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2008年10月26日
3日め
スタッフも出演者もお客さんも、目が合うと親指を立てたりウィンクをしたり声をかけてくれたり。ザヴィエが「お前はきのうでスターになった」と冗談めかして言う。初日に石を演奏していたトニーは、僕を今日もう一度みるために滞在を延ばしてくれたらしい
今日のセットはセッションだけど、僕は知らない人との共演はあまり経験が無くて、ときにはよくない印象をもつようなこともある。覚えてるのは2004年にFBIでエリック・コルディエと共演したときのこと。終わったあとエリックにノンPAのことを責められ「君の音はバラバラの位置から鳴ってるからモニタリングできなくて、すごくやりにくい」と言われた。もう一個思い出した、とある演奏に参加したときのことを「あの場で君だけPAを使わないのはエゴだ」と言われたこともある。そのときは相手が知人だったのではっきりと言い返したけど、僕の音は拾わないんじゃなくて拾えないだけだ。音が常に動いてるし、外に出た音を動かすことで波や音色をつくるので、マイクで拾うことが単なる増幅ではなくて演奏の上塗りやエフェクトになったり、効果を台無しにしてしまうことだってある
とにかくあまり知らない人とセッションをやるとときどき擦ったり揉んだり困ったりなので、今回はPAに関しては共演者のフェランに任せることにした。フェランは手元にミキサーを置いて、自分の演奏のために必要と思ったら頭上で拾った僕の音をモニターに返す準備をしてたけど、結果的に出頭の数分だけしか僕の音は拾わなかったらしい。でもこのやり方はお互いに取ってちょっと窮屈さも感じさせるようで、少しやりづらかった。時間もややおしていて僕らのセットだけ他の出演者に比べてさくさくっと終わったこともあって、お客さんが帰らずずっとアンコールをつづけてくれた。内容はよかったので、いつかまたやろうとフェランと約束。彼はツアーばかりしてるそうなので、きっとまた日本にも来るだろう
今日のプログラムはどれもよかった。Kribiはこのイベントで初めて登場したバンドで、地元の若者たちがやっていて結成からまだ日が浅いらしいけど、アフリカンビートに絡むシンセとアコギがノーウェーブな感じでめちゃくちゃ格好よかった。Chris Burn Ensembleで再登場したパーカスのQuanもやはり凄かった。動きが細かすぎてリスみたい。雑誌をつくったりもしてるそうで、取材のため連絡先をきかれた。ちなみに彼はフランスの人で、ベルギーから来たのはトニーだけだったらしい。初共演だったんだって。本当に名演だったなあ
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こういうイベントのことをフェスティバルと呼ぶのは、本当にお祭りだからなんだ。これまで何度か各地のフェスに参加したけど、それらはお祭りのような音楽イベントで、festival Densite'sは音楽イベントのようなお祭りだった。近くの村から人が集まって盛り上げて、だれかと顔見知りになって挨拶する仲になったら後にその人はステージで演奏してたり歌ってたり。いすを運んでる人もお酒つくってる人もタマネギむいてる人も気がつけば出演者で、皆いつも明るく楽しそうで、いつでもおいしいもの食べて、飲んで喋ってどっぷり音楽を聴いて、最後にはフランスの伝統的な音楽でスタッフ全員が踊って終わる、素晴らしいフェスティバルだった
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全ての演目が終わったラウンジで、いろんな人がメッスも行くよと声をかけてくれる。今回はDensite'sともうひとつ、小都市メッスで催されるMusiques-Volantesというフェスが共同で僕を呼んでくれた。来週からまたお祭りがはじまる
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15h / Solo Sidsel Endresen
16h / Chris Burn Ensemble
John Butcher • Chris Burn • Simon H. Fell • Christof Kurzmann • Lê Quan Ninh
17h / Duo Ferran Fages • Tesuya Umeda
18h / Kribi
20h / The Omelettes Dens’in Project
投稿者 umedatetsuya : 2008年10月26日 00:00