いばら

いばら美喜    「枯れ木」
太田康介     「RE型血液」
サツキ貫太    「運河」
古賀しんさく    「奇妙な男」

土地開発が進むある町で、一本の大木を巡り現場監督
とある親子が対立した。木を伐る伐らないでいきなり殺し
合いが。親子のうち息子は監督の事務所にまで乗り込み
警告するが聞き入れられず息子は社長を刺殺する。帰って
いく息子の背中に社長の子供がナイフを投げヒットしたのだ
がまったく効き目がない。怒った社長の息子はダイナマイト
で大木を爆破してしまう。するとその親子は崩れさってしまっ
た。

しっかりした姉にヒロポン漬けの弟。姉は家の中でねずみのような黒いドロドロした
ものを見つけ弟に捨てさせるが、黒い物体はまた戻ってきてしまう。その黒い物は
猫にからまり下半身を溶かしてしまった。姉弟は警察を呼び保健所に引き取ってもら
おうとしたが、黒い物体は逃げてしまった。そして次々に犠牲者が。黒い物体は犬と
くらげの混合物だったというオチ。

プロの殺し屋の元にある島から「カラスを殺して欲しい」という依頼がある。
依頼の紙と一緒に大量のお金。しょうがなく島に向かう殺し屋。そして島に
着くと依頼者が。その依頼者は顔や全身が傷だらけだ、カラスにやられたと
いう。話を聞くと、息子が行方不明になり一人寂しくしていたその男の元にあ
る日、口を聞くカラスがやってきた。寂しかった男はカラスを子供のように扱い
いつも一緒だったが、ある日息子の行方が分かった。するとカラスは男が外に
出たり息子の写真を見るのを監視して攻撃し始めたのだ。殺し屋は男に着いて
いきカラスを発見するとすかさず射殺した。するとそこにいたはずの男は消えて
いて代わりに白骨死体があった。死体は「これで息子に会える」と呟いた、男は
すでに死んでいたのにカラスについばみ続けられ成仏できなかったのだ。