2005年05月09日

「ナルニア国物語/ライオンと魔女」

narnia.jpg「ロード・オブ・ザ・リング」三部作も完全に完結してしまい(PJが蔵出し映像を持ち出さない限り)、これから先、何を楽しみに生きてゆけば良いのか!と嘆き悲しむ今日この頃。大袈裟ですか。そうですか。

LOTRが終盤を向かえる頃だったろうか、「ナルニア国物語」の映画化を聞いたのは。先日すでに第一作目「ナルニア国物語/ライオンと魔女」がクランクアップし、全米では今年の12月、日本では来年3月に封切られることがすでに決まっているらしいということを聞いた。おっと、こりゃいけない。調べてみなければ。

「ナルニア国物語」の原作者C.J.ルイスは、オックスフォード大学の研究員時代にLOTRのトールキンと出会っている。そこで「インクリングズ」という文学討論会を持ち、各自の研究・創作を披露することになる。「指輪物語」が世に出る前に初めて読まれたのも、この集まりなのだ。

その「ナルニア国物語」がLOTRを凌ぐスケールで映画化、しかも全七巻ある原作を全て映画化するという。・・・大丈夫かなあ。LOTRシリーズの成功は、三部作全てを一度に撮影することで、ラストに向かうにつれてテンションが上がるという、当たり前のようでいて今までの三部作モノではなしえなかった快挙を達成することが出来た。今回は一作ずつ撮っていくようだ。

検索してみたら、日本のヤフーが独占で予告を流しているではないか。海外のオフィシャルサイトでもまだやってなかった。

見た感じでは、LOTRの血なまぐさいリアリティのあるファンタジーではなく、ある意味「ファンタジー」と言った時に思い描く様子そのままの感じを受ける。「ネバーエンディングストーリー」のような印象でもある。そして、なかなか面白そう。一番の期待は、LOTRの全てのビジュアル・VFXを手掛けたWETAが、この作品でもビジュアル以下、ほとんどの部分を担当しているというのこと。アメリカのアップルのサイトでは、その様子をムービーで見ることが出来る。WETAがからんでいるなら、ビジュアルで外すことはそうないはず! ううん、これはまた指折り数えて待つ映画ができた。

さて、「指輪物語」はもちろん何度も読んだけれども、実は「ナルニア国物語」は一度も読んだことがない。今から原作を読もうかと思ったけれど、ちょっと待て。LOTRの時は「原作愛読者」が陥るあらゆる悲喜劇を体験したではないか! 今度は映画を先に体験して、普通に感動してみようじゃないか。・・・なんて言っていて、我慢できずに読んでしまう可能性大、なのだけれど。

以下に文中の主なリンクを挙げておいたので、ぜひ。本家公式サイトの気合いの入り様を見ていると、安心して封切りを向かえて良さそうだ。

>> 本家公式サイト (Flashでかなり凝っている)
>> Yahoo!独占の予告
>> WETAの仕事ぶり (WETAのリチャード・テイラーがまた頑張ってる)
>> 監督について

・・・ちなみに、日本の公式サイトはしょぼくてリンクする気にもならなかったことを付け加えたい。ま、公開近くなったら↑の公式サイトをローカライズして持ってくるんだろうけれど。

投稿者 いづやん : 2005年05月09日 23:55
コメント

「ナルニア国物語」も映画化されるんですか、どうなんでしょうね?僕は、「ロード・オブ・ザ・リング」は10年以上前に本で読んでからずっと好きなのですが、「ナルニア国物語」は一巻で挫折したままです。それもだいぶ前に読んだので、今読むとまた分からないですけど。確かにファンタジーものでは外せない作品だと思います。ファンタジーでは、「ゲド戦記」をどこかで映画化してくるといいなあなんて思ったりします。

Posted by: sloth : 2005年05月11日 00:10

こんばんは〜。

「指輪物語」原作読者でしたか!
それだけで理由もなく親近感が沸きますね。
10年以上前と言うことは、自分と同じくらいかも。
自分も15年前くらいに読みましたよ。

ナルニア、挫折してるんですか、指輪が読めたのに(笑)

ゲド戦記も薦められているのにまだ読んでないんですよ。
ナルニアの映画が当たればまたどこかが作りそうな予感はしますよね。

Posted by: いづやん : 2005年05月11日 00:37

こんばんは!
TBありがとうございます。
こちらの記事興味深く読ませていただきました。
映画化は楽しみにしてるんですけど、期待と不安が入り混じった気持ちです。でも、映画化はうれしいです。
TB間違えて2回してしまいました。お手数ですが一つ削除をお願いします。ごめんなさい。

Posted by: loth : 2005年05月11日 02:21

こんにちは。TBありがとうございます。
原作をお読みになったことがないそうですが、あれはいいですよ。私が読んだ大昔の子供時代ですら、時代背景が古いものだったのですが、今私の娘が読んでも感動していますから関係ないと思います。全7巻、ナルニア国の時代は移り変わり、最後には辛い展開もなくはないですが、生き生きとした子供たちやその成長(或いは大人になったがゆえの変遷)など楽しめると思います。ディズニーが映画化と言うこともありある程度のクオリティも見込めそうですし、公式サイトの映像も悪くないものでしたので楽しみです。

Posted by: シェラ : 2005年05月11日 17:22

> lothさん
こんばんは〜。
こちらこそTBありがとうございました!
映画化に対する不安、よっく分かります(笑)
自分も数年前は「ロード・オブ・ザ・リング」で悶々としてましたから。
まあ、あまり期待しすぎない程度に、でも指折り数えて待つ方がいいかなあと(笑)


> シェラさん
こちらこそ、TBありがとうございます〜。
原作、あちこちでちょっと読みかじったところだと、
一貫したストーリーではなくて、主人公のその巻によって違うんですね。
興味深いです。
日本語訳が「指輪物語」を訳した瀬田貞二さんとのことで、
さらに興味出まくり!
今ヤフーオークションで狙ってます・・・(笑)

Posted by: いづやん : 2005年05月12日 01:54
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?