かぶが好きだ。いや、バイクのカブでなくて、投資の株でもなくて、蕪。野菜のかぶ。水菜が好きだったりセリが好きだったりして妙に野菜の好みの表街道から外れているような気がしないでもないが、宣言したい。やっぱりかぶだろうと。
大根とかぶが一緒に似たような調理法で出てきたら、迷わずかぶを取るだろう。かぶは基本的には淡白な味だけれど、「これぞかぶ」というだしが出る。ほんのり甘くて、ややあってピリッとくるような辛みがスバラシイ。
例えて言うならば、大根は一緒にいる人の色に染まる純真無垢な人。かぶは一見周囲に染まっていると見せかけて、気が付けばその人のペースになってしまっている、そんなムードメーカーな人。でも独裁者では決してない。
だがそんな素敵なかぶでも大根にかなわない場所がある。「おでん」でかぶ、は聞いたことがない。あれは色んな材料のダシのしみ出たつゆを吸って初めて完成を見るものであり、大根の純真無垢さが大切なのだ。・・・でもあんまりおでんを愛してはいないから、今しばらく大根の好きにさせてやっているのだ。
なんてことを考えながら作るのは、かぶの味噌汁。葉っぱも入って素敵にウマイ。
投稿者 いづやん : 2004年04月27日 00:50 | トラックバック魔法使いのカブでもなく・・。
Posted by: hingen : 2004年04月27日 10:34とっさに思い出せなかったので検索までしてしまった。サリーちゃんの弟だったか・・・。
サリーちゃんと言えば、この前亡くなった横山光輝が原作者だったのね。これも知らなかったよ。
単独で取り上げられることは少ないが確かにカブ自身も魔法使いなんだよね。サリーの弟と書かなかった所にhingenのうまさを見た。
Posted by: makatapu : 2004年04月28日 20:35