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2006年10月30日
どっぷり
旅が重なったせいで部屋が荒れてるけど、夜には、夜のことをやったほうが調子がいい。掃除や洗濯は朝昼のことで、DVDを見たり本を読んだりラーメンを食べに行ったりするのが夜のことだ。このところ夜型に拍車がかかって昼くらいまで眠くならないので、ずっと期限が切れたままにしてあったツタヤの会員証をつくり直した。たっぷりどっぷり見たいので、眠れなくなるような内容の映画を6本借りた。どれも一度は見たことがある作品ばかり。初めて見る映画は情報量が多く構えてしまうので、たっぷりどっぷりには不向きなのだった
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朝になって散歩して、うどんを食べて帰って。昼まで寝ない生活をもうしばらく続けてみようかな、とか
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2006年10月27日
夢
あらためて携帯電話を手に入れるには、けっこうなお金が必要だ。さてどうしよう、と考える。もういちどよく探そうと、思いつきざまカバンの裏ポケをひっくり返したら電話が転がり落ちた。おおー、あったー、よかったー、、、と一瞬喜んで、まてよ、と自分の記憶を辿りだす。僕はパリの地下鉄で電話を失った。そのとき、このカバンは持ち歩いてなかった。そうか、これは夢だ。今いるこの世界は僕の見ている夢の中だ。だから、電話はきっと無くなったままだし、お金はやはり必要だ。そう思った。目が覚めてみると、散らかった部屋に電話はなかった
別の夢では、役所広司のモノマネをする役所広司をみて、似てるなあ。と感動していた。本人を前にしてなぜモノマネだと判断したのだろう
夢を全面的に信頼する度合いが薄れてるのか、眠りが浅すぎただけなのか
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2006年10月26日
ガタカ
ビデオでガタカを見た。終盤のころ発覚する"主人公と誰ぞやの関係"に少し醒めてしまったけど、好きな映画だった。残酷な世界の、きれいな話。時おり打ち上げられるロケットのショットがとても美しい。観ていてアルファビルを思い出した
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2006年10月24日
INSTALの写真
http://www.arika.org.uk/instal/live/photo.php
ここにお客さんからどんどんアップされてるみたいです
随時更新されて見れなくなってゆくのでお早めに!
これはいい写真だー

Jazkamer (by Phillip Berryhill)
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2006年10月23日
風習
下に書いた携帯電話、キーロックがかかっていて他の人はさわれない設定なので悪用やデータ流用の恐れはありません。念のため++
フィッシュリ&ヴァイス最高。明日もまた観に行く
夜はSir Richard Bishop(from Sun City Girls)とJames Blackshawのライブへ。James Blackshawの繊細なタッチが心地よかった。楽しみにしていたリチャードはいい演奏なのに、もともとイベントのPAの配置が劣悪なうえ、音が大き過ぎて聞こえない。正直つかれる。アコギだから生でいいのに。ジェームスも生で十分鳴ってるのにPAから出してたし。いったい何故なんだろう。風習?
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2006年10月22日
開通
僕のパワーブックは無線LAN比対応なので、なかなかネットをつなげない。3日ほど前に一度つなぐことができたけど、プロバイダのサーバにアクセスできず日々書き溜めた日記をアップできなかった。問い合わせてみたところ、海外からアクセスできない症例が報告されているが原因不明、という。グラスゴーでも、パリでもつながらなかった。参ったなあ、と思ってたら今、ロンドンでつながった
日付変わって今日は、テートモダンにフィッシュリ&ヴァイスの展覧会を観に行く。日記も数日分、あげておく
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れんらく
帰国は24日の夜ですが、パリでぼーっとしていて携帯電話をすられてしまったので、しばらく電話がつながりません。同時に皆様の連絡先全て紛失しました。お手数ですが、この先連絡を取り合う可能性のある方は、メールでも手紙でも口頭でもなんでもいいので、近々ご連絡入れていただけると幸いです
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2006年10月20日
音楽ファン
パリのオレリアンの家でECDIARYを読んでる。オレリアンは日本語がペラペラの同い歳で、前に東京で会ったフランクのレーベルの手伝いをしてる人。スコットランドへ行くことをフランクに喋ったら、それを伝え聞いて、ぜひパリに寄りなよと誘ってくれた。あまり時間もないし一度は行けないと判断したけど、破格のチケットが見つかったので、ついでに散歩気分で立ち寄ることにした
