|
今月は知人山口衣子さんの「死の彼方の希望」を紹介させていただきます(一部省略)。
1988年11月11日、5人姉妹のうちで一番健康だった妹が、たった3ヶ月あまりの闘病生活の末、癌で亡くなりました。38歳。妻として母として、まさに円熟期にさしかかるところでした。しかし、非常な死は2人の幼子から、情け容赦なく母親を奪い去ったのです。
医者の宣告は絶望的でした。大腸癌。しかも肝臓、肺にまで転移して、手遅れである。半年から1年の命。
死の足音ほど残酷に、人間の希望を裏切るものはありません。人間的な望みはすべて断たれました。
しかし、憐れみ深い神様は、最後の望みの道を残しておいてくださいました。それは、「わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。」(ヨハネ5章24節)という約束です。
イエス・キリストは、この永遠のいのちを人間に与えるために、全人類の罪を背負って十字架の上で死んでくださいました。
間近に迫る死を悟った妹は、幼子のような心になって、罪を悔い改め、イエス・キリストを救い主として信じました。永遠のいのちを受けたのです。その時から妹は変わりました。絶え間ない咳と腰痛と呼吸困難に苦しんでいましたが、衰弱していく肉
体とは対照的に、たましいは引き上げられ、清められ、高められていきました。永遠のいのちは、たましいを回復させる力を持っています。
十字架で死んで、救いを完成してくださったイエス・キリストは、三日目に墓からよみがえりました。そして、信じる者にも同じように死に打ち勝つ力をくださいました。
「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。」(ヨハネの福音書11章25節)
死の5日前、妹は訪ねてきた夫と子どもたちの前で語りました。
「お母さんはイエスさまを信じて、永遠のいのちを頂いて先に天国に行ってきます。あなたたちもイエスさまを信じて天国にいらしゃい。そこでもう一度会いましょう。」
必ず冬が来るように、死はすべての人に訪れます。死は愛する者を引き裂き、喜びを奪い、悲嘆と絶望をもたらします。しかし、どんなに厳しい冬にも春が到来するように、神さまは死の彼方に天国と復活の希望があることを教えて、私たちが死に耐えられるようにしてくださいました。
|