2005年01月20日

魂のワンスプーン

one_spoon.jpg水曜深夜、TBSでやっている「魂のワンスプーン」という番組を知っているだろうか。一杯のスプーンに様々なジャンルの料理人が知恵と技術をつぎ込んで、究極の一口料理を作り、それを競い合う。毎回「うまそう!」とか「うわ、どんな味がするのか想像もつかない」という面白くも空きっ腹には実に目に毒な番組なのだ。

今回の勝者はボクサー出身のフレンチシェフ、田辺年男。「冬のニューヨーク」というテーマで作ったのが「生ガキとイチゴのマリアージュ」。昨日あたりから「オイスターバーに行ってみたい・・・」と思っていたところにこのメニューだ。審査の人たちの「美味しい〜〜」とか「噛むごとに磯の香りがして、段々ミルキーになり、最後に甘いイチゴで締めるのがいい」とか「イチゴに合いますよ〜〜〜」という言葉を聞くたびに画面を食い入るように見つめる。生ガキ食いたい・・・。

ところで、この番組のキモは「スプーン」であることは疑いない。クリエーター(この場合は料理人だが)は、なにか「枷」があると俄然やる気を出す人種なのではないだろうか。好きに作ってください、というよりも、これこれこういう条件で作ってください、というほうが燃える。そう思いながら見ていたら、ふとゲームのことを考えていた。今はなんでも出来る。映像はすごいし音楽はすごいしストーリーはよく練られていたりする。だけど、ゲームが本当に面白かったのは、制限ばっかりだったファミコン時代だったなあと。

「枷」の中で結果を出す、人を振り返らせる何かを作れるような、そんな人物になりたいものだ。

・・・それにしても生ガキ食いたい・・・。餃子の次は、生ガキだな〜。

投稿者 いづやん : 2005年01月20日 01:56 | トラックバック
コメント

その通りだな。
抑圧と制限の中に、自由と発想があるんだよ。
締め切りがあるから、作品は完成するんだ。
だからギャラリーにも締め切り作れ。
ちゃんと締め切りを公開するんだぞ。
守れなかったら、お詫びのコメントをここに書きたまえ。
笑えたら許す。

Posted by: じゃあ二 : 2005年01月23日 04:43

> だからギャラリーにも締め切り作れ。
> ちゃんと締め切りを公開するんだぞ。

・・・くっ、くやしいけれど、笑ってしまった。
やぶへびだったか・・・(笑)

で・・締めきりですが、守れないので設けるものか!(笑)

Posted by: いづやん : 2005年01月23日 22:43
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?






Trackback