いばら美喜    「落雷」
小島剛夕     「十六夜月」
サツキ貫太    「棺の中の男」
多摩海人     「消えた男」

雷雨の山道の恋人同士。彼女の首飾りと同じ物
をしていた彼女の母はそこに雷が落ちて死んだと
言う。そのため彼は彼女にその首飾りを捨てさせる。
その直後車に落雷があり、間一髪逃れた二人は近
くのお寺に逃げ込む。そこには見るからに怪しい住職
と僧が待っていた。お茶を出してもらい腰を下ろした
彼女の服から捨てたはずの首飾りが。「母が捨てちゃ
いけないって言ってるのね」と再びつけ直す彼女。
なかなか来ない坊さん達を彼氏が見に行くとそこには
恐ろしい姿をした吸血鬼が二人。逃げようとする二人に
追いすがる吸血鬼二人。そしてとうとう追いつかれ彼女
の服に手を伸ばし服を引きちぎってしまった、しかしその
服の切れ端にはあの首飾りが。すると稲光とともに一筋
の雷が吸血鬼に落ちバラバラにしてしまった。彼女達は
首飾りに命を救われたのであった。