暗室に入り一人で作業してる時は、よほど忙しい、あるいは難しくて集中力を必要とする仕事をしているのでない限り、仕事と全く関係ないことを考えている。しかし、真っ暗闇というのはあまり考え事に向かないのではと大分前から気が付いている。なぜなら、一人で、暗い中、誰の意見や反論を聞くことなく考えに没頭していると、大抵はどんどんネガティブな思考の流れにどっぷり浸かっていってしまうからだ。一人で考えることをするなら、多少うるさくても昼間の喫茶店のほうがよほどポジティブな考えが出てくる。自分という人間がはっきりしてないからだろうか、思考は、簡単な環境にも左右されるんだなと、つくづく思う。