口から徒歩５分ほどのところにある「亥ノ刻」は、江戸の町屋を再現したなかなか趣ある素敵な店内で、もちろんそばがうまい。そしてつまみがどれもうまい。最近の楽しみの一つにここで「一人酒」をする、というのがあって、つまみを選ぶのが毎回楽しくて悩ましい。
鴨をあぶったモノもうまいし、漬け物の盛り合わせもうまいし、卵焼きがふわふわでこれまたうまい。そばがきもうまいのだけれど、これは締めにそばを食べるので最近はやめている。ボリュームがあるので一人でこれを食べるとうっかり満腹になってしまう。
焼酎を頼むと錫（すず）の器に入れてきてくれるのだけれど、これがいつまでも冷たくて本当によいのだ。そしてずっしり重い。日本酒を頼むと同じ錫の徳利と猪口で持ってきてくれる。焼酎をちびちびやってつまみをつまんでぼーっとしたり考え事をまとめたり。そして最後にそばをいただく。なんて贅沢。近所にうまい蕎麦屋がある人は、夜に飲みに行ってみると新しい発見があるかも。
そうそう、ここはそばの後にもちろんそば湯をくれるのだけれど、ある日長谷川さんと一緒に行った時、オレが「そばとろ」（そばつゆの中にあらかじめとろろが入っている）を頼んで食べていたら、「これ、そば湯の時にどうぞ」とそばつゆだけが入った器を別にくれた。こういう気配りができる店というのもなかなかない。そんなわけで秘かに贔屓にしているのだ。
投稿者 いづやん : 2005年05月26日 23:41なんか今日は「サライ」だね〜。
おいしそ。
その店、今度一緒に行って飲みたい！
土日もやっているのかな？
> しーしゃん
蕎麦屋で一杯、というのははまげんから教わったんだよ。
蕎麦屋はつまみがうまいから飲む時もあるよ、って。
そういえば長谷川夫妻とはまげんと「王の帰還」を見に行った時に、
新百合ヶ丘のヨーカドー？の上の蕎麦屋で飲んだことあったなあ。
> そのださん
いいっすよ〜。ってわざわざそのために来るような
とんでもなくいい店でもないと思いますけど（笑）
何かのイベントでうちに来た時に、ぜひ。
それよりも、大塚駅の予約しないといけない居酒屋の方が気になりますが？
大塚駅から徒歩3分の店、「こなから」は18時開店とともに続々と入ってくるお客さんがみんな「予約した○○ですが」と言っていたのには驚いたよ。何を食べてもうまい。こなからにも行こう。そば屋も是非。最近は居酒屋巡礼してるよ。
Posted by: その : 2005年05月28日 01:52そうそう「こなから」！
ネットでもちょっと調べてみたんですけど、
どこも評価高いですね。特に料理が。
そして地味に生ビールの注ぎ方が絶品だというのも気になってます。
昔、人のおごりで銀座の寿司屋で飲んだ生ビールも
「これがいつも飲んでるビールか！？」と思うくらい違ってて、
やっぱり注ぎ方一つでこんなに違うものなのかと感動した覚えがありますよ。
今度、行こう！
こなからの生ビールは、クリームのような泡だよ。
ぼくが行った店の中では、1番美味しい。
それ以上に、ブランドにこだわらず選んだ酒、その酒をうまくするために全力を傾けた料理が素晴らしい。
最近は焼酎もあったかな。
若い主人は学校でみっちり日本料理を学び、よその店で実地体験もし、ためらわず自分の居酒屋を持った。
志をたて、真っ直ぐに自分の思いを実行してゆく清々しさがこの店には満ちている。
（以上、新 精選 東京の居酒屋、太田和彦著、草思社発行より）
良い店です。
Posted by: その : 2005年05月30日 02:24ほほう、気になりますねー。
予約はどれくらい先にしないといけないんだろう。
例の冷暖房なしの日本酒飲ませる店も面白そうですよねー。
タイミングにもよるけど、こなからの予約は土日に行くんだったら1週間くらい前に電話するのが安心だね。
例の居酒屋は、神楽坂の「伊勢藤」（いせとう）。
あそこはシブい。
冷暖房無しと聞いていたけど、2月に行ったら家庭用石油ストーブが店に1つあった。
でも、ほぼ外気と変わらなかったよ。
建物がすきま風だらけだから、効果無し。
アルコールは日本酒のみで、確か兵庫の白鷹だったと思う。
他の飲み物は無く、頼めば水をもらえるかもしれない程度だね。
江戸時代にいるような古い木造建築は、文化財級だよ。
土日祝日が休みなのが残念だ。
連絡ありがとうございますね。
今どったばったしてて、なかなか先のことが見えないんです。
そして金欠だし、相変わらず（笑）
GW遊びすぎた。休みすぎた。
落ち着いたら行きましょう、こなから。
Posted by: いづやん : 2005年06月02日 23:49