あまりこういうことを書きたくないけれど。帰りの電車で座っていたら、目の前に立ったじーさんがアメ玉をなめていた。
「からころからころからころ」「ちゅーっ」「からころっ」「ちゅっちゅっ」「かりっ」「ちゅーーーっちゅぱっ」
アメをなめるだけで周囲にあれだけ不愉快な音をまき散らせると言うのはある意味才能かもしれない。最近行きも帰りもヘッドホンで音楽を聴いてなかったけ れど、即座に取り出して耳にはめ、再生した。だがじーさんの口から発せられる音の方がはるかに大きくて防音効果なし。音漏れするほどボリュームを上げる わけにも行かず、20分間ただひたすら生理的嫌悪を催す音に耐えていた。
さて、こういう時は自分の頭の中で、どういう嫌がらせをしたらこのじーさんをやっつけられるか考える。おんなじアメをもうはちきれんばかりに口に詰め込む。・・・ダメだ。「ぶはっ」と吐いた瞬間に前に座っているオレに被害が及ぶ。それじゃ口にアメをつめた上で、フルフェイスのメットをかぶせてあごのベルトもきっちり締める。おお、ナイスアイデア。吐かれないし、第一舐める音も外 にもれなくなる。
とかなんとか色々考えていたら、赤羽で降りて行った。やれやれだ。