先日「一蘭」というラーメン屋に行った。例の客席が一つずつ仕切られていて、目の前のラーメンに集中できるシステムで有名になった店だ。
入り口で食券を買い、入り口を入ったところで店員に麺の堅さ、スープの濃さなどいくつかの項目に分かれた「自分仕様」を注文する紙を渡される。仕切られた自分の席に着くと、すぐに店員がやって来て紙を渡して待つことしばし。
見た目にオーソドックスな豚骨ラーメンが出て来た。店員は「ごゆっくりどうぞ」と一声言うと、すだれを降ろして完全に目の前三方が仕切られる形となった。ラーメンはうまかった。独自の唐辛子トッピングが確かに効いている。麺を固めに頼んだのだが、そのせいかちょっと粉っぽかったのが惜しい。同じ博多に本拠を置く豚骨ラーメンのチェーンなら、一風堂の方がうまいと思ったのが素直な感想だった。
仕切られた中のぐるりとみると、目の前の暖簾に色々開店から今までのいきさつが書いてあったり、横の紙には「こう喰え」とか、「こう注文して」と所狭しと書いてある。一人でラーメンに集中できるが、色々と注文の多そうな感じではある。大体開店してしばらく経った後のある一時期、会員制でやっていたというところがどうも、な印象ではある。それでもしばしの「オレとラーメン」の一対一の対決を楽しんだ。
そんな中でも面白かったのが、替え玉などを注文する時も、割り箸の入っていた紙に書かれた注文票に書いて、目の前のボタンを押せば、一言も発せずに追加の注文が出来る点だ。仕切りに貼られた紙には「一言も声を出さないで注文できますので、女性の方でも思う存分召し上がっていただけます」と書かれていた。思う存分。なるほど、女性の羞恥心に訴えるシステムでもあるわけだ。
トラバ、ありがとうございます。
味集中システムは、慣れると落ち着くのかもしれませんが、初めて入ると逆にキョロキョロ見回したくなりますよね。
初めまして、こちらこそ、コメントありがとうございます!
そうそう、もちろんキョロキョロしましたよ(笑)
個室っぽくて、例えばのんびりし過ぎる人とかいないんですかね?