時として「無力感」や「空虚感」に襲われたりしないだろうか。自分の中に確固たるものが感じられなくてうつむきがちになったりしないだろうか。自分の内側の部屋が空っぽに見えて仕方がないことはないだろうか。
でも部屋は空っぽなんかではない。たまたま何も積まれていない綺麗な壁を見ていただけだ。後ろを振り向けば、よく分かるもの、知っているもの、なんだかよくわからないもの、思い出せないものがたくさん積んである。目の前の綺麗な壁は、これから荷物を積んだり、勝手気ままに落書きをすることだってできる。何もないのではない。何かできる空間なだけだ。
できる(と信じられる)こととできない(と思い込んでいる)こと、持っている(だけで実はあまり使い道のなさそうな)ものと持っていない(けれど本当に望めば手に入る)もの、を考える。要は心のあり方次第なのだ。そういうと「言うのは簡単」と言ってしまう自分もまたいる。それに向かって「黙ってろ、目にもの見せてやる」と言う自分もいる。だからってクサっているわけでもない。
自分の内側の部屋にはまだまだ何か隠れていそうな、そんな根拠のない予感がするのだ。
投稿者 いづやん : 2005年03月21日 01:26 | トラックバック