青春とはなんだ

ひばり書房
B6貸本 240円 164p
浜慎二「誓いの完封」
五島慎太郎「あばかれた偶像」
竹田きくお「その夜は雨」
北風三平「今朝早く」

怪談系の短編誌からの再録でしょうか。
北風三平の中でも傑作の呼び声高い(古書ビビビでは)「今朝早く」他3篇を収録

午後の栄光

ひろき真冬
1986/6/9 480円 B6
アクションコミックス

現在はデジタルイラストレーターとして活躍しているひろき氏の野球劇画をまとめた単行本。かつての栄光を引きずりながら、厳しい現実に突き当たる野球人の悲哀を描いた作品群はどれも秀逸です。もちろん絵のレベルは最高峰です。
王、江川、原、長島さんらが実名・変名で登場します。

狂った一族

ダイヤモンド文庫優良傑作漫画34
B6ハードカバー 定価150円

岩井しげお「狂った一族」128p
桜井昌一「気狂画家」127P?

岡田あきら風のカバー絵が強烈です

蝋面紳士

城たけし
日の丸文庫188
B6ハードカバー 130円 128p
表紙 高橋真琴

「呪われた巨人」ファンによりカルト漫画家として知られてしまった城たけしの探偵漫画です。この単行本では「しろ」たけし名義です。「蝋面紳士」とは主人公のことで、怪しげなおっさんのお面をかぶった青年・希堂伴師が正体です。「第一部 完」で終わっています。巻末に短篇漫画「推理漫画 ピンボケ探偵局」を収録。

母波子波 前後編

牧かづま(牧かずま)
若木書房 B6ハードカバー
前編 傑作漫画全集395 S33/1/10発行 130円 127P
後編 同406 奥付票欠のため不明 130円 127P

漫画界の大巨匠[白土三平]や怪奇漫画の鬼才[谷ゆきお]師匠として知られる牧かずまの「赤い松葉づえ」と並ぶ?代表作。

主人公あけみは父が海で死に、母は気が狂い、自分は人身売買で都会に売られてしまいます。唯一の友達のもんたも母が病死し、おじさんの家は火事で全焼という不幸が襲い、犯罪組織に引き込まれそうにもなります。とにかく最後までめまぐるしく展開する怒涛のストーリー漫画です。

「牧プロ」として谷ゆきお(谷由紀夫、中井のり子、和田芳夫)の名前がクレジットされています。中井のり子が原作を担当し、谷ゆきおは背景その他を担当していたようです。
なぜか前半のラストで登場人物が「まんが こまプロダクション」という牧プロ?の事務所を訪ね、谷ゆきおと会話をしたり、和田芳夫が顔を出したりします。谷ゆきおは「牧はいないか?畜生、うまくやってらあ」なんて言ってて、単なるアシスタント以上の地位があったのではと思わせます。

黒猫館

四條健美(四条健美)
日の丸文庫190 B6ハード
発行日記載無し 128p 130円

キャラクターにちょっと特徴のあるスリラーもの。
朝風太郎というプロレスラーが主人公で、プロレスシーンもあります。

鬼姫おろち

影森奇蝶
新書サイズ 207P
ひばり書房
1974/10/31 350円

言うまでも無くひばり黒枠一番人気の鬼姫おろち。
この時期の白川まり奈は素晴らしいですね。
でも実は80年代以降もすごい絵を描いているのです。
いずれお見せします。