火無し燈篭

兎月書房 A5ソフトカバー 150円

橋本将治「火無し燈篭」
陽気幽平「首帰える(目次では「首が帰る」)

怖すぎる目次

持っているだけで呪われそうな絵

陽気幽平「首帰える」
今まで読んだ陽気作品のなかでも印象的な作品。
戦国時代の野武士2人のちょっとコミカルなホラー。スプラッタ映画も顔負けな描写あり。

こんなに意味不明でおかしくて詩情あふれる漫画のエンディングを見たことがありません。

怪奇スリラー3

A5ソフトカバー 貸本短編誌
東邦漫画出版社 144P 160円

山田弘史「離魂病」
河本おさむ「執念」
ケイ・堀内「蝋人形」
?「怪奇 赤いトランク」

1・2に比べると急にレベルダウンした作家陣。内容もいまいちです。
表紙はなかなか良いですが。

「赤いトランク」
作者不明
この本の中では一番気に入っています。
見た目おじさんの赤いトランクには、恋をして燃えあがってしまうと文字通り溶けてしまう蝋の少女(おじさんの妹らしい)がいて、ボーイの少年を溶かしてしまいました。

ゾウアザラシかいに

坂田靖子
白泉社 チェリッシュ絵本館4
23×31p ハードカバー 32P
1984/7/25初 定価1200

主人公のトムくんが「ばんごはんにつかうゾウアザラシをひとたばかっておいてね」というお母さんのメモを読んで、ファンタジックな旅に出る絵本。実は「ゾウアザラシ」は見間違いで実際には別の食べ物が書いてあったというオチ?があり、暖かくエンディングを迎えます。

寄生人

兎月書房
A5ソフトカバー貸本単行本
定価170円 136p

橋本将次「断末魔(45P)
キ○ガイ博士の話。残酷描写がハンパ無いです。橋本将次は作品の出来にムラがありますが、この作品はかなりキテます。

つゆき・サブロー「寄生人(91P)」
復刻も出てるくらいですので、知る人ぞ知るというよりも、もはや怪奇系貸本の代表作のひとつとも言える作品ですね。


オリジナルの入手困難度はかなりのものだと思われます。

真・麻雀伝説
風の雀吾 雷鳴編 灼熱編


みやぞえ郁雄
志村裕次 原作

雷鳴編 S59/5/25 390円
灼熱編 S60/6/25 390円

中国での3年間の修業を終え帰宅した雀吾。しかし、帰宅直前に父が襲われ、世界に革命を起こすことが出来るぐらい凄いらしい、十二の雀技が書かれた巻物を奪われてしまう。雀吾は世界を守るため、十二の雀技を会得した夜叉連合12人集と1人ずつ戦うことになる。戦いを続けていくうちに一気に覚醒していく雀吾、そして夜叉連合すらも何のために戦っているのだか分からなくなってきて、物語は一気にヒートアップ!少年ジャンプ的というか、車田正美的な世界が麻雀で展開されるのが面白いです。