THE WORLDS OF NAM JUNE PAIK

洋書英語21×28㎝ハードカバー275ｐ
Guggenheim MUSEUM

ビデオアートの父でフルクサスの中心メンバー[ナム・ジュン・パイク]の世界のビジュアルブックです。1月29日に惜しくも亡くなられた氏の今見るとよりアヴァンギャルドなビデオインスタレーションやテレビロボット、新聞記事などが掲載されています

PREPARED BOX FOR JOHN CAGE

箱の大きさ21×22×3㎝　カラフルなゴムが複数巻かれているデザイン
内容物は製本されていない紙が82枚収録(微少の誤差はご勘弁を。片面のみ印刷)
何枚かは写真のように表面に光沢があり、写真・作品等が美しくプリントされています。小さなフィルムの現物がそのまま紙に貼り付けてあるものもあります。

詳細はわかりませんが、巻頭の文によると1987年2月1日(展覧会は5月？)にジョン・ケージに向けて多数のアーティストにより書かれた(作られた)アーティストブック的な図録のようです。多数の文・作品に[ジョン・ケージ]の文字が見えますのでトリビュート的なものだったと考えられます。フワフワした説明で申し訳ないですが、フルクサス周辺に興味がある方ならマストでしょう。
[参加アーティスト/著名人]
Peter Moor、ラリー・ミラー、Fredric Lieberman、Ray Johnson、Dore Ashton、Giuseppe Chiari、ローリー・アンダーソン、ヘンリー・フリント、Carolee Schneemann、ミラン・ニザック、ジャスパー・ジョンズ、オノ・ヨーコ、アレン・ギンズバーグ、ナム・ジュン・パイク、Alison Knowles、ヨーゼフ・ボイス、Claes Oldenburg　他多数

the misfits thirty years of fluxus

VHS 80分

フルクサスの30年に渡る活動を収めた貴重な映像集です。
パフォーマンスの数々も貴重ですが、フルクサスメンバーや周辺人物へのインタビューが充実していてます。
[インタビュー]オノ・ヨーコ、ジョナス・メカス、ナム・ジュン・パイク　他多数
[パフォーマンス]オノ・ヨーコ、ジョン・ケージ、ラモンテ・ヤング、フィリップ・コーナー、刀根康尚、ナム・ジュン・パイク他多数

道の真ん中にピアノを置いて弾くかと思えばそのまま静止してしまい、周囲の人達が耳を澄まして聞こえない音を聞こうとしているパフォーマンスが印象的でした。

SOME FLUXUS

VHS 59分　ラリー・ミラー　監督

ジャケの説明によると、アメリカでの展覧会の際に作られた作品のようです。
二つ折りの解説書入り。
[内容]
・フルクサスの中心人物[ジョージ・マチューナス]の死の間際のインタビュー(約18分)
・コンサート「The Kitchen　(ニューヨーク　1979/3/24)」約12分
・コンサート「Neuberger Museum、SUNY at Purchase(ニューヨーク　1983/3/5)約6分
・Flux Wedding　約5分
・Flux Feast of Erotic Food and Flux Cabaret(約5分)
・More Fluxus Performances(約7分)

ジョージ･マチューナスへのインタビューを挟み、矢継ぎ早に次から次へと伝説的パフォーマンス(モノクロの古いものが多いです)が続きます。フィリップ･コーナー、ラリー･ミラー、Alison Knowlesやオノ・ヨーコ・刀根康尚ら日本人アーティストによるパフォーマンスも見られます。ナム・ジュン・パイクの人間チェロなんてのも収録しています。フルクサス関連の映像ソフトは珍しいので、アーティスト・パフォーマーの方・目指す方はぜひ入手を。

フルクサス

横22縦28センチ　ソフトカバー　143P
バーゼル美術館編
翻訳　ワタリウム美術館
クレオ　発行
1994/12/25発行　定価3800円

200点近い写真資料・図版を収録したフルクサスの資料本。
日本語で読めるフルクサスの資料は少ないので非常に貴重です。