いばら美喜 「金色夜叉」
小島剛夕 「月満つる夜」
北風三平 「ある画家」
・うーん、まぁまぁかな
古賀しんさく 「悪魔のような女」
・絵から抜け出した人殺し女の話
2年前、大仏の前で誓い合った結婚の約束を女は容易く破ってしまった。
「貯金2000万円ある人のところに行くの。あなたなんて今は失業中でしょ」
と吐き捨てて。男は「1日だけでも5億円を手に出来たら死んでもいい」と嘆き
ながら帰途に着くがその際杖を持った怪しげな男が後ろにいてその嘆きを
聞いていた事に気付いていなかった。あくる日預金通帳になぜか5億円が振り
込まれ、その足で彼女とその新恋人の前に姿を現し、眼前で3000万円を焼く。
「まだ4億以上あるからね」という元彼に彼女はすぐに復縁を迫るが元彼いきなり
ビンタ。心残りながらも彼女の元を後にした男は急に苦しみだし死んでしまった。
その背後には数日前に彼の嘆きを聞いた怪しい男が立っていた。
すごい扉絵