神津島は良かった。やっぱり島はいいよなあ。うんうん。原付バイクなら結構走り甲斐があると思う。何げに高い峠をくねくねする狭い道なんてのもある。こんなところで教習所で習った走り方が活きてくるとは思わなかった。単に走るだけではなくて、坂の脇に生い茂る木が途切れて眼下に青い海が広がった時の感動はどこの島に行った時も同じだけれど、やっぱりいい。
さて、島に行くと普通は海に行くものだけれど、へそ曲がりのオレは取りあえず山に登ってしまうのだ。いや、今回は一日目は山、二日目は海、って思ってたんだけれどね・・・台風のうねりをナメたらいかんよね。東海汽船の人が「明後日の便は来ない」って言ったら来ないんだろう。台風の進路がそれても、風と波のチカラは過去イヤってほど味わってきてるしねえ(´・ω・`)
おっと、話がそれた。実況中継(?)でも触れたけれど、神津島には天上山という山があって、特別高いわけではないけれど、なかなか秘境チックで小さな島の山なのにしっかり登山気分が味わえてしまう。白島口と黒島口という二つの登山口から山に登れるのだけれど、道に迷った挙げ句当初の思惑とは違う白島口からアプローチすることに。
でも白島口からの方が山頂に近くて良かったみたい。最初は森の中の階段を上っていくと、やがて森は開けて山肌に直接作られた山道を登っていくことになる。時間はそれほどかからない。
本当に良いのは山頂に登った後から。擂り鉢状になった場所がいくつもあり、表砂漠、裏砂漠があったり、一見湿地のような緑の絨毯が広がっているところもあり、池があり、そこの中州に神様が奉られていたり、と変化に富んでいて楽しい。そして何より人がいない!! 最高!!
でもいくら小さな島の山とはいえ、急に霧が出てきて道に迷うこともままあるそうで、看板にもそう書かれていたし、宿のおばちゃんも「一人だから気を付けて」と念を押していた。実際、自分では山頂をぐるっと回っていないつもりだったのに、やっぱり一周していて「あれー」と思ったものだ。
最短ルートで歩いて2時間くらい。島の山の面白いところは(と言っても普通の登山はほとんどしたことないけど)、すぐに視界に海が入るところかな。なかなかうまく伝えられないけれど、神津島に行くことがあれば、ぜひ一度山に登ってみて欲しい。
海は・・・適当に泳いだだけなので特にお伝えすることが出来ない(笑) やっぱり駆け足だったので、町を歩く時間もほとんどなかったなあ。それにそれに、島に来たらやっぱり夕日だと思うのだけれど、ちょうど夕食時間でとても残念な思いをした。今度から素泊まりにしようかなぁ。ま、何はともあれ、今回も限られた時間の中で良い旅が出来たと思う。
帰りに、竹芝に着いて、バイクのエンジンをかけようと思ってキックしたら、全くかからなくなり、押しがけしようが、プラグを掃除しようが、ダメ。空ではないけれど念のため20分ほど押してガソリンスタンドまで持っていってガソリンまで入れてもらってもダメで、いよいよルート2000カードの出番か、というところで、チョークを引いたら一発でかかった・・・というオチ付きだけれどもね_| ̄|○
いやーモン吉は以前のモン吉ではないな。寒いわけでもないのにチョーク引かないとかからないなんて今までなかったしなー。そんなバイカーズらしいエピソードもあった神津島旅だった。ああ、もう次の旅に出たいっ。知床ーっ。
投稿者 いづやん : 2006年09月04日 23:01 | トラックバック