初めて歩くパリの街はきれい。歩きながら、いくつかの映画とそのシーンの断片を思い出す。僕にとってパリは、どうやら映画の街なのだ。ぼーっと眺めてると、横でオレリアンが「おれ、アレより凄いのベルリンで見たよ」とか、「イタリアはもっときれいだ」とか台無しなことを言う。でもサービス精神旺盛で、空港で出迎えてくれて、いろんなところを案内して回って、ご飯をごちそうしてくれたりもする
彼は大の音楽ファンでもあって、これは良い曲だろうとか、この曲知ってるかとか、部屋でいろいろ取っ替え引っ替えCDをかけてくれる。聞く側からすればDJ独り占め状態。学生の頃、同じ寮の2階に住んでいた子が僕の部屋から漏れる音楽が好きだという理由で訪ねて来た。それ以降、彼はいい音楽を見つけると僕の部屋に持って来てCDをかけてくれた。そしてたびたび、「本当に音楽を好きな人はそれだけで尊敬できる」と言った
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2006年10月15日
女の子
今日のプログラムは僕のアコースティックセットで始まる。起きたときからぼーっとしてて、何かやらかしそうなやな予感がしたのだが、予想は的中。準備しておいた鉄のテーブルや階段はスタッフへの説明不足で片付けられてるし、音を鳴らすのに必要な素材も気づいたらカバンの中だとか、楽屋の冷蔵庫の中だとか、、、これではそれぞれの鳴りも思うようにはいかない。始めてしまったことは仕方が無いので、とりあえず落ち着いてできることをやる。ところが、おわり。と思って頭をぺこりとやっても、あれ?お客の反応が‥‥。写真を撮ってたおじさんに近づいてコッソリ聞いたら「誰も終わったことに気づいてない、次を待ってる」とのこと。バリーに目で合図したら、慌てて場を閉めてくれた。バリーも終わったことに気づいてなかった。というか、あの場にいた人が、誰ひとりとして終わったことに気づいてなかった。会場全員が、完全に?マークだった。実際、この状況は狙っていた。僕には2セットある。このうちの1つは、全員に?マークを残してやろうと考えていた。が、しかし。それは2セットめの予定だった。思うようにはいかない
それならばとサチコさんのライブ中にセットチェンジを挟んで2セットめ。本番直前にバリーに相談して、会場中を観客が動き回るようにアナウンスしてもらった。にぎやかな感じで始まったのだけど、これまた機材が言うことを聞かず、展開が予想できない。応急処置は間に合ったつもりが、一度割れたファンでは風の力も弱く、元通りの動きにはほど遠い。それぞれが僕の意志とは関係なく機能停止になっていくなかで、落っこちた風船を小さな女の子が奪って遊びはじめた。お父さんが元の場所に戻すように注意していたので、構いませんと伝えた。女の子は自分より大きな風船を抱いて、振ったり投げたり転がしたり、ホントに楽しそう。最後に、大きな拍手は僕よりも彼女に向けられた。行く先を見失いかけていたパフォーマンスは、この子に救われたのだった。小さな女の子には、誰もかなわない
その後、桑山さんとキジマさんや、Arrington de Dionysoなどを楽しむ。アリントンはドローイングもやってて、いびつでローファイなのに、ちょっとだけエキゾチックな画風が面白い。2月に来日して工藤冬里さんとツアーをまわるそうなので、再会を約束
最後のMaryanne Amacher。見た目からただ者じゃないオーラを出しまくってるおばあちゃんで、初日からめちゃくちゃ楽しみにしてた。ところが、イベントが巻いて開演前の待ち時間が1時間空いて、待ってる間に別会場のソファーで眠ってしまい、最後の瞬間以外を聴き逃すという。最後の最後にして、またもや取り返しのつかないポカをやってしまった。リハを聞いてその凄さは重々承知だったこともあって、これは相当くやしい。後で話した全員が、彼女のパフォーマンスを絶賛していた
気持ちの落としどころが見つからず楽屋へ向かってると、リー・パターソンとエレン・フルマン+ショーン・ミーハンが僕を捕まえて最初のセットがよかったと声をかけてくれた。こういうの、ベタに励みになるよ
全てのプログラムが終了して地下のカフェでわいわいくつろぐ時間。急に場が湧いて、皆いっせいに階段の方に拍手と歓声を送りはじめると、その先にいたのはビデオを撮りながら階段を降りて来る鉄人さん。なわけがなく、その後ろで影になっていたバリーだった。上でDJがちょい懐かしめのブレイクビーツをかけていたので、中林君と2人でフロアへ。よくわからないテンションの人たちに混じって踊るのが楽しくて楽しくて、4つ打ちに不向きな動きで踊る術をたくさん編み出した。ずっとずっと踊って、こんなに踊ったのは何年ぶりだろう
そして今、腕のあたりが痛い
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2006年10月14日
2日め
フェスは楽しい。こういう場に呼んでもらえることを本当にうれしく思う。今日になってinstalというイベントの趣旨と言うか、意図みたいなものを感覚で掴めた気がする。なるほど、僕が呼んでもらえたこともなんとなくわかるし、他の出演者をみても、ピンとくるようになったというか。今日はとくに極端なものが多くて、刺激的な瞬間もたくさんあった
