Wagtail's ラフ絵を並べるコーナー

私は常々らくがきちょうに日記まがいの短文やらその時脳髄に渦巻いてるプロットだとかを偏執的にだらだらメモっているのですが
埋まったらくがきちょうを見返してみると、その瞬間瞬間に考えていた事の記録になってて案外(自分だけが)面白かったりする。
だがしかし、一オタク野郎の個人的かつ膨大な記録を形にして残しておくのは、かさばるやら、死んだら恥ずかしいやらでもある。
と言う訳で、自分で勝手に選定してどーにもハシにも棒にもかからないものは処分しているのですが、これいい!という下書きや
絵と文で熱っぽくびっしり書き込んだストーリープロットがあると勿体なくて『とっておくか』と言う事になる。
で、気が向いたので、そのChaosならくがきちょうの中から表に出た作品のルーツや気に入ったラフをのっけていく事にしました。

基本的に何を思って描いたのかはそん時の自分だけが知っている事であり今こうして冷静に載せてる自分には皆目、謎。



2007年秋頃 関連作品『俺と睡魔(漫画)』

『俺と睡魔』ができるまったく前に描いたプロットの一部より、冴えない主人公・倉賀野霞そのものの人。
やはりこれも人間の世界に悪魔がやってきて幻想的にパーッ、スカーッ、ブワーッとした(長嶋監督風表現)進行で
結局キャラが臭い台詞はいて闘う訳でもなし気障な山場がある訳でもなしの観念だけで終わったプロットでした。
霞のプロトタイプは基本的に自分嫌い対人恐怖の自殺志願者であり(10代の頃、悩める自分のカタルシスを求めて作ったキャラ)
悪魔のキャラが『どうせ死ぬなら世界の裏側見てみねーか?(にやり)』と現れる…という所のみ描いてありました。
『不如帰(ほととぎす)』と言う題だけが当時頭にこびりついていて、この世からはみだした人々の中には
魔界から『托卵(たくらん、カッコウの仲間が他の種の巣に卵を産みつけ育てさせる行為)』された者であり…
はい、またここで途切れる。 結局、昇華する事がなく超漠然とした哲学未満の『観念』で終わる『発案』、極多数。

そして悪魔 関連作品 俺と睡魔(?)』


で。 霞(あの絵の時点でキャラ完成してます、誕生おめでたう)のすぐ次のページにでかでかと描いてあった悪魔です。
人間の睡眠欲を司る『睡魔』シュラーフの原形に見えました。 デザインを練っていたらしく左手が省略されてます。
縮小したらわかりづらくなったのですが脚には本格的なパンスト(レース付き)をはいてるような感じになってました(*^^*)
あと眼鏡です眼鏡。 一体何を意図したんでしょうか? 線はノリノリの時のものなのでスランプでもなさそうだ。
それとこれまたその時の自分に聞いてみたいものですが『貧・乳!』 ペッタンでポッチンですよおっぱい星人の自分が。
目の下の線は涙ではありません。 ラインを入れて少しでも悪魔らしくしようとしていた模様です。
ああ、よく見ると脚の方向いじってますね。 ラフの味という事で。 そういうコーナーです。