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2005年12月05日
アンテナみみ
Hacoさんが先日のヴューマスターズの作品レポを書いて下さるというので、メールで解説文を書きました
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会場:赤レンガ倉庫(314、315棟)
特徴:鉄筋の石造りで天井が高くて広い/古い(老朽化による鳴きがすごい)
体験その1:
夏に展覧会をやったとき、315棟のセンターでラジオを鳴らす実験を行った。様々なポイントを移動しながらこれを聴いてみるたところ、5m離れただけで言葉を解析できなくなり、コーナーに至るとテクスチャそのものが変化した。また、ほぼ等距離にありながら4隅それぞれにて聞こえる音の質感は全く異なった
その2:
展覧会期間中のイベントでエキソニモがパフォーマンスを行ったときのこと。パフォーマンス会場となった315棟では明らかに展示作品のファンの音よりも巨大な音量で鳴らされていたサイン波のドローンが、スピーカーの置かれていない314棟に移動してみると聞こえにくくなり、ある一角においてはファンの音の背景に回ってほとんど消滅したと言っても良いほど識別し辛くなった
限られた空間において反射を繰り返した音の波がある周波数を聞こえにくくしたり、逆に際立たせたり。という、まさに「音が空間に消費されている」かのようなイメージ
そこらへんをテーマにしたパフォーマンスを限られた時間内でデモンストレーション的にやってみようと思い、今回行ったパフォーマンスの概要が以下
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314、315棟それぞれの中央に同機種のオープンリール・テープレコーダーを設置し、314の方を録音機、315を再生機として30メートル近い長さのテープでループさせる。残響の深い315棟の中央に1本、対角の天井付近と床下にそれぞれ1本ずつコンデンサーマイクを設置して、314棟のミキサーに送る。僕は314棟に陣取って、テレコの録音ヘッドと手元ミキサー、話をするためのマイクを操作する。客席は僕の目の前だけど、暗転にしてあるので姿は見えない。あとは秒針を刻むベルが10個、315から314に向かって時間差でタイマー設置されている
314で記録される音は拾うマイクの位置によって表情を変化させ、時間差の再生と録音を繰り返した音は重複し加算されながら、反響や残響のみが検出されて行く。314のテレコは再生しつつも、常に音を記録するわけではないので、時間の経過とともに様々な時間の断片がバラバラにつなぎ合わされた状態になる。音の断片んの羅列は次第に具体的な音の輪郭を無くし、環境の音に溶けて行く
そして、客席を通過して背後から鳴るベルのとともに音は消滅する。ついでに時間も止まったらいいなー、なんて。
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今回のパフォーマンスは自分でプロトタイプと位置づけてあるので、形態をさらに進化させてまたやってみたいと思います
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recordのとこに写真2枚アップしました!
イチバン下
投稿者 umedatetsuya : 2005年12月05日 22:56