いばら

いばら目次

いばら美喜  「おじいさんの木」
北風三平   「だるま」

古賀しんさく  「目のない顔」
・古賀作品に多いおでこに目の話

落合二郎   「怪針」
・町で拾った針で写真の人物を指すとその人物は
穴があいてしまう。悪用した末、過って自分の写真を
貫いてしまう。サツキ競作

自分の娘をヤクザに殺された老人は、自分と同じ寿命だと
前から思っていた木の前でわざとヤクザに殺される。すると、
その大木はあっという間に崩れ落ちてヤクザたちを飲み込ん
でしまった。なかなかの傑作。

戦慄すら感じるラスト、まさにだるま。
北風にしては怖い結末。