アップルストア銀座の11/30のグランドオープンの当日には、なんと5000人並んだそうである。実際には、中央通りをずうっと一丁目まで列は続き、 さらに京橋交差点前で有楽町駅方面に曲がり、国際フォーラムそばまで列は続いていたそうな。しかも当日はかなり雨が降っていたにもかかわらず。恐るべ し、Macユーザー。オープンの時に客を待っていたのは、「いらっしゃいませ!」ではなく、一階に並んだ全スタッフの、拍手 と、「Yhaaaaa!!!」という声と、ハイタッチ、だったそうである。なんだかいいなあ。それを見るだけでも行く価値はあったかも。
さすがに並んだりはしなかったけど、仕事の昼休みに行って来た。とてもポジティブな空気に満ちた、いい店だった。スタッフが気さくで、店内も明るい。長 居するとうっかり何か買ってしまいそうだ。どこかの記事で読んだが、スタッフによれば、ここで買わなくて、他で買ってもそれはそれでかまわないそう だ。Macユーザーの裾野を広げる、そんな役目を担っているという認識なのか。
印象的だったのは、4階にあるiMacで自由にネットにつなげるスペースで、となりに座った年輩の男性に、若い女性のスタッフが一生懸命に新しいMac OS Xを説明している場面だった。説明しているほうもされているほうも実に楽しそうだった。その年輩の男性はたぶん会社でWindowsを触ったことがある のだろうか、「これは今使っているやつよりホントに簡単だねえ」としきりに頷いていた。きっとあの人は買うだろうな、と思った。楽しい気分になって、納 得して、新しいものを買う。それを使って思った通り楽しい時間が家でも過ごせれば、値段なんて、あってないようなものなのかもしれない。ちょっとしたや りとりだったけれど、そんなやりとりが続いていくのなら、このストアもずっとここにありつづけるだろう。そんなことを思った昼休みだった。