ドラムとバリトンサックスのデュオ"Steave+Ravi"。ドラムの人が本番前にちゃかちゃか叩いてるのを聞いてフリージャズみたいな感じかな。と思ってたら、まあ、その点はあたらずとも遠からずなんだけど、このサックスの人、超人。序盤からいきなりごんぶとの音圧でサブトニック/サブハーモニクスで延々循環呼吸で、なんというか、ヘビーロックカン・テーファンみたい。個人的にはよくある吹きまくり叩きまくりな演奏はあまり得意ではないのだけど、たまにぽつんと飛び出すフレーズやテクニックも、音色や構成がとぼけててぜんぜんいやらしくないし、見た目はメイクを落としたジーン・シモンズみたいだった
今日のお客さん大半の大本命、灰野敬二+トニー・コンラッド。灰野さんはいつもさながらに底なしのリバーブで笛を吹くとこから始まって、声とエアシンセとギターを絡めた演奏。前にも似たようなことを言ったかもしれないけど、最初の1音が鳴った瞬間に場の空気を灰野色に染めてしまう音の凄みに圧倒される。トニーさんは灰野さんと対になったような低音や乾いた音を、破れた太鼓や弦の飛び出したバイオリンなどを弓でこする演奏。裏をかいたようでいて的確な、エッジの立った音。前に出て来ないようでしっかりと空気を飲み込んでる感じ。佇まいや水玉のTシャも含めて、めちゃくちゃ格好よかった
他にもリー・パターソンや名古屋から来たという桑山さんのドライアイスソロなど、どれも面白かった
イベント全体を担当してるPAさんは瞬発力と柔軟性を兼ね備えた腕利きさんで、でかい音の人やバンドの人たちにすこぶる評判がいい。会場に持ち込まれてるPAシステムも強力で、低音が鳴ると内蔵がぎゅるんぎゅるんなる。最後のジャズカマーというバンドが相当爆音を鳴らしてたけど、こんなでかい音のライブみたこと無い
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荷物が本番前日になって届いた。でも、中をあけてみるとファンの羽が折れ、出力の部分も接着が外れてたり、修復とメンテが必要な状況。この先荷物を送るときは、段ボールを2重にしなきゃだめだ。それと、詳細なインボイスに関係なく販売用と思われ税金をとられてしまっていた。僕の場合、荷物を送るには問題が深い。修理に必要なものと、別のパフォーマンスで使用するマテリアルを揃えるため、ブライオニーと2人タクシーでお店回り。彼女は釣具屋さんやホームセンターなど行く先々でチャキチャキはしゃいで楽しそう。無骨な店員さんに気さくに声をかけて笑顔にして、ほんと、明るくて誰とでも仲良くなれる素敵な人だ。バリーと一緒に手作りでこんな大きなフェスを主催して、すべてをやりくりするのは並々ならない労力が必要だと思うのに、2人とも疲れた顔はまったく見せない
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2006年10月13日
アーチス
寝て起きていま朝、フェス初日。ペンペンズも他の人たちも楽しみ。宮本君は無事到着するだろうか。昨日飛行機で見た「嫌われ松子の一生」の三拍子があたまから離れない
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会場のアーチスは地下のトンネルがそのままライブ会場になっていて、グラスゴー中央駅のすぐ目の前にある。響きも天井の高さもほどよくて、とても好みの空間だ。地下のカフェで食べる出演者用の特別メニューはとてもおいしかった。はやくやりたい。明後日がどんどん楽しみになってくる
今日のライブではエレン・フルマン+ショーン・ミーハンがすばらしかった。ペンペンズは客の心をグラグラ揺さぶって、がっつり湧かせて大盛況だったけど、もし僕が初めて見た人に何か感想を求められたら、本当はもっともっといいんだと答えただろうな
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2006年10月12日
JAL
グラスゴーへ向かう飛行機の中。JALに乗ってるのでスチュワーデスさんは皆日本人だけど、ほぼ日本人ばっかの乗客ににまぎれて、僕だけ何故か毎回英語で話しかけられてる。あまり露骨に日本語で返すのもなんなんで「とまとじゅうす」とか言って発音でさりげなく誤解を解こうとすると、「シュア」と言って渡される。顔や髪や服でインドとかシンガポールとか遊牧民とか言われたことは今までもあったけど、ここまでベタな展開は初めてだ
フェスは明日から始まる。僕はその3日めに出番が2セット。お客は300とか400とか聞いてるけど、もちろん生音でやる。地下で冷える会場を、さらにひんやりとさせる
のか、な‥?
ジャジャジャジャーン!
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2006年10月11日
ipod
事前に送ってある荷物が届かないという知らせをinstal主催者のバリーから受け取って2日。追跡サービスで確認すると、ロンドンの通関待ちということがわかった。荷物の中身はバラバラに分解した扇風機が3つ。復元可能な限り原型に近づけて、怪しいものは全部手荷物に回したし、インボイスの紙も細かく書いた。ようは細心の注意をはらっての結果なんで、仕方ないということ。バリーはいろいろ心配してくれて、荷物が届かなかった場合何かプランはあるかとか、自分にできることはないかとか聞いてくるけど、まあ、そのときはそのときで、なんとかなるだろう。出発前にあわせて携帯の機種を変えたら、最新機種だとおまけでi-podがついて来た。ボーダフォンがソフトバンクに変わったことと同時に始まったキャンペーンか何からしく、思わぬところで得してしまった。ついにi-podデビューだ。ラジオをダウンロードして聞いてみようと思う