先日ツタヤで沖縄音楽のオムニバスアルバムを借りてきて、ちょくちょく聞いている。オムニバスだけあって多彩ではあるのだけれど、やっぱり自分が聞きたいのは沖縄的ポップスではなくて、沖縄民謡そのものなんだというところに行き着いた。
そんな時にしーしゃんからメールが来て、彼女がとても好きだという沖縄の唄者大島保克のライブのお知らせをもらった。どんな感じなのかと店で一曲試聴してみたらすごく良かったので、さらにオススメの一枚を教えてもらって買ってきたのが四枚目のアルバム「島時間 〜Island Time〜」。
自ら弾く三線と、魅力的で良く伸びる節回しも絶妙の声が穏やかに流れ、心に染み入る数々の唄を紡ぎ出す。曲によってはストリングスやパーカッション、ピアノが入ったりするけれど、それもとても効果的に、彼の声を邪魔することなく引き立てていていい。
なんと言っても「いいなあ」としみじみしてしまうのが、この「声」だ。こんなしょぼいスピーカーではなくて、目の前で生で聞いてみたい、そう思わせる艶やかで時には官能的でさえあるこの声。沖縄の唄の底力を垣間見る気がする声だ。
今のところのお気に入りは一曲目の「カラ岳」。切々と歌い上げるところが、まだ見ぬ石垣の情景さえ脳裏に呼び起こしそうだ。他の曲も聴けば聴くほどに味が出るに違いない。
・・・と、言うわけで、とっても気に入りました。今週末のライブには行く気満々ですので、よろしく(笑)
大島保克のアルバムが気になる方はこちらをどうぞ。
>> 「島時間~Island Time~」