2005年08月21日

大島保克ライブ in Blue Moon

ooshima_live_1.jpg土曜はしーしゃんと、しーしゃんの仕事の同僚の方にくっついて、葉山は一色海岸の海の家「Blue Moon」に行ってきたのだ。目的は八重山の唄者、大島保克のライブ。

逗子駅からバスに揺られて20分。一色海岸にたどり着くと竹で組んだ特徴的なピラミッド型の海の家「Blue Moon」が見えてきた。ここまでですでに旅気分。中に入ると、しーしゃんの同僚で「お母さん」というようなやさしい感じの武川さんが席を取っていてくれて、ステージの真ん前に座ることが出来た。まあ、後で移動することになるのだけれど、リハーサルを間近で見られてもうすでに満足(笑) 

実はこの武川さん、旦那さんがムーンライダーズのメンバーで、今回のライブにも参加されているそう。確かに大島さんのアルバムにも武川さんの名前がある。すごいっ。世間は狭い。

ooshima_live_2.jpg「Blue Moon」の中は砂地に木製の丸いテーブル、プラスチックの椅子が並んでいて、まだ夕方ということもあり、普通の海水浴客が思い思いの格好でくつろいでいる。店の向かって右側にはカウンターがあり、ドリンクとフードメニューを注文することが出来る。ステージではすでに武川さんのほか、ギターやパーカッションの人がリハーサル中。

まだライブが始まる午後7時には大分時間があるなあと思っていたら、大島さん本人が登場し、もう本番?と勘違いするくらいちゃんとしたフルコーラスの曲を二曲ほど歌う。もうね、シビれました。目の前なんだもの。本番の期待もいやが上にも高まる。

リハーサルの後は取りあえずビール、ということでエビスの生飲んだり、腹ごしらえと言うことでタコライス食べたり、コロナ飲んだり、マサラティー飲んだりして、午後7時。ステージに現れた店のオーナーさんの話によると、「Blue Moon」は今年で9周年。毎年色んな人がライブをするけれど、9年間毎年ライブをやっているのは大島さんただ一人、だけらしい。ほほう、すごい。

ooshima_live_3.jpgライブは二部に分かれていて、最初の一時間は沖縄本島や石垣、宮古、与那国の古典的な民謡を中心に。その後の一時間は大島さんのオリジナルの曲を。日もいい具合に沈んできて、橙色の灯りの中、艶やかな唄声と三線、それを盛り上げるパーカッションとバイオリンやマンドリン、ギター。背後からの海風と波の音。見上げると竹で組んだ屋根の間から星。

間違いなくこの二時間は幸せな空間だった。最初はいい感じで酔っていて、さらに時に高くなり低くなり伸びてはすうっと引く唄声に、気持ちよく眠りの淵に吸い込まれそうになったけれど、後半は知ってる曲が多かったこともあり、盛り上がった。「カラ岳」や「山原路」、「流星」といった「島時間」収録の曲や、「東ぬ渡(あーりぬとぅ)」、「赤ゆら」といった知らないけれど印象的な曲。もうこれはアルバムを全部聴くしかない。どれも本当に素敵な曲で、ライブだからこその臨場感に溢れている。ファンになって日も浅いのにこうして「生」の音に触れる機会を持てたことは幸せ以外の何者でもない。

ooshima_live_4.jpgサンダル履きの足に砂が始終付いて、風が感じられる。何より唄者の息づかいまで感じられるアットホームなライブは本当に良かった。また、来年も来たい。この唄者の存在を教えてくれたしーしゃんに感謝〜。

その後はお留守番だったはまげんも交えて横浜で飲んで、やっぱり帰れなくなったので、はまげん邸に泊めてもらって、次の日帰ってきた。もういつもお世話になってます。

投稿者 いづやん : 2005年08月21日 23:09 | トラックバック
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