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アロワナ

自身久しぶりの書き込みです。tipsのネタがなかなか思い浮かばなくて、今回は、仕事の合間に作った静止画を一枚紹介したいと思います。
それを元に、メイキングをちょっぴりやってしまおうという、少し無理やりな感じです。

アロワナ。それは古代魚の一種で、肉食です。水面下を悠然と泳ぐ雄姿は、どこか古の面影を残している感じがします。
今や、モチーフとなったアジアアロワナは、ワシントン条約に基づき保護されています。
熱帯魚の中でも、キングオブ高額なのです。私は熱帯魚などが大好きで、それが高じて今回の画を描いてしまいました。

私自身、個人的にまともな静止画一枚作るのは、初めてに等しい感じです。
まずどうやって作るかはあまり考えずに、いきなりやりたい部分から作り始めました。
そして、下絵も描かずにつくりはじめたので、構図をとるのに一苦労しました。実はもっといい構図があったのかも・・・。

モデルはLightWaveでさくっとつくり、テクスチャも横からべたで張りました。今回はそんなにモデルに時間はかけられません。

ライティングも今回はLightWaveでやりました。LightWaveは個人的には一発芸に強いと思っているので、時間をかけないでやりたいときはベストです。

LightWaveってレンダリングきれいだし早いんですよね。その代わり、ワークフローがプロダクション向きじゃない気がします。使いこなせてないだけかも知れないですが。

水中を表現するのって難しいですよね。もっと光の筋やコースティクスが入ると、らしくなるのかもしれないですね。今回は、ボリュームライトで少し濁った水中を表現してみました。

それでも水中らしくないので、気泡を追加することにしました。これで、水中での存在感と、思いのほか捕食した直後、水面からガバっともぐったかんじ?になったような気がします。(まぁ、熱帯魚好きの自己満足かも知れないですが・・・)
気泡は、LightWaveの得意としないパーティクルなので、ここにきてようやくHoudiniの登場です。シーンを移動するのは大変なので、それっぽく配置とカメラが合ってればよしとしました。バックにコンポジットした画を置いて、リフラクション(屈折)に反映させます。

やはりパーティクルに関してHoudiniは最高です。気泡は、大小ボコボコしてた方がらしく見えます。

後、気持ちミクロバブル的な気泡もおまけで追加しました。

そんなこんなやってフォトショップにもって行き合成、色調整すれば完成です。今回被写界深度もフォトショップでつけています。なんだかんだでそれなりに見えたと思います。
なんかこの画の感じ、そのままジグソーパズルになりそうです。笑