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ひとくちに病気といっても様々です。 たとえば、お金で困り悩んだり、人間関係で 悩んだり、いじめでなやんだりと、悩みは、つきものです。 こんな悩みも病気の一種。心の健康がなによりです。 こんな病気があります。 それは、全身こむら返り病です。 よく、ふくらはぎが、つるのは、よくあることですが、全身の筋肉が突如、つるのです。 それは、いつ襲ってくるかわからないとという恐怖感を持っています。夜も眠れません。 皮膚組織にコラーゲン生成が増加して、顔や手などがつっぱり、しわなどは、無くなり、 ぱんぱんに張った状態になり、口の開け閉めが、非常に困難になります。 まるで、ウインナ−のようになり、間接が曲がりにくく非常に痛い。これが、強皮症です。 前置きが長くなりました。 平成13年度厚生科学研究費補助金について。 生活習慣病の研究費は、6億4千8百5十万、 簡単に内訳しますと、日本人の水溶性ビタミン必要量に関する基礎的研究に、二千万、 その他、研究所属施設、滋賀県立大学人間文化学部。 そして、特別研究費として、三億六千三百万。 内訳は、狂牛病に関する研究や 学校内の殺傷事件を事例とした今後の精神的支援に関する研究、そのた、合わせて、二千万、 ガンは、かなり、力を入れています。 それは、2項目からなっています。 1→がん分野に八億三千二百万、 内訳は、肝炎対策としての肝がんの研究と、三千六百万。その他 2→がん克服(事業名)に十二億三千二百万、内訳は、新しい免疫療法の研究、一億、その他、 エイズに十一億、 免疫アレルギーに六億四千三百万、等々 これだけでも膨大な費用ですが、まだ、ここに記載していないものまで数えますと大変な数になります。 ここまで見て来ましたが、その研究費に円形脱毛症の項目がありませんでした。 これが、現状なんです。 このように、円形脱毛症は、厚生科学研究費からの補助金が無いため、個々の大学の教室(皮膚科学教室)が、独自に大学からの経費の範囲以内で行なっているのが実際です。 そのうえさらに、その教室での研究は、結果が果たせるような研究になります。 たとえば、アトピー性皮膚炎の患者数の実態、及び、発症、悪化に及ぼす環境因子の調査に関する研究や尋常性座瘡(ニキビ、またはアクネ)に対する漢方薬の基礎的研究などが上げられます。 また、何といっても、残念ながら、まだ、髪に関しては毛髪の発生の出所じたいが分かっていないのが現実です。 ただ、円形脱毛症の毛根像は成長期にある毛髪が、なにかの原因で抜け落ちているといわれています。 この脱毛症を成長期毛性脱毛症と呼んでいます。 はじめにも触れました、全身こむら返り病や強皮症。これらもはっきりとした原因がわかっていません。 蛇足ですが、こんな中、わけわからない?民間療法も往々にして登場するのかもしれません。 ですから、円形脱毛症にたいして、かなりの非科学的な治療は避けたほうが賢明です。 ぞれでは、また、Mr、Xでした。 PAMが思うにかなりショックをうけました、じゃ〜どうすれば、たとえわずかでもいいから、研究費の補助が計上されるようになるのでしょうか? あいつ(円形脱毛症)がもっともっと、世の中に出て行かなくてはだめなのでしょうか?? じゃ〜、どうすれば、世の中に出て行かれるんでしょうか?? 世界保健機構(WHO)の健康の定義は、 『単に病気ではない、身体が虚弱ではないというわけではなく、肉体的にも精神的にも社会的にも完全に調和のとれた良好の状態』 このように、定義しています。 WHOの本部はジュネーブにあり、日本は、1951年に加入しました。 Mr、Xでした。 そういう意味で捉えたら、どれだけ、健康な人って世界中にいるんかな? 一人もいなかったりして・・・???? 大体、社会って時代時代で変化していくから、そして、その変化ってやっぱ、人が作るんだから・・。 by PAM NO3 はい、今回は、皮膚科のマニュアルブックから、円形脱毛症を見ていきたいとおもいます。 本のタイトルは、皮膚疾患へのアプローチという本です。 さて、どんな風に書いてあるのかな、まずは、アトピー性皮膚炎の項を見ていきましょう。 アトピー体質におこり易い疾患は、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、先天性白内障、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などである。 アトピー性皮膚炎患者は、皮膚感染症を合併しやすい。 細菌による伝染性膿痂疹(膿痂性湿疹)、 ウィルスによる種痘疹(種痘せい湿疹)、 単純性疱疹(疱疹性湿疹)、伝染性軟属腫の多発などをみる。 アトピー疾患の炎症発生は、外因性の抗原による I 型アレルギー、すなわち即時型アレルギーの反応による。 抗原(ハプテン)が蛋白質と結合し、完全抗原となりIgEと複合体をつくり肥満細胞に付着し、脱顆粒現象をおこさす。 この顆粒中のヒスタミンが種々の生体反応をおこす。 アトピー性皮膚炎は、生後1〜2ヶ月より頭部、顔面の湿疹(乳児急性湿疹または乳児脂漏性湿疹)としてはじまり、おむつ皮膚炎などが合併する。 2歳頃から、体幹にアトピー皮膚と称せられる毛包の一致性の痒性丘疹が多発する。ついで肘窩、膝のうらなどに湿潤性の皮溝が深く、皮丘隆起の局面と四肢の慢性痒疹があらわれる。 アトピー性皮膚炎の補助診断として血中IgE値高値、血中好酸球増加、白色皮膚描記症、アセチルコリン遅発蒼白反応などがある。 ウィスコットアルドリッヒ症候群、毛細血管拡張性運動失調症などにアトピー性皮膚炎が合併する。 以上、アトピーの項でした。 さて、問題の円形脱毛症の項を見ていきましょう。 円形脱毛症(alopecia areata)は、自律神経の異常または、自己免疫説などが想定されているが、原因は不明である。 突然、頭髪、時には腋毛、陰毛なども円形に脱毛する。 毛髪の生え際より脱毛する時は、蛇行状脱毛症(ophiasis)と称し、治癒に至るまでの期間がながい。 以上。 アレ、もう終わりですか!まだまだ続くんじゃないですか!? いやいや、本当に、これだけです。これで円脱に関する項は終わりです。 マニュアルがこれでは、天下の名医もやりようがない。 アトピー性皮膚炎は、見開きページで載せていましたが、円形脱毛症は、四分の@ページしか載せていませんでした。(写真とかの部分も含めて)) 眠くなるはずなのになぜか?眠気も覚めてしまいましたか? 皆さんと共に勉強していきましょう それでは、また、Mr Xでした。 このマニュアル本は本物の医者が見る本ですよぉ〜〜〜〜 もちろん、それなりに研究というか勉強してるとは思いますけど、 んで、これで何を治療するんですか???? これでは、とんでもない医者に当たった時、円脱患者はそれこそ・・・・・・・。 また、改めて、円脱って超マイナーな疾患と思い知らされました(大涙) ### もし、とんでもない大間違いだと言う先生とかいたらメール下さいです。PAMのとんでもない勘違いだったら大変ご迷惑かけているかもなんで、ちと気になりますので・・。 by PAM |