いばら美喜 「赤ン坊」
小島剛夕 「めくら影」
山本進 「凍る家」
古賀新一 「ママが怖い」
部屋探しをしている恋人同士に「私の部屋を借りないか?」と話しかけ
てきた初老の紳士。付いていくとそこには豪邸が。借りる条件は「20年
間住み続ける事、そして一人の赤ん坊を育てること」。「その赤ん坊は
どこに?」と聞くと「私だ」と答える紳士。なんと若返りの薬をその紳士は
入手したのだという。さっそく目の前で飲み干した紳士はみるみる小さく
なっていき赤ん坊になってしまう。しかし二人は「とっとと孤児院に売り飛ば
そう」と言って孤児院の引き取らせてしまう。その上、二人はその若返りの
水を老人に売りつけようとその源泉におもむく。延々と続く山道を登り、やっ
と着いた頂上で二人は天然水をがぶ飲み。あーあ、やっちゃった。