意外と知られてない機能の一つに"プロキシ"があります。
エフェクトを足したり、移動や回転などのなにかしらのアクションをすると
あたりまえですがその時間で使われている素材を全て計算しなおします。
ここで、マシンのスペックが低かったり
解像度の高い画像を使用していたり、
見た人の心が不安定になるような大量のエフェクトを使っていたり、
レイヤー数の多さを競い合ったりする部族の出身だった場合、
毎回の再計算にかなり時間をとられます。
このとき、作業中は本番のコンポジションではなく
コンポジションを一度QTなどに出力して、代わりにそちらを表示し、
重い計算が不要な状態で作業をすることができます。
これがプロキシです。
使い方はとっても簡単。
1.
プロジェクトウインドウで、プロキシを作成したいコンポジションを右クリック
プロキシ作成で、静止画かムービーを選びます。
2.
レンダーキューに新しくキューが追加されるので、
ファイル形式や圧縮形式、ファイル名や保存場所を好みに応じて設定し、
レンダリングしてください。
ただの仮表示用の素材なので、なるべく軽い素材にしたほうが良いと思います。
3.
レンダリングが終わると、コンポジションにの左側に四角いマークが付き、
自動的にプロキシが設定されています。
これで、作業中はプロキシの方を表示するようになり、
コンポジションの中身の計算を無視するようになります。
4.
最終レンダリング時にレンダリング設定で
"プロキシを使用"の所を"プロキシを使用しない"にすれば、
レンダリング時には、元の素材の方で計算をすることになります。
絵を載せて説明しようかと思ったのですが
メンドーなので諦めました。
さあ、キミもプロキシを使用してライバルに差をつけよう、
と言おうと思いましたが、こんなことで差がついてしまうライバルも
大したことないと思いました。